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非日常のクルーズ旅行をもっと身近に。
クルーズマンズではじめよう
CERTIFIED ms. sae's 8th time voyage
2014-07-13 スイート 1
エーゲ海、地中海とクルーズし、次はバルト海に行きたいと思っていました。この年、ちょうどレジェンドが魅力的なルートでバルト海をクルーズすることを知り、思い切って乗船することにしました。
朝食はほぼ毎日ルームサービスでとりました。カードに好みを細かく書いて寝る前にドアノブにかけておけば、希望の時間に生搾りジュースや焼きたてのエッグベネディクトなどが運ばれてきます。上層階にあるVeranda Caféはビュッフェとテーブルオーダーの朝食とランチが食べられます。ランチの日替わりパスタや魚料理、デザートがおいしいです。ランチにはSky Barの横にSky Grillもオープンし、ハンバーガーやホットドッグなどを作ることができ、日によってはロブスターなどシーフードバーベキューもあります。ディナー はメインダイニングのThe Restaurant(フリーシーティング)の他に、Restaurant2(Veranda Caféがディナーにこの名前に変わる)があり、こちらは予約制です。日替わりで、テイスティングという懐石風メニューやフレンチなどのテーマメニューが楽しめます。最上層にある、眺めのよいMidnight Sun Loungeではアフタヌーンティーが提供され、お茶は種類豊富なリーフティーメニューから注文。スコーンやプチケーキ、サンドイッチなどをブッフェ形式で選べます。
小型で乗客数は最大でも200人と少なく、スタッフは顔と名前、好みなどをすぐに覚えてサービスしてくれるので本当に心地よく、またすぐ乗りたくなってしまいます。顔なじみになったスタッフと再会するとうれしく、友人に久しぶりに会うような感覚になれるのもリピートしてしまう大きな理由のひとつでした。
スイート
海側スイート。いつもギャランティー(スイートの室番号を選ばない予約方法)で申し込み、困ったことはありませんでしたが、今回はすぐ横で錨を下ろす位置だったため錨泊のときはガラガラとすごい音がして、慣れるまでは閉口しました。また、バスタブの水はけがよくないとかシャワーヘッドの水の出がおかしいこともありましたが直してもらいました。最新鋭の船と比べてしまうと設備はイマイチだったかと思いますが、どこにでもすぐ出ていける自分サイズのこぢんまりした居心地の良さとパーソナルなサービスは代え難いものでした。
これまでのレジェンドのクルーズでは、ヨガとピラティス、船内見学以外のアクティビティにはあまり参加したことがなく、期待も特にしていませんでしたが、今回は各寄港地にちなんだショーやイベントが行われ、うれしい誤算でした(ドイツではバーバリアの音楽隊、ロシアではコサックダンスなど民族舞踊のショーやロシア人ピアニストのコンサートなど)。
空港から電車で中央駅まで行き、そこからタクシーで港に行きました。そのまま船に荷物を預け、徒歩で市内観光をしました。雨がときどきぱらついてかなり寒かったです。運河のあるニューハウンを散策し、世界3大がっかりともいわれる?人魚姫の像やアメリエンボー宮殿などを見学しました。
ヴァルネミュンデの国鉄駅で、ベルリンから観光に来ていたドイツ人夫婦に 教えてもらってお得な周遊切符を購入し、中世のハンザ同盟の中心都市のひとつ、ロストックに行きました。切り妻屋根の家や煉瓦造りの大学など歴史ある街並みを散策しました。調べておいたマリエン教会付属のティールームでひと休み。ドイツらしいチェリーやアプリコットの手作りケーキがとてもおいしかったです。
