-その5【船外外出編】-
ま、ちょー簡単ですが、外出編を。
これは、博多上陸時に、埠頭のタワーから撮影した【ボイジャー】。洋上都市、ですねー☆
横を走る260人乗り、160トンのフェリーがアリンコです(笑
さて、マスクラス(大衆クラス)のクルーズでは、接岸後、
『何時に下船で、何時には戻ってよー☆』と言われるだけで、$40~80程度払うオプショナルツアーを選ばない人は基本『放置』です。連絡バスもありません。
日本船では、結構『到着地周遊バス』をチャーターしたりしますが、そんなのはありません。
なので、これは博多港を降りた時の画像ですが、みんなゾロゾロと歩いています(笑
これ横浜みなとみらいの【大桟橋】の様な商業港ではないので、タクシーすら、捕まえ辛い所だったりします☆
TVでのクルーズ特集では、こんな場面は映しませんよねw
歩いている人の身なりも含めて、本当に優雅でブルジョアな世界に見えるでしょうか?(笑
こちらは済州島に接岸した時の光景ですが、日本語も英語も通じず、積極性にも欠ける人は、港からショッピング街の中心まで40分以上掛けて歩くか、130,000ウォン(約¥14,000)のチャータータクシーを雇わねばなりません(チャータータクは、大体日本語が通じます)。
私はチャータータクシーを値切ろうとしてコケにされてしまいましたがw、諦めずに、英語も日本語も通じない一般タクシーと身振り手振りで交渉し、3時間:70,000ウォン(¥7,700)で観光地巡りしました☆
残念ながら景色も何もあったモンじゃない土砂降りでしたが…ほぼ同じ行程のオプショナルツアーは、2人で¥14,000しましたから、なかなか捨てたモンじゃありません、私も(笑
-その6【マナーや気付き・その他もろもろ編】-
ここまで読み進めてきた、奇特な皆さま、流石です(笑
この章で最後になりますが、
ここからはよりリアルな『外国船籍クルーズの疑問と現実』を書いていきます(笑
まず、乗っている客層の割合ですが、ざっくり
●老人夫婦や、老人友達同士…6割
●小さい子供の家族連れ…3割
●私達世代の夫婦など…1割
こんな感じです。
高額なにっぽん丸の場合、
●老人夫婦や、老人友達同士…9割
●小さい子供の家族連れ…ほぼゼロ
●私達世代…1割
でしたから、今回の外国船籍のクルーズが如何にリーズナブルに感じているかが分かる比率です。
■アンダーアーマーの黄色いパーカーを着て、デッキ11の『大衆食堂(笑)』で、航跡を見てるだけで退屈しない私、の図ww
さて、そうやって若者と子供家族比率が増えると、『マナーの良い日本人』とは言え、日本船とは微妙な差が出てきます。
■これは私の初日のファッション。迷彩ジャケットに、青と迷彩のシャツ。ブラウンジーンズ☆
クルーズには【ドレスコード】なるものがあります。
平たく言うと、『船側が指定した夜だけは、正装して下さいよー☆』という事です。
なに、私達が乗るクルーズ程度では、行程で1~2日、『フォーマル』を指定されるだけです。
フォーマル…男性はスーツとネクタイ。女性はスーツかドレスか着物を着れば良いだけです。
結婚式か何かのドレスレベルまで頑張るかどうかは好きにして、ってカンジ(笑
ギラギラに着飾ってくる人や、控え目な人など、様々です。
それ以外の日は室内をうろつくには、Tシャツやショーパンでも構いません。
しかし、ビーサン、ショーパン、Tシャツは善しとしても、上半身裸でプール・ジャグジーブース以外の室内を歩き回る若者…バカ者も居ます(これ、有り得ないマナーです)。
■カジノバーでコロナビールを買う私☆
■ドレスコード『フォーマル』の私☆
イタリア生地のセミオーダースーツにネクタイ。
小さくて見えませんが、シャツとネクタイの上にさりげなく貝とダイヤのネックレスをダブルでモチーフにしています☆
ほかには、
夫婦揃ってギャンブルに夢中になって、横で飽きて泣き叫ぶ子供の面倒を見ない者
(これ、数組居ましたね。お父さんに泣きじゃくる子供を押し付けて高額ビンゴに夢中なお母さん…貴女サイアク女ですよb)
その挙句、ゴミやビンゴのエンピツを床に放り落としてさっさと帰る、ってーのw
他にも『豪華なクルーズに乗ってる』と言わんばかりにツンツンしている人(笑
悪いけど、貴方の収入は私と一緒か、それ以下だと思いますww
『人間的な品格』ってのは、顔と服のセンスと言葉遣いで分かりますから……
また、コンサートホールで下船案内を船会社担当が説明している時に、
『名古屋の早期下船可能の案内なんか貰ってない! 聞いてない! なんで今頃そんな説明を…!』
と200人余りの乗客が聞いている説明会で、空気も読めずクレームを叫ぶお父さん…
