ぷかり桟橋で2隻の帆船を見る前、時間のあったわたしは、taskaさんの記事に影響され、本当に久しぶりに横浜港の保存船、氷川丸(11621トン、1930年建造)の船内見学をしてきました。
船を好きになったばかりの若いころはこの船内にいるだけで楽しく、本当によく行ったものですが・・
いつでもいけると思うとかえって行かないもので・・・
船体が今の黒色になってからはもしかしたら初めてかもしれません。
エンジンルーム、船首、ブリッジ、ボートデッキ、全てが懐かしく、興味深いものでした。
とくに3枚目の写真のプロムナードデッキ後部の一等喫煙室。これは昔は公開していなかったのか、記憶に無い場所です。
時代を感じさせるソファに座って、吹き抜けのガラス張りの天井を見上げていると、戦前の太平洋航路華やかりし時代の船内生活の様子が想像され、いつまでも座っていたい気分になってしまいました。
もう船齢76年、傷みはかなり激しいですが、いつまでも残してもらいたい、歴史的遺産です。できれば上部構造物など、すべて就航当時のオリジナルに戻して、広告看板類も一切撤去してもらいたいところですが、予算的に現状維持で精一杯かもしれません。
それでも古い客船の良さを久しぶりに満喫させてもらいました。
tasakaさん、ありがとうございました。
9年ほど前に氷川丸を訪れたことがあります。当時は氷川丸という船名さえ覚えていないほど印象が薄かったのですが、2年ほど前にこの船が戦時中は病院船として活躍した船だということを知って以来、是非再訪してみたいスポットになっています。 それにしても船内はなかなか瀟洒ですね。当時は甲板を少し歩いただけで下船したので、時間をかけて見なかったことが惜しまれます。
sunburnさん、船内には病院船当時の写真や配置図も展示してあります。ぜひ今度は時間をかけてゆっくり見てください。じっくり見ると本当にすごい船です。一度、病院船当時の塗装にしてもらいたいとも思うのですが、さすがにそれは無理でしょうかね。
PUNIPさんも行かれましたか。この船は客船ファンのみではなく、もっと沢山の人に観てもらいたいですね。どこかで聞いた話では現存の大型客船では世界最古とも聞きました。アピールが足らないのかは知りませんが、経営も苦しいみたいで、今度、マリンタワーは横浜市、氷川丸は日本郵船の管理になるみたいです。
taskaさんのおかげで見に行くことが出来ました。やっぱりだいぶ痛んでますね。しかも平日のせいか見物客はほんの数人。あらためて保存船の大変さを感じました。
2009年の横浜開港150周年記念で氷川丸を大桟橋に係留したらどうだろうと思います。本当は新港埠頭の4号岸壁が良いのですが海上保安庁の基地がありますので・・・。先日行った時はビアガーデンが盛況で見学の人も随分居らっしゃっていました。撮影地としても良いと思うし、上から三枚目の写真に見える「カフェ・キャビン」、冷房完備の中大桟橋の客船を見ながら軽食も取れる場所です(参考:http://homepage3.nifty.com/free_pad/2006/is715340.jpg)ので、是非ご利用下さい。やっぱり無くなってしまったら淋しいです。
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