今や、日露定期貨客船と言うよりも中古日本車運搬船と化してしまった感のあるロシアのカーフェリー型客船ルーシ(12798トン、1987年建造)
もともとはソ連のナホトカ〜横浜航路の客船コンスタンチン・チェルネンコとして建造されたのですが、ソ連崩壊により現船名に変更、その後、ウラジオストック航路で横浜港大桟橋にも顔を出してたり、あのピースボートがチャーターしていた事もあったのですが…
現在は富山県の伏木港から日本海を越えてウラジオストックまでせっせと中古と言うより大古(?)の日本車と、それを買いに来たロシア人を運んでいます。
もちろんお金さえ払えば日本人旅行客も乗れますが、今はほとんど乗っていないそうです。
2年前にわたしが清水港でこの船を見たときは真っ白だったのですが、最近、船体の色を濃紺に塗り変えてイメージチェンジ(?)したらしい。
そんなわけで(どんなわけだ?)今回はその伏木港に停泊中のルーシを描いてみました。
画面左側のローカル色1000%の駅舎というか、待合所というか、雨風しのぎ施設は、高岡市と射水市を結ぶ路面電車(ニュートラム)、万葉線の中伏木駅。
ここからはこうやって小矢部川の対岸に接岸するロシア行きの客船の姿を見ることが出来るそうです。
ただし現在のところ、対岸まで渡る橋がまだ出来ていないため、「如意の渡し」という小さな渡し船に乗って行くことになるとのこと。
いかにも日本的な風景の向こうにロシア客船。ぜひとも行って見てみたい風景です。
このイラストは船旅の本「フェリーでGO!オモシロ船旅〜日・中・韓・露・台〜」や雑誌クルーズの記事でもお馴染みの船旅ライター、カナマル トモヨシ氏の撮られた素敵な写真を元に、ご本人の了解を得てアレンジして仕上げてみました。
ルーシは実際にはもっと画面右の隅、半分ぐらいのサイズで見えるようです。
それにしても路面電車に乗ってこんな鄙びた駅に降り立って、渡し船を使ってロシア船に乗り込み、ロシア人ブローカーに混じってウラジオストックまで、そしてその先は遥かシベリアの大地を渡って列車でヨーロッパへ・・・なんて、夢とロマンと危険に満ち溢れた魅力的な旅を想像しちゃいますね。
wao///
これは、魅惑的な。。。
。。ゆ〜わく、しないでくださいな〜〜(笑)
この船は、中古車を溢れんばかりに積んで出港していくシーンが印象に残っていますが、絵の方は打って変わって風情がありますね。鄙びた駅との対比は不思議さが漂います。
夢とロマンと危険、物語が感じられる詩情溢れる絵画にはポチ論です!
昨年飛鳥はデビュークルーズでアルプスが豪快に広がる富山伏木港に寄港しました。ルーシの事を知っていたなら会えたかもと...残念な...
PUNIPさま
こんにちわ。
海辺に鄙びたローカル駅、しかも客船が見える素敵なロケーションですね!
対岸へ渡るのに渡し船でというのもまた泣かせてくれるではないですか!
万葉線はLRT(低床型路面電車)になってしまいましたが、このシーンには昔の旧型車が絶対よく似合いますよね。
では、失礼します。
音実さん、日本海をご旅行の折りはぜひお立ち寄りください。
sunburnさんもこの船をご存知でしたか!
やっぱりどうもそういったイメージが付きまといますよね(笑)
でもこんな風に描くとちょっとルーシのイメージも違って見えるかも
らつ子さん、富山伏木港はアルプス立山連峰が美しく見える港だそうですね。
飛鳥をはじめ日本のクルーズ客船もたびたび立ち寄っているようです。
先代の海王丸にも会えるし、船ファンならぜひ一度行ってみたい港です。
ポチありがとうございます。
鉄軌星斗さん、鉄道には全く疎いわたしは、この絵の元となった写真をはじめて見たとき、まさかそんなモダンな路面電車が走っている駅だとは思ってもいませんでした。
たしかにイメージ的には昔の車両のほうが似合いそうですね。
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