船内見学をした「にっぽん丸」、春の大型一般公開でいろいろな方が乗船されてブログアップをされてますし、公式HPにも船内の様子はたくさん載っておりますので、主要部分の記事は今後、徐々にイラストでアップしていくことにして今回はわたしが発見して気になった船内の美術品や展示品など珠玉の小物たちを紹介します。
まずは県庁の屋上からスケッチした大さん橋停泊中の「にっぽん丸」
こうしてイラストにしてみると小樽港の船見坂から見た構図によく似ていますね。
グランドスイートのベッドにしつらえてあった商船三井客船名物「花毛布」
いまやこの「にっぽん丸」とNCCの「ふじ丸」のデラックスルーム以上、それに神新汽船の伊豆諸島航路貨客船「あぜりあ丸」の上級船室ぐらいでしか、たぶん見ることの出来ない絶滅危惧種です。
わたしはこの部屋を万が一使うことがあったとしてももったいなくてこの毛布だけは絶対使えないでしょうね(汗)
嬉しい木製のデッキチェア
左の真鍮プレートには“Queen Mary” 右の真鍮プレートには“1st Class Only”と書いてありました。
一瞬「え?本物?」と思いましたが市販品だそうです(汗)
でも・・・ほ、欲しい
ブティック近くの壁に飾ってあった柳原 良平さんの星座をかたどった素敵なイラスト
以前にせんたあ画廊の良平さんの個展で見たことがあります。
最初のころの「にっぽん丸」完成予想図を見て描いたので、ホライズン・ラウンジの形状が「飛鳥Ⅱ」のビスタ・ラウンジになっているのはご愛嬌
スイートルームの入り口近くのコーナーに何の説明も無く、ひっそりと、でもいわくありげに飾られていた古い船の号鐘
よく見ると 1962 ROSA DA FONSECA の文字が彫られています。
先代の「にっぽん丸」がブラジル客船「ロサ・ダ・フォンセカ」としてユーゴスラビアで建造されたときから据え付けられていたものです。
1990年、引退してこの「にっぽん丸」にバトンタッチしたときに譲り受けられたのでしょうか?
これも欲しいです・・・はい
ガラスが反射して見にくいですが、カードルームにその先代、つまり2代目の「にっぽん丸」の模型が展示してあります。
1万トンにも満たない小さな船ですが、なかなかキュートなデザインをしています。
でも当時のライバル「コーラル・プリンセス」同様にもともと南米の沿岸&河川用に作った船なだけに喫水が浅くてよく揺れたことでしょうね。
あの「ロサ・ダ・フォンセカ」の号鐘、この隣に持ってくればいいのに・・・
でもってこちらが、同じくカードルームに展示してある初代(先代と書いてありますが正しくは先々代です)の「にっぽん丸」の模型
わたしもかつてこの船に神戸〜東京間のワンナイトですが乗船したことがある、とても懐かしい船です。
南米航路の移民用貨客船「あるぜんちな丸」(2代目)をクルーズ客船に改造したもので、ただただ貨物倉に客室を追加しただけの急ごしらえの客船で、カーゴハッチやデリックなんかもそのまま残っていて実に面白かったです。
現代の至れり尽くせりのクルーズ客船とはまるで別の世界でした。
これがその初代「にっぽん丸」の建造されたときの姿、大阪商船株式会社の「あるぜんちな丸」の素晴らしい油彩画
今は亡き船舶画家、大久保一郎氏の手によるもので、カードルームの入り口に架かっています(ライブラリーにもっていって欲しい)。
横浜港入港風景なのでしょうか? ラベンダーグレイの美しいデザインはいつまでも眺めていたくなります。
ポップで可愛らしく、素敵なデザインの救命艇案内板
この改装なった「にっぽん丸」を初めて晴海埠頭で見たときからわたしは大のお気に入りでした。
世界中のどの船よりお洒落な案内板だと思います。
聞くとこの板の材質は本物のチーク材、しかも改装前に今のプレミアム・ダイニング「春日」があるところに存在していたスポーツデッキに敷き詰められていたチーク材を流用して製作したとか・・・
これも欲しい・・・すご〜く欲しい
最下階、テンダーボートの乗り場に行く階段の壁に架けられているやっぱりお洒落な案内看板
キールがあるのでたぶんヨットの船体をイメージしていると思うのですが、よく見ると上から赤、紺、白の塗り分けが「にっぽん丸」そのもの
うわ〜やばい、これも欲しい・・・今回、この船の船内見学をして、ものすごく乗船したくなりましたが、犯罪者にはまだなりたくないのでやめておきます(笑)
ほんとはまだまだあるけど次回・・・
PUNIPさん、こんにちは!
にほん丸の船内写真、楽しいですね!船おじさんも船の小物収集マニアとしては、犯罪者になってしまいそうです。ROSA DA FONSECAの号鐘、欲しいですね!!犯罪者を作らない為にも、もう少し磨いてかっこのいいケースに収めて欲しいですね。このままだと、近々、にほん丸に乗船して、下船する時、頭にかぶって降りてしまいそうです。
船おじさん、帽子としてかぶるのにちょうどいい大きさですよ。
さらに花毛布を肩から掛けて下船すれば完璧な犯罪者として認定されます。
ついでにデッキチェアと模型もね(笑)
さすがにスイートエリアには入れませんでしたが、10月に乗船した時にその他のものは全部写真に盗って…イエイエ撮ってきましたよ!(*^O^*)
私も座ってくつろいだあの木製デッキチェア、そんなレアなプレートが付いていたなんて気づきませんでした〜!残念!
ペンミさん、さすが船がお好きなだけに見るところはわたしと一緒ですね。
デッキチェアのプレートは今回、案内してくれた方から教えてもらったものです。わたし一人だったら見逃していたかも・・・
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