今回ノルウエイジャン ジュエルの太平洋横断クルーズでNCLのフリースタイルのクルーズというものを体験した。
服装も自由、レストランの食事も営業時間内ならいつ行っても良く、テーブルも固定されていない。早く行けば窓側の席でも内側の席でも希望通りに座れる。夜はジャケットやスーツを着る必要もなく、普段着で朝から晩まで過ごせてしまう。
クルーも気楽に自由奔放に過ごしており、船長を囲む会でも船長の挨拶スピーチもなく、ただ立って手を振って会釈しているだけ。クルーは自由奔放に活動しており、乗船客の殆どがシニア層でも盛り沢山の催しで夜遅くまで一緒になって楽しみ、シニアを盛り上げて活を入れてくれる。
乗船客は見た感じではとてもセレブと程遠い庶民的な服装の人ばかり。ここで正装していると逆に浮いている感じがする。
このフリースタイルが今欧米で受けているようだ。
今回の太平洋横断クルーズは配置転換のクルーズなので、人気もなくきっと空いていると思いきや2,400名の定員に対し2,220名が乗船しており、船内のビュッフェやパブリックスペースは人でいっぱい。まるでアメリカのファミリーレストランにいるようだ。
欧米ではクルーズが大衆的なレジャーになっており、普段着スタイルで過ごす事が可能なら持参する荷物も少なくすみ身軽でクルーズを楽しめる。
格式にとらわれないコストを抑えたフリースタイルクルージングの虜になり、NCLファンとしてリピーターとなり割安料金で乗船しているという人に何人もお会いした。フリースタイルのクルーズという新たな潮流を感じ取った20日間の太平洋横断クルーズだった。
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