長崎〜上海航路

ハウステンボスからアナウンスされていたフェリー航路。
震災の影響でスケジュールは伸びていましたが、"GO"がかかるようです。

長崎〜上海航路の就航計画と船舶取得について

ハウステンボス㈱グループ会社（ＨＴＢクルーズ株式会社：代表取締役 山本宰司）は、今後のアジアからの集客拡大を企図しエンターテインメント施設を充実させた低価格旅客船「ローコスト・エンターテインメント・シップ（Ｌ．Ｅ．Ｓ）」を「長崎〜上海間」にて運航すべく準備を進めております件に関しまして、長崎県との協議を経て運航日程（案）を計画致しました。今後、上海側並びに国内手続き等の調整が必要となりますことから最終決定には至っておりませんが、同就航計画の実現に向け関係者調整を開始致しますのでご報告致します。 なお、運行日程（案）は以下の通りです。 １．第１便は、平成２３年１１月初旬に長崎〜上海を１往復運航します。 ２．第２便以降は、平成２４年１月下旬を始期に平成２４年３月まで、週１〜２便の運航を実施します。 ３．週３便程度の定期運航開始は、平成２４年３月以降の早期（日付未定）を希望しております。 加えて、ハウステンボス㈱の子会社のＨＴＢクルーズ株式会社のパナマ現地法人にて、平成２３年５月１７日付にて「長崎〜上海航路」に使用する船舶を取得しましたので概要をご報告致します。 【 詳細日程 】 ５月１７日 船舶引渡し完了日 〜９月下旬 船舶調査、メンテナンス、改装計画の策定 １０月初旬〜１１月初旬 欧州から船舶を回航、直ちに第１次改装工事を実施 １１月初旬 長崎港発で１往復の第一便の営業運航 １１月中旬 〜 １月下旬頃 本格的な改装工事実施、その後試験運航 １月下旬〜 旧正月需要に合わせて不定期の営業運航 （当面週１〜２便程度の不定期運航） ３月以降の早期（正式日付未定） 定期運航開始 【 取得船舶の概要 】 ・ 形 式 ： 貨客船（車両輸送も可能な旅客フェリー型） ・ 竣 工 ： １９９１年（石川島播磨重工業株式会社） ・ 全 長 ： １９２．９１ｍ ・ 型 幅 ： ２９．４２ｍ ・ 型 深 ： ６．７５ｍ ・ 総 ト ン ： ３０，４１２トン ・ 船 速 ： ２１ノット ・ 船 級 ： ＲＩＮＡ ・ 最大収容 ： 約１，７００名（下記ベット数含む：乗組員含む） ・ ベ ッ ド ： 約６００台 以上

出典：http://www.huistenbosch.co.jp/aboutus/pdf/110530_shanghai.pdf

使用船はギリシャの"Agoudimos Lines"で運航していた"Ionian King"。

何のことは無い、元新日本海フェリーの"フェリーらべんだぁ"です。
２００４年以来の里帰りっていうことになりますね。

船好きにとっての上海への渡航手段が又一つ...（＾＾；）

追記

巨大市場奪取へ仕切り直し ハウステンボス 11月に上海航路運航

ハウステンボスは、震災の影響で計画を見直していた長崎と中国・上海を結ぶ旅客船について11月に試験運航を開始することを発表しました。 30日の会見で澤田社長は、上海航路について11月3日に試験運航を開始。 来年の3月から週3便を定期運航する計画を発表しました。 航路は上海から長崎までの約20時間で、価格は最も安いもので7000円程度を想定。 これは、上海の大卒者の初任給の4分の1から5分の1にあたる金額ということです。 上海は周辺都市も含めると人口は2億人近くに上り、価格を抑えることで富裕層だけでなく中間層も獲得する狙いです。 震災の影響で日本を訪れる外国人観光客の数は激減しており、澤田社長は、上海航路の就航を日本の観光産業復活の起爆剤にしたいとしてます。 船内では、舞台や映画館などアミューズメント性を高め、九州の名産品を揃えたショップも展開する予定です。

出典：5月30日 TVQ九州放送ホームページ http://www.tvq.co.jp/news/news.php?did=6854