4月25日、この日は日本郵船のシアトル航路貨客船「氷川丸」の78歳の誕生日。
いよいよ「日本郵船氷川丸」 としてリニューアル・オープンしました。
午前中はいろいろセレモニーやら、振る舞いドライカレーなどがあったようですが、わたしが行ったときにはドライカレーも終わってました(泣)
ドライカレー、食べたかったぞ〜!!!って早く行かないヤツが悪いんだけど・・・
「氷川丸」はこの日のためにピカピカになり、上の写真では判りにくいですが、後部マストには本船のコールサインを表すJGXCの船舶信号旗が掲げられていました。
さていよいよ乗船開始です。お昼過ぎに行ったせいか、思ったほど混んでいませんでした。ワクワク♪
船内の案内表示板です。先日このブログで紹介したものとは違っていました。画像をクリックすると拡大しますのでじっくりご覧ください。
以前のケバケバしいギャングウェイ(タラップ)がNYKのロゴの入った落ち着いたものに変更され、いかにもこれから航海に旅立って行けそうな、憎い演出をしています。
エントランスホール、Bデッキの後部にあたり、以前は「ブルーライトホール」というイベント用のホールがあったところです。現役時代は露天甲板になっていました。
ここで27分間の「氷川丸」の歴史を紹介したビデオが大きなスクリーンで上映されています。
最後のほうで「飛鳥」と「ぱしふぃっくびいなす」の同時出港シーンの空撮(!)が見られるのが圧巻です。
現役当時の「一等児童室」。 以前は結婚式用の控え室になっていました。
完成当時にあった天井の子供の絵も今回は綺麗に復活されています。
現役当時の「一等食堂」。 以前は結婚式場でした。
カーペットも新調されてフッカフカ♪ テーブルなど調度類も今回新たに現役当時に復刻されたものを使用しています。
テーブルの上には当時の一等船客用のディナーが用意されていますが、もちろん食べられません。
大階段。
アールデコ調の手すりが美しい曲線を描いています。
「一等読書室」
ここは以前はなんだったのだろうか、記憶にありません。おそらく非公開だったのではないでしょうか?
「一等社交室」いわゆるメインラウンジです。以前は限定付きで公開されていました。
ここもかなり手を加えて新造当時の姿に復活させているようです。
「一等喫煙室」 ここは以前からこのままで公開されていました。
もちろん今は「禁煙室」です。っていうか「氷川丸」全部が禁煙です。
「一等特別室」現代で言う「ロイヤルスイート」ですね。もちろん今の基準ではだいぶ狭いです。
ここも以前から公開されていましたが、今回の改装でかなり手を加えて、現役当時を再現しているようです
プロムナードデッキは床も手すりも真新しい木材に張り替えられていました。
今回は左舷のみで、以前は公開されていた右舷のプロムナードは残念ながら非公開になってしまいました。
プロムナードデッキの後部にある広い露天スペース。ちょうどエントランスホールの真上にあたります。
以前はテーブルやパイプ椅子がずらりと並べられ、夏はビヤガーデンになっていました。
当然のことながら現役当時は存在しなかったデッキで、そのためなのか今回は立ち入り禁止になっています。
したがって以前は行くことが出来た船尾楼甲板も行くことが出来ません。
以前は船首楼甲板まで橋が渡されていて行くことが出来たのですが、今回はここも立ち入り禁止です(泣)
タイタニックごっこはもう出来なくなってしまいまひた〜・・・ってべつにいい年こいて、わたしはやらないからいいけど・・・たぶん・・・
ボートデッキ。各ボートは綺麗にレストアされていました。
以前はここにあったレストラン、喫茶室の類は全て閉鎖されています。
もちろん現役当時は存在しなかったものですので、べつにかまわないのですが、デッキまで立ち入り禁止になっているのはいささか残念です。
ボートデッキから見たブリッジ周辺。壁面も天井も綺麗になっていました。
ブリッジ。 左が船首方面、右手奥に氷川神社の神棚があります。
エンジンルーム。ここは以前とあまり変わりはありません。
デンマーク製B&Wディーゼルエンジンがつぶさに見られ、エンジンテレグラフを自由に動かせるのが楽しいです♪
3等船室。以前はたしか公開されていなかったと思います。
8人部屋でトイレもシャワーも無くて狭いですが、いかにも船のキャビンらしくてわたしは好きです。
以上で本日、リニューアルオープンになった「氷川丸」のご案内は終了です。
どこもかしこもすごく綺麗にレストアされて見ごたえがありますし、ヘタな飲食店や売店、自動販売機の類を全て撤去して、文化財として見せることに徹している姿勢は好感が持てます。
ただし、今回気になったのが、以前は自由に行くことが出来た船内のいろいろな箇所がかなりの部分で立ち入り禁止&非公開にされてしまって勝手にうろつくことが出来なくなってしまっていること。
ま、入場料も安いですし、防犯上の問題もあるでしょうし、仕方ないと言えば仕方ないのですが・・・
それでも今回、たっぷり2時間は楽しませていただきました。
日本郵船さん、よくぞ再公開してくださいました!
