先日、つうせいさんが往年のイタリア客船グリエルモ・マルコーニの絵を描いていたもので
わたしもガリレオ・ガリレイ(27907トン、1963年〜1999年)の絵を描いてみました。
ってこの2隻は同型の姉妹船なのでどっちがどっちってこともないのですが…
昔、この2隻は船名からしてイタリアン・ラインの船だと思い込んでいましたが、ロイド・トリエスティノというイタリアの船会社のイタリア〜豪州航路の定期客船でした。
晩年はクルーズ客船としてチャンドリス(いまのセレブリティの前身)やコスタでクルーズ船として活躍したものの、残念ながら最後は火災を起こして沈没してしまったようです。
このころのイタリアの客船って本当に美しいデザインをしています。
そのぶん、描くほうはすごくバランスをとるのに苦労させられます。ま、いっか(笑)
いつもながら、影の付け方がとてもお上手ですね。絶妙な濃淡で立体感がある絵になっています。最近のイタリアの工業デザインでは、あの有名なピニン・ファリーナでさえも主席デザイナーは、日本人になっています。日本人が気づいていないだけで、現在日本のデザインは世界でも注目されるところになってきていますね。PUNIPさんの絵も、元となった船の持つ雰囲気を壊さず、とても良く描けていると思いますよ。
巨大な船より、こんな優美な船の方が個人的には好きかも。。
本当にバランスのよいお船ですね!何気にブリッジ前のデリックマストが力強さも現しているようでこれまた好きです。 私の場合、アンカーやそのレセスの位置がどうしても気になるのですけど、この船のようなバランス位置がイイですね。
PUNIPさん、こんにちは。この船のデザインも今ではオールドファッションとなっていますが、客船らしい美しいデザインですね。私は好きですね。 PUNIPさんの絵は相変わらず綺麗で、バランスがいいです。 神戸のまつ
この時代のイタリア船は好きです。 ミケランジェロ、ラファエロ、オーシャニック、レオナルド・ダ・ビンチ、クリストフォロ・コロンボなど良いですね〜。
黄龍さん、客船のデザインもグローバル化が進んできて、スタイルだけではどこの国の船かわからなくなってしまっています。このころは伝統的な英国船、お洒落なフランス船、堅牢厳格なドイツ船、そしてこのように美しさを追求したイタリア船というようにお国柄が現れていました。このあたりはクルマの世界も同じような気がします。最近はアメ車、イタ車、独車の区別がつきにくくなっていますよね。みんな日本車っぽくて…それだけ日本のデザインが優れているのでしょうが…ちょっとつまんないかな?
音実さん、現代ではこんなデザインのクルーズ客船はたぶん作れないと思います。理由は単純、小さい船を作っても採算が取れないからです。これからの客船はどんどん巨大化することで生き残っていけるんだと思います。最近の10万トン、15万トンといった客船を見ているとなんとなく白亜紀の恐竜を連想してしまいます(恐竜も巨大客船も個人的には好きですが…)
船の絵を描くfismajarさんなら分かっていただけると思いますが、船首の部分って舳先から喫水線までの傾斜角とカーブ、そしてアンカーレセスの形状と位置、この4つが複雑に絡み合って船の美人、不美人を決定付けていると思うんです。そういった意味でもこの船はすごくバランス良く配合されていると思います。
まつさん、ありがとうございます。こうした古きよき時代の船が今どんどんとバングラデシュの浜辺で解体されています。寂しい限りです。
skyblueさん、このころのイタリア船はもうほとんど残っていないですね。Pullmantur のオーシャニックにはまだまだがんばって欲しいところです。
トラックバックありがとうございます。PUNIPさんのガリレオ・ガリレイ、待ってました!何かこの船描きたくなってきました。今度はPUNIPさんがマルコーニで僕がガリレイというのは如何ですか、て同型でしたね。
つうせいさん、同型の姉妹船の場合、どっちにするか迷いますよね。わたしの場合、単に知名度の高さからガリレオを選びました。マルコーニもノーベル賞まで取った無線機の父なのですがガリレオにはかないません。
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