天気のいい平日の午後、神奈川県の軍港都市横須賀に軍港めぐりの新造船が出来たというのでさっそく乗りに行ってきました。
軍港めぐり乗り場の近くまで来ると、お洒落なカフェの向こうにお目当ての新造船「シーフレンド7」が戻ってくるところが見えました。
ミッドナイトブルーの船体、直立船首、赤いファンネル、わずかに船体につけられた「シア」と呼ばれる前後の反り返り
戦前のオーシャンライナーをコンセプトにしたデザインは実にかっこいいです。
CGT(フレンチ・ライン)をかなり意識しているのかな?
パリのセーヌ川に浮かべても様になりそう。
向こうにはDDH 「いずも」の巨体が見えます
こういうアンカーの格納方法にもデザイナーのかたのオーシャンライナーへのこだわりが感じられます。
いよいよ乗船開始
丸窓もお洒落
遠目に見るよりずっと大きくて存在感のあるファンネル
もちろんこの船は自動車のような後方排気なのでこれはダミーで煙は出ません。
いったい、この中がどうなっているのか?とっても気になるところ…
どうせなら下のほうはケージにして連れてきたペットを入れるようになっていると更に本格オーシャンライナーなのですが…ww
2階デッキ、船首方向から後ろを見たところ
床はフェイクでもいいからウッドデッキにして欲しかったなぁ
なんか小学校の教室みたいな一階船室
でも後ろにはこんなお洒落なミニバーがありました。
いよいよ出港
いきなり米海軍のイージス艦
アーレイバーグ級ってやつですね。たぶん
もっともわたしとしてはイージス艦よりこっちの船(艦?)のほうがずっと好みなのですが、残念ながら解説はしてもらえませんでした。
興味をお持ちの方はAPL40で検索してみてください。
やはりこの軍港めぐりの目玉はこれ、アメリカ第七艦隊の主力原子力空母です。
アメリカの大統領にちなんだ艦名は「ドナルド・トランプ」![`o')丿
…じゃなかった「ロナルド・レーガン」(-_-;)
追浜の住友重機械マリンエンジニアリングを遠望
3000トンゴライアスクレーンの下では2隻のタンカーを建造中です。
日産の自動車船で船尾が切れてしまいましたが、JAMSTECの新造海洋調査船「かいめい」の姿を見ることもできました。
彼女もこの春に完成したばかりのピッカピカの新造船です。
「シーフレンド7」は長浦港の奥に進んでいきます。
ガイドさんが2階デッキまで解説に上がってきてくれました。
軍港めぐりもいよいよ終盤
明治時代に開通した長浦港と横須賀本港をむすぶ新井堀割水路に差し掛かります。
どっかで見たことのある景色(笑)
海上自衛隊基地を右手に見て、横須賀本港に戻ってきました。
こうして約45分の中身の濃~い軍港めぐりクルーズは終了しました。
「シーフレンド7」の航海は予想以上に快適なもの…この船でわたしが今年乗船した8隻目の船となりました。
かつて横須賀にあった米軍の娯楽施設EMクラブ(もとは旧日本海軍下士官兵集会所)を模したお洒落な軍港めぐりのターミナル内部
シャンデリアは実際にEMクラブで使われていたものだそうです。
軍港めぐりイメージコンテストで入賞した絵画や写真の作品はここで展示されることになるそうです。
もちろんわたしの作品も展示…されるかな?(笑)
そうこうしているうちに次の乗客を乗せて出港
右手手前はこれまで軍港巡りで活躍していた「シーフレンド5」
わたしも数回乗船したことがありますがこちらもなかなかいい船でした。
こうしてみるとさほど大きさが変わらないように見えますが、総トン数でいうと7は77トン、5は42トンと約1.6倍の差があります。
「シーフレンド5」は今後はどのような使われ方をするのか、非常に気になりますね。
軍港めぐりに向かう「シーフレンド7」の後ろ姿
船尾もカウンタースターン風でかっこいいです。
このあと、わたしは横浜を出港したイタリアのクルーズ客船を浦賀水道で見るべく、久里浜港に向かいました。
次回、東京湾フェリーで見る「コスタ・ヴィクトリア」編に続きます。
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