「かめりあ丸」ファイナルクルーズ　東京港到着編

数多くの船ファン、東海汽船ファン、そして「かめりあ丸」ファンを乗せた東海汽船の伊豆諸島定期航路貨客船として最後の営業航海も、通常より１５分遅れの東京港竹芝ふ頭到着でその終焉を迎えようとしていました。

それはそうと、あのタオル…欲しかったな

ヒービング・ラインが渡されました。

いよいよこれでこの船の営業航海のピリオドです。

クルーの皆さん、黒潮洗う離島へ困難な航海と離接岸に立ち向かって、最後まで無事な航海を続けていただき本当にありがとうございました。

そしてお疲れ様でした。

ボーディング・ブリッジもゆっくりと近づいてきました。

本来なら下船後、しばらくしてから入港してくるはずの「さるびあ丸」がもう真横に来ていました。

この「さるびあ丸」も「橘丸」の登場でフラッグシップの座から落ちてしまうんですよね。

でも納涼船の女王はまだまだ君だよ！

給油船が接舷されてかめちゃん最後の晩餐開始

瀬戸内海の生口島までの分、たっぷりお食事していってね。

離岸してもすぐには下船せず、船仲間のみなさんとDデッキのCAMELLIAレリーフのところで記念写真を撮ったりして粘ったのですが、やがて下船の順番が回ってきました。

ボーディングブリッジの前では、船長、機関長、事務長の船三役のみなさんが揃ってお見送りしてくださいました。

ミーハーなわたしたちはまたしてもここで記念写真を撮ったのは言うまでもありません（笑）

後ろ髪をぐいぐいと引っ張られる気持ちに抗って、なんとか下船

結局、わたしがこの船を見た、最後の光景となりました。

中国、四国地方の船ファンのみなさ〜ん

夏のあいだはずっと瀬戸田にいるみたいなので、写真、よろしくお願いしま~す。

mr. punipcruises

船舶専門の画家、イラストレーター。本格海洋画風作品から水彩画、コミカルなイラストまで画風にこだわりを持たない。船旅専門誌のイラスト記事、横浜港の広報誌の表紙、レストランクルーズ船のパンフレット、クルーズ客船のギフト商品パッケージイラスト等を制作。クルーズ客船のキャラクター「クルボン」の原作者
東京海洋大学やクルーズ客船船内で水彩画教室を開催、年に1回、横浜で個展を開催、2019年秋には神戸でも個展を開催した。
少年時代に伊豆大島に行って以来、船と船旅の虜となり、故柳原良平氏の著書を読み船の絵を描き始める。
初代さんふらわあや初代にっぽん丸にも乗船したが、その後二十数年のブランクを経て船旅と船の絵を再開した。
水に浮かぶ乗り物なら渡し船からカーフェリー、離島航路等なんでも乗るが、家庭の事情から長期の外航クルーズ客船にはなかなか乗れていない。
公式サイトはこちらからどうぞ
www.punipcruises.com

へんてこクライマー

2014-06-12 00:42

寂しいです。もうカメに乗れません。
何度も乗りました。いつも最低の船と思いましたが、懐かしいです。AIS=STD航行中、明石大橋くぐりました。
最終回航記事書きました。

sionecafe

2014-06-12 02:23

ナイトクルーズはこれから最高のシーズンですね。
海を渡る風が涼しく感じる季節ですね☆

くじら座( 晴海Welcome Flag)

2014-06-12 08:29

おはようございます、プニップさん。
かめりあ丸の引退して幾ばくかすでに経ちましたがその後はやはり瀬戸内の造船所で係船されるのですね。
ふじ丸の動向がパッタリな昨今、並びが見られるかもですね！
しかし、せめて「ふりいじあ丸」のように日本で活躍して欲しかったではありますが。

Keiichi

2014-06-12 12:28

最終航海の乗船レポート有難うございました。
私も乗船しようかとも思いましたが
盛り上がりそうな場所は不得意なので
こっそりと眺めるだけにしておきました〜
でもＰＵＮＩＰさんが下船するところは
しっかり目撃させていただきました〜！！

set*4sa*

2014-06-12 16:12

「かめりあ丸」は今朝７時30分頃、瀬戸田に入港しましたが、ちょうど昨夜八幡浜-臼杵航路を引退し、「かめりあ丸」同様、夜間航行で瀬戸田に回航してきた宇和島運輸「あかつき２」とほぼ同時入港となり、引退回航後の船２隻が、思いがけず瀬戸田で交錯する光景が展開されました。
なお「あかつき２」は今は亡き長崎林兼の生き残りで、大学時代建造中の本船をよく眺めに行っておりました。
そんな郷愁から「あかつき２」の最後の姿を見に行ったことで、今朝「かめりあ丸」とのコラボも見られて幸運だったと思います。
両船に今後幸多きことを祈りたいと思います。

mr. punipcruises

2014-06-12 22:38

へんてこクライマーさん、わたしは最高の船だと思っています。