それは、この説明してる人じゃなくて、貴方の頼んだ旅行会社がヘマしたか、貴方がちゃんと説明を読み聞きしてないからだよ、きっと。周りの人を巻き込むのは迷惑です☆
『なんで昨日まで開いていたカジノが開いていないのか、その理由を聞きたい!』
と、日本語の通じない船員にテーブルをコツコツ嫌味に叩きながら文句言ってる母親とそれに同調している高校生くらいの子供達……
あのね、和歌山~鹿児島までは、日本沿岸を離れて法律の及ばないところを走ってたからカジノはオープンしましたが、鹿児島~博多は、日本沿岸を走るから、カジノは禁止なのよ、分かる?ww
文句を付ける態度に本当に品がありませんw
日本人デスクというのもある時間帯はオープンしてますが、そこに日本人客の足が途絶える事はありません。
横耳で聞いていると『TVが日本語切り替え出来ると書いているのに出来ない』とか、『トイレが流れ難い』とか、他愛もない事も多いようで、日本人コーディネーターも大変です。
さて、『日本語が通じない、通じない』としきりに言っていますが、食い物もショッピングも指を指して『This one!』とでも言えば良いのですから、特に対して不自由しません。
それと日本語訳された【本日の予定】という紙が朝、室内に入ってきます。
食事の場所と時間、イベントの時刻と場所、重要なお知らせが書かれており、不自由しません。
で、毎日、朝20分、前日に撮影された【案内役からのお知らせトーク】がTVで繰り返し放映されています☆
これは外国人向けの英語版。この女性が結構スキになったww(*^.^*)
その前日の撮影現場に偶然居合わせました☆
あ、おねーさんコッチ向いてくれたー(//▽//)
コッチは日本語版の二人。彼らは常に乗船しているボイジャーのスタッフの一員の様ですね☆
船上の写真を数枚・・・・・・・・
■船上の夕日ほど、美しいものはありません☆
■そして、『空・雲・海・航跡……終わり』…心が清々しくなります
■こっちは朝日
■車も置いてあるショッピングアーケード『ロイヤルプロムナード』
■さて、クルーズ5日目ですが…風速40m近い強風域に飛び込みました。
台風やハリケーンが来ても、運航を中止しないボイジャー・オブ・ザ・シーズ。風による転覆などは心配する必要はありません。その揺れ方を感じれば、大体分かります(船に詳しくない人は分かりませんww)
ですが、大きな船と言えども、風と波が強くなれば、当然揺れます。
後半は船酔いが続出で、酔い止めが飛ぶ様に持っていかれたようです(笑
かくいう連れも、後半は酔ってしまった様で……船酔いは我慢して治るものではありません。
『なんか意味不明だけど、気分がすぐれない…』それは船酔いのサインです☆
例え船酔いではなくとも、酔い止め薬は、眠くなるだけです(笑 ので、早めに飲みましょう☆
クルーズの1日を台無しにしてしまいます。
連れは我慢してたせいで完全に船酔いし、折角もらった酔い止めも吐いてしまったので、薬の効果もありません。後の祭りです。
で、そんな大揺れの時に私は
こんなカンジで映画を見てたって言うねww( ̄▽ ̄)
この隣では、只のプールが、船の揺れに酔って『流水プール』になっており、ビキニのオネーさんが揺れた拍子に、溢れた水と共にプールから放り出されたという…爆笑☆
(放り出されたオネーさんも爆笑していたがww)
-最後に…-
という事で、ボイジャーオブザシーズのレポートはこれにて終了です☆
疑似体験できましたでしょうか?(笑
尚、連れの方はと言うと、『ホントに楽しかったーっ☆』とは言うものの、一度乗ってしまうと『当面クルーズはいいや』という性格なので、この先、最低でも2年以上は乗ることはなさそうです(笑
(そもそも私達は陸路の旅行も結構行くので、そちらの旅行予算も残さないといけませんww)
また、これは夫婦揃って同意見ですが、
『この船(ボイジャー)は、もういいや』
が、本音の感想です☆
この船がダメだ、という訳ではありません。
ロイヤルカリビアンが運航するクルーズだとしても、他のサイズ違いで、例えばシンガポールを巡るクルーズとか、地中海やカリブを巡るクルーズとか、はたまた日本発着クルーズを企画している【プリンセスクルーズ】など、別の船会社か……別の選択肢をチョイスします☆
また、料金が2倍近くする日本船籍の【にっぽん丸】【飛鳥Ⅱ】【ぱしふぃっくびーなす】も、費用vs価値の点で、今後選ぶ事は無さそうですb そちらはご老人でお金持ちにお任せします
日本市場、まだまだ歴史と経験値の浅い『外国船籍によるクルーズ旅行』…これからどうなっていくのでしょうか?
では、ここまで付き合っていただいた皆さま、ありがとうございました☆
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