現在、横浜港大さん橋国際客船ターミナルで開催中の船の絵画展「絵で見るP&O/プリンセス・クルーズ」
その出展作品のなかの一枚でわたしがサワグルミの原木に描いた(焼いた?)バーニング・アートの戦前のP&O客船「ストラスエデン」(23722トン、1937年建造)です。
姉妹船の「ストラスエラン」「ストラスモア」とともに英国〜インド〜オーストラリア航路に就航したこの船、戦争中は軍隊輸送船に徴用され、戦後はギリシャに売られて巡礼船となり1969年にイタリアで解体されました。
素材となったこのサワグルミの無垢材はたまたま別の用事で入ったホームセンターで偶然見つけたもので、見た瞬間に色合い、大きさ、質感が気に入り、この絵の構図が頭の中に出来上がっていました。
この絵も展示してある絵画展は今月の22日まで開催されています。
18日(土)には「サン・プリンセス」が、20日(月)には「コスタ・ヴィクトリア」が大さん橋に接岸の予定もありますので、まだの方はぜひ見に来てください。
その際は備え付けのノートに一言、感想を書いて行ってくれるとありがたいです。
この作品、
写真でも立体感が感じられますが、現物はもっと立体感があります。
遠景、中景、近景をちゃんと配慮しているせいもありますが、濃淡でも遠近を表しているようにも見えます。
そして、写真では見えないのは、木の繊維の流れで何か空気感のようなものが出ていること。より、生きた感じ、が伝わるのです。
・・・というわけで、ゼヒ、実物をご覧になって下さい。
ARCADIAさん、すごいお褒めの言葉ありがとうございます。
やっぱり集成材ではなくこうして無垢材に描くと本来木が持つ生命の感じが画面に伝わってきていいものですね。
高いお金(と言っても意外と安かったですが…)を出して手に入れた甲斐がありました。
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