東京港の芝浦周辺をうろうろしていたらこんな船が停泊しているのを見つけました。
東海汽船系の伊豆諸島開発(株)の所属する黒潮丸(440トン、1988年建造)です。
ふだんは伊豆諸島間の貨物輸送に従事しているようですが、環住丸の代船として八丈島〜青ヶ島航路に乗客をのせて就航したりもしているれっきとした貨客船。
しかしどうみても貨物船にしか見えません。
これで85人の乗客定員があるというのですから、船内はいったいどういう造りになっているのでしょうか?
すごく気になってしまいます。
この「貨客船」というカテゴリーの船、昔は日本全国の離島航路に就航していたきわめてポピュラーな船でしたが、いまではカーフェリー(もしくはフェリーと同じ構造を持つRORO貨客船)にその地位を追われて、伊豆諸島航路と、小笠原航路そして沖縄の那覇から発着している南北大東島航路ぐらいしか見られなくなってしまいました。
逆に東京港にいけばこんな小さな船から日本最大級の貨客船おがさわら丸まで大小さまざまな貨客船を見ることが出来ます。
船のスタイルとしてもずんぐりしたカーフェリーより、いかにも船らしくてわたしは好きです。
大きくて豪華な長距離フェリーやクルーズ客船の船旅もいいですが、こんな小さな貨客船で海と一体になって旅をするのもすごく魅力がありますね。
あいにくとカメラを持ち合わせていなかったので携帯電話の画像です。前からみた写真はあまりにひどかったのでイラストに描き直しました。
本当、中を見てみたい&乗ってみたいです。。なんだか血??が騒ぎますね〜(笑)
PUNIPさん、こんにちは。この船が貨客船ですか。どう見ても貨物船ですね。でも、絵はいいですね。写真よりリアルに、そして綺麗に描けていますね。 神戸のまつ
これが貨客船?見えないですね。そういえば欧州では、定期航路で活躍する大型のコンテナ船に一般のお客さんを乗せるサービスがあるようです。寝室もホテル並み、プールからフィットネスまであってなかなか快適なようですよ。
PUNIPさん、始めまして、勝手にお気に入りに登録させていただきました。自分も少しだけ船だ好きだものですから、何か話の交換が出来れば楽しいような気がして。黒潮丸の絵は中々いいですね。船は複雑で絵にするのは大変でしょう?
これに80人ですか...とても信じられないですね。20名程度の大部屋が4つかな?
音実さん、八丈島まで行って運がよければ乗ることが出来るかも知れません(何なんだ?)3時間以上、2280円です。艀での上陸もあり得る本格的な離島航路です。
まつさん、こういう小さい船も描いていて面白いです。大きな客船には無い趣があります。神戸ではこういう船は見られないかも知れませんね。
アントンさん、貨物船でも法律上12名までの乗客を乗せることが可能なので欧州にはそんなクルーズ客船並みの設備を持ったコンテナ船もあるみたいですね。船旅通の極みみたいな船旅です。日本でも昭和30年代までは日本郵船でも貨物船による旅客サービスは行っていたみたいです。
tuedaさん、はじめまして。ご訪問ありがとうございます。お上手な水彩を描かれてますね。船の絵は最初は船首、船尾の角度の付け方に戸惑いますが、慣れてしまうと建物の絵を描くのと変わりありません。ぜひ横浜港などでスケッチをしてみてください。
地図屋さん、おそらく船体後部の丸窓が並んでいるところが客室なのでしょうが、とても狭そうですよね。まさか満員電車みたいにつり革につかまって立ったままなんて…そんなわけないか?
島に渡ったりするには欠かせない便利さがある船のようで、地元住民に密着しながら頑張ってる貨客船ですね。
shouさん、島の住民にとってこういった貨客船は命をつなぐ架け橋のような存在です。しけで何日も欠航することもあり、身動きが取れなくなります。
どう見ても貨物船ですね^^それにしても取り扱うジャンルが増えてきましたね^^
黄龍さん、そういえばこういう小さな貨客船って扱ったことが無かったですね。このブログはもともと「お客を乗せる船ならなんでも」というスタンスなので決して趣旨からはずれてはいないのですが…
Tokyoってしっかり書かれていますね。こちらでは、tokyoと書かれた船を見ることはほとんどありません。運航ラインが全く違うのでしょうね。
JG5UGVさん、船籍港は基本的にその船を所有する船会社の本社の所在地ですから(飛鳥みたいな例外もありますけど)、こういう小さな船や定期航路の船で東京船籍の船が瀬戸内海に来ることはあまり無いのでしょうね。品川ナンバーみたいなものかな?でもこの船がふだん走っている航路はいわゆる「東京」のイメージとはかけ離れた場所です。
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