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伊豆諸島 4隻リレークルーズ 2016 最終回

伊豆諸島 4隻リレークルーズ 2016 その4 からの続きです。

さて、今回の旅のしめくくりである4隻目、つまり最後の乗船は東海汽船の貨客船「橘丸」

伊豆大島の岡田港から東京港竹芝ふ頭に向かいます。

この船は通常、東京港から三宅島〜御蔵島〜八丈島の定期航路に就航中

この夏場のハイシーズンだけはそれらの島から乗ってきた乗客をここで降ろして、東京に早く到着するジェット船に乗り継がせるためにこの大島に寄港します。

わたしのようにわざわざこの船に東京まで乗って帰るなんて人はほとんどいないと思っていました。

ところが前回もそうでしたが、意外と多くのお客さんがここで乗船

みなさん、のんびりした大型船での船旅がお好みなのか? 2580円の差額を浮かせたいのか? 定かではありません。

わたしはもちろん両方ではありますが、仮に同じジェット船と同じ料金であったとしても迷わずこの「橘丸」を選びます。キッパリ‼

ほとんど大きさは変わらないのですが、最上階のオープンデッキは「さるびあ丸」よりも広々とした感じがします。

岡田港を出港しました。

しばらくは5階後部デッキのテーブルに腰かけて海を見てのんびり過ごします。

…とふと何気なく左舷を見ると、なんとすぐわきを同じ岡田港をこの船のあとに出港してきたジェット船「セブンアイランド大漁」が追い抜いていくではありませんか!

いっけね〜 すっかりそのことを忘れてた〜〜〜((-_-;)

…と、慌てて撮ったブレブレ写真

思い出してさえいれば、華麗にこの「橘丸」をオーバーテイクしていくシーンが観れたのに〜

陽が陰りつつあるデッキは、ほぼイエローオーカー一色の世界

乗船も二回目となるとだいぶこの景色にも慣れてきました。

やがて、はるか向こうに三浦半島久里浜の火力発電所の煙突が見えてきました。

いよいよ東京湾に入り口の浦賀水道

毎度のことながらここを通ると船旅ももうすぐ終わりなんだなぁと実感してしまいます。

乗客も皆さんも思い思いにこの景色を眺めています。

こういう景色を見られるからこそ、わたしは船に乗りたくなるのですね。

さて、だいぶ陽が陰ってきたので船内探索

案内所に行くと、壁にわたしが描いたこの「橘丸」の絵が飾られていました(画面中央右寄り)

その左隣に何やら黄色い不気味な物体が…

以前、わたしが製作してこの船に住み着かせてもらっている「橘丸」クルボン

ペーパークラフトの「橘丸」と仲良く並んで鎮座していました。

せっかくなので「さるびあ丸」クルボンの時と同様に連れてきた我が家のクルボンと記念撮影

あ、ちなみにこの「橘丸」クルボンが防犯カメラの役目をしているわけではありませんので悪しからず(笑)

階段でたむろすウチのペンミ工場製クルボン1号

レストラン

ラウンジ

今回利用した2等客室

今回は船の最下階でエンジンルームより前方だったためか、一昨年にこの船の後部の2等客室で味わったような、まるでマッサージを床全体でかけられているようなものすごいヴァイブレーションは全く感じなくて済みました。

しかも今回はこの広い8人部屋をなぜかわたしひとり貸切\(^o^)/

TV見放題(あんまり見ないけど)、携帯の充電し放題(これ重要)、枕使い放題(枕投げは一人だと虚しくてやらないので意味なし)

この船の2等客室と1等客室は事実上、窓の存在とマットレスと簡易更衣室ぐらいしかないので(その割には料金は倍ぐらい違う)ものすごく得した気分

ちなみに、壁にあるのは丸窓ではなく丸窓風の鏡です。

このあたり、インサイドキャビンでありながらなかなか気が利いていました。

デッキにでると煙突の向こうはおぼろ月夜

レインボーブリッジが見えてきました。

つい20時間ほど前に「さるびあ丸」でこの橋を通過したばかりなのに長い一日を終えて戻ってくるとずいぶん前のような気がしてしまいます。

超高層ビル群が立ち並ぶ喧騒の港に戻ってきました。

ここも半日前に過ごしていた真っ青な海、白い砂浜の島と同じ東京都です。

その南の島にわたしを連れて行ってくれた「さるびあ丸」も大勢の浴衣姿のパリピの皆さんを乗せて大音量のディスコサウンド(懐かしい言葉!)を響かせて戻ってきました。

まばゆいばかりのイルミネーションに輝く姿はこの数時間後には静かに伊豆の島に向かっていく離島航路の貨客船とは何度見ても信じられません。

もちろんわたしはどちらの姿の彼女も大好きではありますが(笑)

わたしを降ろした「橘丸」(手前)と東京湾納涼船を終えた「さるびあ丸」(奥)

前日にここにわたしがやってきたときの風景とまるで変わりない景色が繰り返されていきました。

これで伊豆諸島の3つの島を4隻の全く違うタイプ(「橘丸」と「さるびあ丸」はカテゴリー的には同じ貨客船なのですが、実際には全く違います)の船を乗り継いで一日で回る船旅も終了

4隻とも全く違う個性の船たちでとても楽しかったです。

もう一度この船旅レポートをご覧になりたい方は 伊豆諸島 4隻リレークルーズ 2016 その1 にエンドレスで続きます(笑)

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