調布飛行場＆プロペラ・カフェ

わたしの地元、多摩の風景をスケッチするという、船とはまるで関係の無い書庫の多摩点描。

今回は前回からの流れで、国立天文台三鷹キャンパスから十分ほど歩いたところにある調布飛行場です。

荒井由実の歌で「調布基地を追い越し〜♪」と唄われたこの飛行場は戦前に旧日本軍が作った由緒正しき施設。

滑走路北端の公園には戦時中に戦闘機を避難させておく為に作ったといわれる掩体壕と言うものが残っていますし、十年ぐらい前までは管制塔の近くにボロボロの骨組みだけになってしまった昔の格納庫の遺構も残っていました。

これはそんな遺構のひとつである飛行場正門の門柱です。

管制塔。そういえば昨年の春、アメリカ客船のクリスタル・ハーモニーが日本客船の飛鳥に生まれ変わった直後の姿を見るために、この飛行場から浦賀水道に向けて知り合いの操縦するセスナで飛び立った事を思い出しました。
なんだかもうずいぶん昔のことのような気がしてしまいます。

今回の調布飛行場の一番の目的地、わたしの大のお気に入りのカフェレストラン、プロペラ・カフェの正面入り口。
場内でもかなり奥まったビルの一階にあるので注意して探さないとよく分かりません。

逆光でよく分かりにくいですが、店内からは滑走路を間近に見ることが出来ます。
以前は滑走路側からもこの店に出入りすることがが出来たそうです。
画面左側にはプロが使うのと同じフライトシュミレーターがあります。
ここのお客さんなら有料で、だれでも体験できるのですが、なんか照れくさくて一度もわたしは体験したことがありません。

滑走路側から見た店内。
画面左が飛行クラブの格納庫、小型機が何機も駐機しているのがガラス越しによく見えます。
ここで食べるＢＬＴサンドはボリュームたっぷり、お味も最高！

店内から見た滑走路はこんな感じ、セスナがフライトの準備をしています。
左に見える建物はＪリーグのＦＣ東京と東京ヴェルディ１９６９の本拠地でもある味の素スタジアムです。
こんな低い建物が出来ただけでも乱気流が発生し以前より飛び立ちにくくなったとパイロットの方が嘆いていました。

着陸してきた双発プロペラの小型旅客機（？）
ヒコーキにはまるで疎いので一体なんて言う機種なのかまるで分かりません。（だれか教えて！）
でも美味しいコーヒーを飲みながらこうして離着陸する飛行機をのんびり眺めているのもいいものです。

お土産コーナーには航空ファンなら最高に楽しそうなグッズがいっぱい。
わたしもいくつか買ってしまいました。
奥のガラス窓の向こうが格納庫です。

最後にこの店の中からスケッチしたマリブクラブの格納庫に駐機してある飛行機のイラスト（ＰＵＮＩＰ初！）をどうぞ

高級双発ターボプロップ機のパイパー・シャイアン４００ＬＳです。
やっぱり慣れないせいか航空機は船に較べると描くのにだいぶ苦労します。
特に機体と両翼のバランスがとれず、右翼の先端が画面からはみ出してしまいました。エーンです。