ありがとぉ〜!!!!!
みなさんもぜひどうぞ!
ゆうさん、どこかですれ違っていたかも知れませんね。
後部デッキのあの鉄板むき出しはいただけませんね。
今後どういう風に活用するのか郵船に聞いてみたいところです。
とんとんしゃん、ありがとうございます。
この船の思い入れはひとしおです。
なんと言ってもたった一隻の戦火を潜り抜けてきた外航客船の生き残りなのですから・・・
ONnojiさん、トラックバックありがとうございます。
この部屋の案内板には「マルク・シモン設計の部屋で、天井下に描かれた子どもの絵は竣工当時のものです。」(原文のまま)と言う記載がありました。どちらが正しいのでしょうか?
松本あずささん、わたしも「ギャレー」が気になっていたのですが、案内図にはちゃんと表示してあるのに、その部分は白い幕のようなものが張られていて見ることが出来ませんでした。
なにか不具合でもあったのかな?
黄龍さん、どこも綺麗で大興奮でした。
ただ、非公開部分を覗いてみると「あらら」という場所があったのも事実です。
ま、それはそれで楽しいのですが・・・
クジラさんは「ザ・トパーズ」のあとに行くのですね。
そういえば年代が近いせいかトパーズの船内と似通ったところがずいぶんありました。
音実さん、今度わたしが氷川丸に行ったら階段の滑り降りに挑戦してみることにします・・・ってウソです。
たかまるさん、本当に日本郵船の心意気を感じますね。
今回の改装工事で100歳まで、つまりあと22年は頑張るそうです。
真瑠実さん、今度はご自分の眼でぜひ確認してみてください。
写真やわたしの文章では表現できない素敵な場所がたくさんあります。
こたけさん、たしかに公室の証明は明るくなっていましたね。
どうせなら3等食堂も再現して欲しかった気がします。
もちろん、これからですが行きますよ。
郵船の友の会にも入会しましたし^^;
それにしても、詳しいご案内で写真を撮るところがありませんね。
まっ、クルーズの疑似体験をしてきま〜す。
ポチ☆。。。
mokoさんならではの写真の構図がきっとたくさんありますよ。
氷川丸の記事を楽しみにしています
新生氷川丸の内部を拝見しました。以前は説明のみであった児童室の復元など随分興味深いです。夏には行きたいです。
sunburnさん、公開部分は少なくなりましたが、いままで未公開だった場所がとても綺麗に復元されていました。
ぜひおいでください。200円は安いです!
はじめまして。6日に行ってきましたら満員で入場制限をしておりゆっくりは見られませんでした。
立ち入り禁止が多くなって、船尾楼の浴場も覗けなくなってしまいましたが、よけいな物が無くなって良い展示にまりましたね。
気になったのはAデッキに有った男子トイレのアサガオが改修されてしまった事です。
当時の物で今の物と比べると2回りは大きなものだったのですが。
船長さんに聞いたら、見学コース以外の所はまだ当時の物が残して有るそうで安心しましたけど。
船首のデッキクレーンも復活しないですかね。
hanaha1957さん、はじめまして!コメントありがとうございます。
連休中はものすごく混んでいたみたいですね。
細かく見ていくといろいろ往年を知っていると不満点はたくさんありますが、再公開してくれただけでもここは良しとしておきましょう。
船長さんにお話を聞けたなんてうらやましいです。
今度行ったらわたしも聞かなくっちゃ!
近所なので歩いて行きました。ドライカレー食べました。
スープ、サラダ、ペットボトルの水まで付いていました。
どうやら関係者の昼食も兼ねているようでした。味、量とも満足できるものでした。
トムさん、はじめまして!
ドライカレーはかなり立派なものだったようですね。
今後も有料&お昼時限定でいいので氷川丸の中で食べられるようにしてもらいたいものです。
今まであんまり興味が無かったのですが、見に行って好きになりました。私のには無い画像があるのでトラックバックさせていただきました。ほんとに綺麗で素敵な船です。
今回はあっちもこっちもだたので、またゆっくりと見に行きたいです。
やすこさん、トラックバックありがとうございます。
昨今のクルーズ客船にはないノスタルジアをこの船には感じることが出来ますよね。
何度でも乗船してみたいです。
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