10月27日、名古屋港にシルバー・シャドーが初来港した。
名古屋港には日本客船は横浜、神戸に次いで3番目に多く来港するが、外国客船はジリ貧傾向で年間数隻程度しか来港しない。
日本の乗船客が殆どの日本客船が名古屋港に横浜、神戸に次いで多く来港するのは中部地区の人口が多い事や船旅愛好家が潜在的に多い事が考えられ、名古屋城、徳川美術館を始めとして犬山城や伊勢神宮、高山、白川郷など名古屋から観光地へのアクセスが良い事が考えられる。
外国客船が名古屋に来港してくれないのは地理的に東京・横浜と大阪・京都・神戸の中間に位置し、わざわざ立ち寄るまでの魅力がない印象に思えるからであろう。
外国客船で日本の港を訪れてみると特に日本海側の港は客船誘致への情熱が感じられる。 大型客船が寄港すれば平均して2,000人前後の乗船客や乗組員が訪れ、経済効果が計り知れない。客船誘致により地方再生にもつながるので官民一体となって誘致する意義も理解できる。日本海側の港町は概して人口も少なく、世界的に見れば知名度も低い。名古屋よりも知名度が低いにもかかわらずプリンセスクルーズやコスタクルーズそしてMSCやキュナードもこぞって日本海側に寄港するようにしたのは日本海側の港町の人達が観光地としての魅力をアピールして誘致に努力した賜物だと思われる。
先日、ノルウェイジャン・ジュエルで函館に寄港した際には、女子高校生が観光ボランティアをしていた。 10年前から課外活動としておこなっているらしい。 観光案内しながら外国人旅行客と生の英会話ができて一挙両得である。 外国人観光客からしても若くて元気溌剌の女子高校生が観光案内をしてくれるので、ぼったくりにあう心配もなく安心して接しられる。 船が停泊する埠頭では一般市民も集まり、明るい笑い声が飛び交い、とても良い雰囲気で函館は理想的な寄港地であると感じた。
名古屋港にシルバー・シャドー初来港した時には、ゆるキャラのポータン・ミータンの接客や名古屋市の関係者が観光案内や地図を配布するくらいで、船を見物に来る人も少なく活気もなく盛り上がっていないし、接客する人達も慣れていない。 受け入れ側の自治体の担当者は身銭でクルーズ客船に乗ったことが一度でもあるのだろうか? クルーズ客船が来港してもどう対処したらよいか分かる訳がない。
シルバー・シャドーは知る人ぞ知るような船なので、新聞やテレビなどもノーマークで、事前予告もしていない。
一般市民は外国客船が名古屋港に来港している事も知らないから、ガーデンふ頭に人が集まる訳もない。
見送りに来ていた人達は少ないながらも外国客船の出港シーンを目の前で観て、歓声を上げて盛んに写真を撮ったりして満足な表情をしていたのが印象的であった。
その時居合わせた人はきっと客船の魅力を感じ取ってくれたに違いない。その瞬間を目の当たりにしてとても嬉しくなった。
柴田さん、やれる事からやりましょう。あの日愛知県建設部港湾課の方々に実際に現場ご覧頂き、約1時間2階で様々なデータ提出し、フライ&クルーズに向けた意見交換しました。11/15名港管理組合誘致推進課の皆様と意見交換をします。またご教示願います。名古屋港またまだ潜在的可能性あります。今更ですが、過日の中部国際空港の柴田さんの写真を12/2空港で開催のチラシに使わせて頂いてもよろしいでしょうか
中部空港島にクルーズターミナルが造られれば、飛行機を降りてからそのまま歩いてクルーズ客船に乗船できるし、CIQ施設が共同利用できます。世界中を見渡してもこんな便利なクルーズターミナルは他にはないのでは?
世界中のクルーズファンが飛行機に乗って日本観光しようと中部空港島にやって来る。エア・シー幕開けの頃のカリブ海クルーズのように。想像しただけでもワクワクします。ガーデンふ頭からは中型のラグジュアリーシップ、中部空港島からは大型クルーズ客船による発着クルーズが実現されるのを期待したいです。そのために小生が撮った写真がお役にたてるなら嬉しい限りです。
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