いまや、世界最大のクルーズ企業であるカーニバルの傘下に入って、8万6千トンの「ユーロダム」を筆頭とする数多くのの巨大クルーズ客船を有するオランダのホランド・アメリカ・ライン。
先日も大型連休の東京港に6万トンの「フォーレンダム」がやってきたのは記憶に新しいところ
現在、一番小さな客船はかつて「ロイヤル・ヴァイキング・サン」と言う名前で日本にも来航したことのある超高級クルーズ客船「プリンセンダム」ですが、それでも4万トン近い総トン数の持ち主です。
でもその名前のルーツを辿っていくとこんな小さな客船に出会うことが出来るんですね。
1970年代、北大西洋定期航路がジリ貧となりクルーズに活路を見出した同社が、それまでのライトグレイの船体色から現在と同じ濃紺にカラーチェンジし、会社名も「ホランドアメリカクルーズ」と変えたころ、初めて建造したクルーズ専用船がこの初代「プリンセンダム」(8566トン、1973年建造)
その小さな船体を活かしてインドネシア海域の小さい港を回るクルーズやアラスカ周辺のクルーズに就航、その行き来のときにちょくちょく日本の港にも顔を出していました。
このわたしも横浜港で見た覚えがありますが、小粋でスマートな客船でいまでも強く印象に残っています。
残念ながら1980年、アラスカ沖で火災沈没。たった7年の短いキャリアを終えていますが、そのデザインコンセプトはその後に同社で建造された「ニュー・アムステルダム」(3代目)や「ノールダム」(3代目)に生かされました。
ボクはプリンセンダム神戸港に来たとき2度ほど見に行きました。
マルコポーロ(D.F.E.L)とポートターミナルを挟むように並んでいました。しばらくして沈没の報を新聞で知りびっくりしました。
斬新なデザイン結構好きでした。懐かしいです。ポチ
プリンセンダムにはそういう歴史があるのですね。
今も北極圏や、アマゾン川、南極などHALのなかでも割とアドベンチャー的なクルーズの多い船だと感じてはいました。
SAKIさん、これからと言うときに沈没してしまったのにはびっくりしましたね。
わたしもこのデザイン好きでした。
そのわりに絵に描くのは今回が初めてです。
やすこさん、現在の「プリンセンダム」も探検クルーズ系が多いのですか?
それは知りませんでした。ありがとうございます。
こんにちは、はじめまして、私は新婚旅行でノールダムという船に乗りました。でも、今のではなく、3万トンぐらいだったと思います。この船は今どうなっているか知っていますか?そんなことを検索していたら、このブログにあたりましたので、突然ですいません。
cad896657さん、コメントありがとうございます。返事が遅くなって申し訳ありません。
お乗りになった「ノールダム」はおそらく1984年建造の3代目だと思います。現在はマルタ船籍のイギリス客船「トムソン・セレブレーション」として主に地中海で活躍中です。
http://www.thomson.co.uk/cruise/ships/thomson-celebration-ship-details.html
ホランドアメリカのころのほうがカッコ良かったです。
お調べいただいてありがとうございます。また、乗船する機会があるかどうか?でも、廃船というわけではないおですね。
cad896657さん、日本人むけの販売はしていないようなので乗船はなかなか難しそうです。
でも1984年製だとクルーズ客船の世界ではそんなにすごく古いわけではないので、まだまだ活躍し続けることと思います。
こういう船は転売、移籍が激しいのが常なので、そのうち日本にも来るかも知れませんよ。
船会社のHP見てみました。ノールダムの頃とはまったくイメージがちがいますね。
cad896657さん、塗装の塗り分けだけで船はイメージがずいぶんと変わってしまうものなのですね。
「にっぽん丸」がいい例です。
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