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氷川丸、再公開計画

先日、日本郵船から横浜港の保存船氷川丸の今後の保存公開計画が発表になりました。やった〜パチパチ

うれしかったのは大人200円、こども100円という以前の3分の1の低料金。

採算は度外視して、すこしでもたくさんの人たちに訪れて欲しいと言う郵船側の願いなのだと理解しています。

それとも半ば自棄? あっ!うそうそ、うそですよ〜(汗)

それはさておき、この記事の中で非常に気になった部分が一箇所ありまして・・・

ちょっとここにその部分を引用します。

公開場所。 機関室、船橋、一等社交室、客室、図書室、ダイニング、ナーサリー、ブルーライトホールなど、従前と同じ">公開場所。 機関室、船橋、一等社交室、客室、図書室、ダイニング、ナーサリー、ブルーライトホールなど、従前と同じ

このなかにある、ブルーライトホールという部屋、これは従前の氷川丸がイベントに使っていたこの船最大の公室ですが、実は氷川丸の現役時代は戦前戦後を通じて存在しませんでした。

場所はというとBデッキつまりプロムナードデッキの一階下の中央より後部より、二つずつ合計4枚の角窓が並んでいる場所。

ここは現役時代は船尾のボートが左右一艘づつ架けられている船尾楼という船室の手前まで、船室はほとんどなく、ひろい開放甲板になっていました。

何に使っていたかと言うと、貨客船ですので、貨物を荷役するためのスペース。デッキの真ん中に船倉につながる大きな開閉式のハッチがありました。

保存船にするにあたってどうやらこのあたりを全部屋根とガラス窓で覆ってしまっていろいろなイベントに使えるスペースを造り出したのだと思います。

さらにこの屋根の部分はプロムナードデッキに繋がる、広いオープンデッキとなり夏はビヤガーデンなどに使われていました。

つまりこのあたりの造作は本来の氷川丸とはかなり違った状態になってしまっているわけです。

今回の日本郵船によるリニューアルオープンに当たって一番わたしが気になっていたのは、このあたりをどこまでオリジナルの氷川丸に戻してくれるかと言うことだったのですが、

「ブルーライトホール」が存続するという文章に、このBデッキ後部を日本郵船はオリジナルに戻さないのだと読み取ってしまったという次第でございます。

10億円という限られた予算、造船所に運び入れるのが困難だという現実、そのあたりを考えると仕方ないのかなという気もしますが、本当の氷川丸の姿を見たかったわたしとしては、もしこの予想が当たっているとすればすこし残念です。

上の絵は以前にアップした現在の氷川丸。下の絵はそれを修正した、わたしが甦って欲しかった本来の氷川丸の姿です。撤去されてしまっている最後尾の一対のデリックポスト(荷役用の短いマスト)も描いてあります。

違いが分かりますか?どうでもいいと言えばどうでもいいところなんですけどね。

船籍港の横浜もそのままなのかな?ほんとは違うんだけどな。

siliconvalley_bay_7565

繋留後に1度大きく改造されているようですね。古い写真があります。こちら→横浜鉄道写真館|1975年頃の氷川丸 ( http://blogs.yahoo.co.jp/yawarakanakikai/3986461.html )

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氷川丸の2006-11-05の写真がありますので、TBさせてくださいね。

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もう一枚古い写真があります。こちら→日本古写真倶楽部|山下公園に係留された氷川丸 ( http://blogs.yahoo.co.jp/dokidoki_puck/31166599.html )

こたけ

やはり限られた予算と、低い価格設定ではタダ公開するだけではすぐ赤字になってしまう!入場以外でも維持費を捻出したい!ということでのイベントホールだと思います。内部構造に疎い私ですので、壊されないで残る。しかも内部も公開される!というだけでOKなのですが、詳しくて愛着も強いPUNIPさんには残念でしょうね。

駒ヶ林

昨日、氷川丸を見に行ってきましたよ!入場料はもっと高くても見に出かけると思います。限られた予算であっても長期保存できるよう改修して欲しいものです。

m_sattt

以前のブログで参考になればと思い・・。2月7日の東京都観光汽船の紹介で「スーパーシティー」が載っていたかと思いますが、この船、以前は2階デッキ部分にも客席があり、その上にちゃんと天井が付いていました。この天井が油圧で上下するような構造で、大潮の時や橋桁をクリアーできないときには2階部分を閉鎖、屋根を下げて運行できるユニークな水上バスでしたよ。3〜4年前の冬のシーズンにドック入りしてすっかり模様替え、私も驚きました。

ONnojiさん、いろいろ氷川丸の写真のご紹介ありがとうございます。なるほど保存船として開業当時からブルーライトホールはあったようですが、その後ろの船尾楼まで繋がる増設部分は無かったみたいですね。デリックブームが存在するようにも見えます。

こたけさんのおっしゃることはその通りだと思います。やはりいろんなかたちで採算を取らなくてはいけないのでしょうね。解体されずに残ってくれただけでも幸せなのでしょう。

おっ!駒さん、ご上京ですか?入場料はかなり郵船内でも議論があったのでしょうね。あとはどのくらい痛んだ船体が修復できるのか気になるところです。日本郵船で工事の進捗状況をブログのようなかたちでも報告してくれるとうれしいのですが・・・

m satttさん、スーパーシティはそんな構造だったのですか?全然知りませんでした。ありがとうございます。

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ともあれ、保存公開の方向性がはっきり決まったのは朗報だと思います。200円というのは格安だと思います。来年春になったらまた行きたいものです。

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よかったですね♪ 学生時代をすごした横浜ですので、グッドニュース です! 東京方面の出張のあいまに時間を作らなくっちゃ♪

sunburnさん、来春のオープンが楽しみですね。ぜひ見に行ってください。わたしは何度も行っちゃいます♪

あすみさんにとっても懐かしい船なのでしょうね。長崎からは遠いですがぜひ訪ねてみてください。

音実

残念な部分もあるにせよ・・ともかく格安の再び、蘇るのは嬉しい限りです。落ち着いたら、是非、横浜へ彼女に会いに行きたいな・・(*^_^*)

音実さん、入場料が安い!それが最高ですよね。儲けを度外視してでもたくさんの人たちに見たもらいたいと言う気持ちの現れでしょうか?

sanako

お久しぶりです。興味深い記事をありがとうございます。展示物もこれまでと同じように全て展示されたままなのでしょうか?私としては一番興味のあるところでして・・・。

sanakoさん、以前の展示物がそのまま展示されることは無いと思いますが、何らかのかたちでいつか公開されるような気がします。わたしもまたあの素晴らしいコレクションの数々を見てみたいです。

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