バンクーバーから横浜までの太平洋横断クルーズは船の配置転換のクルーズでもあることから料金が割安で終日航海日も多く魅力的です。かねてより太平洋横断クルーズを画策していました。
同時期に太平洋横断クルーズを行なうセレブリティ・ミレニアムはダッチハーバーと函館にだけ寄港し、ウエステルダムはジュノー、ダッチハーバー、函館に寄港します。ノルウエイジャンジュエルはケチカン、ジュノーの他にアンカレッジ近郊のスワードやカムチャッカ半島のペトロパブロフスクにも寄港し、日本では小樽、函館、青森に寄港するなど寄港地が多いのが一番の決め手となりました。ノルウエイジャンクルーズライン(NCL)には初乗船です。
今回の20日間クルーズ費用(海側バルコニー・2名1室)
230,000円(クルーズ料金186,000円+港湾税、諸税 44,000円)
バルコニー付きキャビンで20日間食べ放題で7ヶ所も寄港し太平洋横断して23万円で乗れるのは魅力的です。
<ノルウエイジャンジュエル・シップデータ>
建造2005年(ドイツのマイヤー造船所)、改装2017年、
総トン数93,558トン、全長294m、全幅32.2m、喫水8.3m、
航海速力24.6ノット、乗客定員2,400名、乗組員1,000名
乗船場所のカナダプレイスにやって来ました。横浜で言えば大桟橋みたいな所。ノルウエイジャンジュエルがお待ちかねで歓迎してくれました。いよいよ太平洋横断クルーズのはじまりです。
ノルウエイジャンジュエルの乗船手続きする人でいっぱいです。
乗船のチェックインしてからアメリカの入国審査手続きを待つ人で溢れかえる待合所。配置転換のクルーズなので空いていると思いきや満員でビックリ!結局、立ったまま3時間も待たされて皆さんもお疲れ気味。バンクーバーはアメリカの入国審査手続きに時間がかかり、慢性的に待たせられるようです。
カナダのバンクーバーにいるのに何故かアメリカの入国手続き。アラスカの港ではCIQの施設がないのでバンクーバーで行うようです。
やっと乗船できてキャビンへ。ほっとしてキャビンから眺めたバンクーバーの町
これから20日間過ごすバルコニーステートルーム
ベランダ側から見た部屋全景
洗面所とトイレ。もちろんシャワー付きトイレではありません。
シャワー部分。仕切りのアクリル製カーテンがあるので水が飛び散らずグッド。
先程乗った前後対称型のシーバス。対岸まで15分で結び30分おきに運航しており、とても便利。
隣りにはオーシャニアクルーズのRegatta(レガッタ)が停泊。いかにもラグジュアリーシップという感じ!!!
レガッタの後方部分
出港予定時間16時を過ぎたので、乗船客はデッキで出港風景を見ようと集まって来ましたが、船は出港する気配はありません。
出港する気配はありませんが、プールサイドで予定通り出港祝いパーティが始まり、ダンサーが踊り始めました。
14階デッキから13階デッキを望む
オーシャニアクルーズのレガッタが出港して行きました。次の港はどこでしょうか?
持ってきた荷物をクローゼットやテーブルに一通り整理し、後尾のレストラン(Tsar'S Palace)で最初の夕食。
夕食を食べ終わった後でも一向に出港する気配がありません。出港が遅れる理由の説明が何もアナウンスはなく乗船した早々から不信感を抱きました。荷役作業が大幅に遅れて、まだ積み込む荷物が倉庫にいっぱい。暗くなっても作業員が必死に積み込み作業をしていました。今日中に出港できるのか心配になってきました。
デッキから眺めたバンクーバーの夜景
カナダプレイスの埠頭先端部17日から18日に日付が変わる直前に船はやっと出港しました。
遠ざかっていくカナダプレイス予定より8時間も遅れて出港。見回した所、真夜中に出港風景を見物する物好きな人は私以外誰もいませんでした。
深夜でひっそりとしたバンクーバーの町
ライオンゲートブリッジが見えてきました。
歴史を感じさせるライオンゲートブリッジ
ライオンゲートブリッジを潜り抜け
かくしてライオンゲートブリッジを無事に潜り抜けたので、安心してベッドに入りクルーズ1日目が終わりました。
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