「クイーン・メリー２」横浜再来港まで、あと１ヶ月！

昨年の３月、大荒れの天候の中、横浜港に来航し、いろいろな意味での話題を撒き散らして帰っていった、英国客船「クイーン・メリー２」（１４８５２８トン、２００３年建造）が今日からちょうど１ヵ月後の２月１９日（金）に再びやってきます。

昨年は日本にやってくる客船としては最大と言うことで話題沸騰、大きすぎてベイブリッジをくぐれないために停泊場所に指定された大黒ふ頭のコンテナターミナルには悪天候にも関わらずたくさんの見物客（もちろんわたしもそのひとりです）が押し寄せ、市が用意した最寄り駅からのシャトルバスは数時間待ち、彼女が去ったあとの埠頭には強風で壊れた傘が多数散乱するという飛んだ狂騒劇を演じてしまいました。

そんなわけで以前から伝えられていた通り、今回の来日では大黒ふ頭の一般開放は一切無し、もちろんシャトルバスもありません。

また市民公募の船内見学会も行われず、唯一横浜市が募集したのが、市民対象の大黒ふ頭コンテナターミナル見学会という名目の２００名限定の「クイーン・メリー２、あくまで外から近くで見るだけよツアー」だけとなってしまいました。

つまり、抽選で選ばれたごく一部の方たち以外は陸上から彼女の壮麗なる姿を間近で見ることは今回、出来ないわけですね。

港湾局側としては「せっかく気を利かせてコンテナ埠頭を一般開放して、無料バスまで出してあげたのにさんざん文句ばっかり言われてたまったものではない。もう二度と開放しない」と言う気持ちなのでしょうが、見る側のこちらとしては「それじゃあ何のために彼女を誘致したの？」っていう気分にもなってしまいます。

ま、そんな文句はさておいて、そうなると別の方法で女王様のお姿を拝見するしかないわけですが、わたしにもいろいろな方からお問い合わせを頂きましたので、ここでこれまでにこちらで把握している海上からの見学ツアーをご紹介します。

京浜フェリーボート
毎度、おなじみ「ゆめはま」を筆頭としたたくさんの小型客船を有する横浜港の遊覧船＆定期船会社。

出港見送りクルーズは三隻が用意されているようです。

昨年末導入した元東京港の水上バス「ローズ」もその乗船定員を活かして大活躍するのではないでしょうか？

ポートサービス
「マリーンルージュ」と「ペガサス」「赤いくつ」の三隻が就航。

なかでも「ペガサス」の第一便が入港、「マリーンルージュ」と「赤いくつ」の最終便が出港を見ることが出来る（可能性があり）そうです。

ＺＥＡＬ（ジール）
小型船「あさかぜ」が就航。

最終便が１７時から２時間半のお見送りロングクルーズです。

トライアングル
横須賀港の軍港めぐりと猿島航路の会社

前回は浦賀水道から横須賀沖のお出迎えクルーズだけでしたが、今回はお見送りクルーズもやるようです。

本格航海中の女王様と並走出来るのが強み。

ただし、出港は予定変更が無い限り間違いなく真っ暗なのが難点ですね。

屋形船・正義丸
たまには屋形船で客船見物と言うのも粋かも･･･

ただしキスの天麩羅は出てこないと思います･･･たぶん

リザーブド・クルーズ
まだＨＰ上での正式発表はありませんが昨年同様に実施する方向で検討中だそうです。

今のところ判明している横浜港周辺の「クイーン・メリー２」見物クルーズは以上です。

同港のレストラン船ロイヤルウイングは現在のところ、特別クルーズを実施する予定は無いとのこと。

ただし、女王様の出港時間に当たる第３便ディナークルーズ（１７：１０〜１９：００）に乗船すると、もしかしたら遭遇できるかも知れません。

ちなみに当日の入港時間は午前８時、当日の日の出時刻は午前６時２４分。出港時刻は午後６時、日の入りは午後５時２７分。

天候次第では出港は薄暗がりかもしれませんね。

もし、どうしても陸上でゆっくりじっくりと見物したいのであれば、前々日である１７日（水）の長崎港（入港７時３０分、出港１８時）に行かれた方が間違いないと思います。

ベイブリッジと違って高さのある女神大橋はくぐれるので、市街地に近い松ヶ枝ふ頭に着岸予定となっております。

わたしももちろん･･･そんなところに行く、暇もお金もありません（泣）

＜追記＞
うっかり書き忘れてしまいましたが、もちろん、入出港を本牧ふ頭の横浜港シンボルタワーや大黒ふ頭の大黒海釣り公園で見ると言う手もあります。
ただし、駐車場やバスは想像以上の大混雑になることと、沖合いを暗くなって通過するために撮影コンディションはあまりよくないことをご承知置きください。