前回 6月18日以来、一か月以上あいだが空いてしまった(汗)、ピースボート「ジ・オセアニック」の船内に飾られているわたし好みの古い客船のポスターのご紹介
まずはオランダ、ネーデルランド・ラインの欧州〜インドネシア航路客船「オランジェ」(20565トン、1939年建造)です。
後年、イタリアのフロッタ・ラウロ社に売られ、大改装の末に「アンジェリーナ・ラウロ」として欧州〜オーストラリア航路に就航しました。
どうやら戦前のニューヨーク〜南米〜極東航路のポスターのようですが、浅学のわたしには会社名、船名ともに全く判りません・・・
どなたかご存知の方がいらしたら教えてくださいませ。
やはり戦前のドイツ、ハンブルグ・スッド社の南アフリカ航路客船「カップ・アルコナ」(27561トン、1927年建造)
第二次大戦末期、ハンブルグの捕虜収容所から移送される数千人の連合軍捕虜をのせたまま英国軍機の空爆によってバルト海で沈没するという痛ましい最後を遂げています。
この美しいポスターが造られたころはそんなことになるとは夢にも考えていなかったでしょうね。
前回もご紹介しましたスペイン、イバラ社の「カボ・サン・ロケ」(14569トン、1959年建造)&「カボ・サン・ビセンテ」の2姉妹のポスター
じつはこの船のイラストを昨年のサッカーワールドカップにちなんでわたし自身がこちらで描いています。
フランス CGT、通称フレンチ・ラインの欧州〜南米航路客船「エスパーニュ」(13600トン、1909年建造)
次回、第4回の最終回に続きます。
それにしてもオリジナルではなく、透明の樹脂板に裏面からシルク印刷してあると思われるこれらのポスター・・・保存程度はとても良いのですが、明るい場所にあるので写真にとるとバックの窓などの明かりが反射して見えにくくなるのが難点です。
もっとちゃんとご覧になりたい方はぜひピースボートの船内見学会に参加してみてください。
これらのポスターを眺めるだけで数時間は潰せますよ。
またまた好物の古い船がこんなところに潜んでいたとは。収録場所がOceanicの船上とはいえ、分類がピースボートの中とはねえ。
他の方のコメントで気が付きました。
で、上掲のConpania Transatlantica Espanolaの船ですが、
Spanish LineのCristobalColonと見られます。
www.wrecksite.eu/img/wrecks/cristobal_colon.jpg
バミューダ海域で遭難した船の中でも有名船らしく、検索すると多くの記事が見つかります。
ARcadiaさん、調べていただきありがとうございます。
いわゆるスパニッシュ・ラインの船だったのですね。こんな船が遥か極東の日本まで来ていたのですね。
紹介していただいた画像もなかなか素敵で感謝です。
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