パナマ運河(パナマうんが、スペイン語: Canal de Panamá 、英語: Panama Canal)とは、パナマ共和国のパナマ地峡を開削して太平洋とカリブ海を結んでいる閘門式運河である。〜Wikipediaより
つまり南北アメリカ大陸のなかで最も狭い場所であるものの、海抜26mという高度があるため、水平の運河を東西に渡すわけにもいかず、途中の一番高いところにガトゥン湖と呼ばれる人工の湖を造ってそこにいったん船を持ち上げて通し、そのあとまた反対側に船を降ろして通過させるという実にややこしい構造を持った運河になったわけです。
その持ち上げるための開閉式のゲートを閘門(ロック)と呼びます。
日本にもこのパナマ運河の閘門と同じ構造を持ったゲートのある運河がいくつか存在し、その一つがこれから通過する、江戸時代の運河である小名木川にかかる扇橋閘門です。
これは地盤沈下や潮の干満などで最大2メートルほど水位の違ってしまった小名木川の西と東を開閉式のゲートを設けることで通過できるようにしたものです。
いよいよ後扉、つまり東側が開いて扇橋閘門に侵入です。
水戸黄門ではありません。助さん格さんもいません。
ってバカなことを言っているので、上がったゲートからほとばしり落ちた水滴がもうレンズについてしまいました(;_;)
そこは細長いプールのような水面
右に見える白くていくつもの線の入った標識のようなプレートはここの水位を示すものです。
この閘門の幅は11m、通過できる船舶の幅の制限は8m、つまり江戸版パナマックスであるエドマックス(?)は8mということになりますね。
東京の水上バスの幅が7〜8mが多いのはこのためなのかなぁ?
後扉がゆっくりと閉まります。
そして水を注入
上の写真と比べて右の壁のプレートの高さで水位の違いが判ると思います。
水の注入が終了して前扉がおもむろに開きました。
またビニール傘の出番
ガトゥン湖…じゃなかった小名木川西側に乗り出しました。
ここは海と直接つながっているため汐の満ち引きがあり、このときは満潮の状態ですね。
東側、つまりわたしが乗ってきたスカイツリー側とはこの日、約2.3mの高低差がありました。
色づきつつある桜並木の向こうにスカイツリーが見えました。
Uターンしてもとの閘門様に戻ります。
えぇい ひかえおろうっ!この印籠が目に入らぬかぁぁぁぁぁ
…だから違うって!
またしても傘の出番
ちなみにこの閘門の通行量は一切無料
どんな船一隻でもちゃんと開け閉めしてくれます(ただし水上バイクは禁止)
もし仮にわたしが家の近所のドン〇ホー〇で買った1980円ぐらいの安っちいゴムボートに乗ってゲートに現れたとしても快く通してくれるはずです…たぶん
参考までにパナマ運河の通行料は7万重量トンのバルクキャリアで約3000万円!(外務省のホームページより)
それに引き換え東京都はなんて太っ腹なんざんしょ。
あ、でもわたしも隅っことはいえ一応東京都民なんで、自分の払った税金のうち何円かはこの閘門につぎ込まれているわけでした。
そんなわけで東京都以外の方はまったくタダですのでどんどん利用しましょうね。
中に入りました。
もういい加減、赤いゲートの写真ばっかり見飽きたぞ!とお嘆きのあなた、
もうすぐ終わりますの今しばらくのご辛抱を…<m(__)m>
アップしているわたしのほうがもっと飽きてます(;_;)
この日、大活躍のビニール傘くん
この日、最後のスプラッシュマウンテン
閘門様〜 さようなら〜
みなさん、もう赤いゲートは出てきませんのでご安心をwwww
再び自然の川ではありえない、二本の川が交差するクローバー橋を通過
カヤック遊びに講じる人たちとスカイツリー
このカヤックももちろん閘門を無料で通過できます。
横十間川をひたすら北上
川面に映る橋がきれいですね。
そして北十間川を曲がると見えてきたのがこの絶景
有名な逆さスカイツリーの名所です。
この日は少し風があったのでくっきりというわけには行かなかったですがしっかりと目の保養をさせていただきました。
そんなこんなで充実しまくった80分間の運河クルーズも終了
今度は春のお花見シーズンに乗ってみたいですね。
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