ピースボート「ジ・オセアニック」のクラシック客船ポスターギャラリー
最終回のはこのロッテルダム・ロイド社の戦前の客船「バロエラン」(16981トン、1930年建造)
建造当時はオランダ〜蘭領東インド(現在のインドネシア)航路に就航していましたが、第二次大戦開戦と同時にドイツに接収され病院船になったようです。
ブルーと黒だけを使った実に渋いポスターです。
やっぱり写真より全然味がありますね。
以前にもQEとQMの2隻並びで紹介しました、今は無きキュナード・ホワイトスター社の「クイーン・メリー」(80774トン、1936年建造)のポスター
“RMS”の称号が誇らしげに踊っています。
世界地図を全面に大きく展開して船はほん〜の小さく描かれた戦後の北ドイツ・ロイド社(現在のハパグ・ロイド)の5代目「ブレーメン」(32360トン、1939年建造)のポスター
もとはフランス客船「パスツール」で1957年から1971年までこの名前で就航し、その後はギリシャのチャンドリス(現在のセレブリティの前身)に売られ1980年まで「レジーナ・マグナ」というクルーズ客船として活躍したようです。
そういえばこの船、どの世代も含めてわたしはまだ一度も絵に描いたことが無かったような気が・・・う〜ん、巨大な煙突のCGT時代もいいけど、描くならやっぱりこの「ブレーメン」かな・・・
ちなみに現在のハパグ・ロイド・クルーズの日本製「ブレーメン」は同名の船としては6代目に当たります。
最後に控えしは、これはもう超有名、アールデコデザイナーの巨匠A・M・カッサンドルの描くフランスCGTの「ノルマンディ」(82799トン、1935年建造)
もう客船ポスターの域を超えてアールデコを代表する作品と言っていいでしょう。
この「ノルマンディ」、100分の1の模型が横浜港大さん橋国際客船ターミナルに飾ってありますので訪れた方はぜひ見て行ってください。
その美しさに圧倒されますよ。
ついでにインフォメーション・カウンターのクルボン・デラックスも見て行ってね。ときどき「飛鳥Ⅱ」の煙突が前後逆につけてあったりするけど・・・
そんなわけでピースボートのチャーターする美しいクラシック客船「ジ・オセアニック」のポスターのご紹介はこのあたりでおしまい。
それにしてもなんでホームラインズ「オセアニック」(39241トン、1965年建造)のポスターが無いんだろうなぁ
個人的にはついでに「エンプレス・オブ・ブリテン」や「ソング・オブ・ノルウェー」あたりのポスターも飾ってほしかったところですけどね。
「ノルマンディ」のポスターは、ルミナス神戸2の船内にもありましたよ。
こちらに記事があるのでTBさせてくださいね。
ONnojiさん、トラックバックありがとうございます。
「ルミナス神戸2」はまだ一度も乗船したことがありません。船内のインテリアはこの「ノルマンディ」をイメージしたということなのですが、少なくとも外見からは伺えませんね。
でもこんなポスターがあるなら一度乗ってみたいです。
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