トラーヴェ川の河口にある小さな港町トラベミュンデから船会社の無料シャトルバスに乗り、世界遺産のハンザ都市リューベックに行きました。旧市街入り口のホルステン門や、煉瓦造りの市庁舎など重厚な建物が続き、見所満載です。昨日までと一転日差しが強くて暑かったこともあり歩きつかれました。トラベミュンデ出港のときには港でブラスバンド演奏があり、港の前の通りには大勢の人々がならび、手を振って見送ってくれました。これほど多くの人に見送られることは今までになく、他の乗船客もみんなびっくり。とてもうれしく楽しい気持ちになりました。
デンマークの島です。観光絵地図をたどって、石畳の続く通りを歩き、カラフルな木組みの家並や、かつて栄えた商人の家などを見学しながら町を散策できます。本当に人が少なく(通りにも人影がほとんどありません)、のどかなよいところでした。
こちらもハンザ都市として栄えた歴史ある町です。港から町の入口近くの駐車場まで船のシャトルバスで移動し、そこから徒歩で観光しました。昔町を流れるモトラヴァ川からの荷揚げに利用された貨物クレーンや大きな天文時計のある教会、町の入口に立つ重厚な緑の門と黄金の門など見所がたくさんありました。
クライペダは海の少し沖にスミルティネという大きな砂州があることで有名な町です。町の主な見所は徒歩で観光できます。この日はちょうど伝統文化フェスティバルが行われていて、思いがけず、リトアニア各地の民族衣装を来た人々の民族舞踊などを鑑賞できました。会場近くで開かれていたマーケットでは伝統的な手工芸品や地元の食料品などが販売されていました。
かつてハンザ都市として繁栄を極め、その後うち捨てられた歴史のある島です。当時建てられたたくさんの教会が今は廃墟となって島の美しい景観とともに観光のハイライトになっています。植物園や通りに咲くバラの花もちょうど満開で、中世で時が止まったような街並みに時間を忘れて散策を楽しみました。一部残っている城壁や見張り塔からの海を見晴らす景色もすばらしかったです。
当初の予定では町中心の宮殿橋近くに停泊するはずが、30分ほど離れた殺風景な港に急遽変更になってしまい、ものすごく落胆しました。
観光については船会社のツアーを使えばビザ取得不要なのですが、効率と価格を考えて現地のツアー会社のプライベートツアー(英語ガイドと専属ドライバー)を日本から予約しました。初日はエカテリーナ宮殿とピョートル大帝の夏の宮殿の噴水の庭、血の上の教会、イサーク大聖堂に入場観光し、翌日午前にエルミタージュ美術館と市内徒歩観光をしました。ピョートル大帝の夏の宮殿の噴水の庭では様々な趣向をこらしたユニークな噴水などが見られました。帰りは水上翼船を利用して水上から町の景観を楽しみました。血の上の教会では建物内外の絢爛豪華な装飾に圧倒されました。夜はネヴァ川の跳ね橋が上がるところをどうしても見てみたく、深夜(夏は23時頃まで薄明るい)港から徒歩で町の中心まで道に迷いながら辿り着き、美しい夜景を目にすることができました。連日30℃以上と暑くて疲れましたがとても充実した2日間を過ごせました。
こちらもハンザ都市。大聖堂のある小高い丘からはタリンの美しい街並みと海が一望できます。町の片すみにある石造りのカタリーナ修道院は、中に入ると外の喧噪がうそのような静けさと中世にタイムスリップしたような感覚が味わえるのでおすすめです。
フィンランドの島で多島海に位置し、途中たくさんの小さな島々を見ながらの航海が気持ちよかったです。マリエンハム自体は特に見所はありませんが、港近くの丘に登って海を眺めたり、林を散策したりして、のどかなリゾート気分を味わいました。
ストックホルムでもまた港変更で楽しみにしていた旧市街への入港ではなくなり再びがっかり。遠くなった分のタクシー代は船会社が補償してくれました。ストックホルムでは旧市街を散策し、王宮の衛兵交代式や、豪華な市庁舎内部を見学しました。黄昏時には空に市庁舎の尖塔のシルエットが浮かび、とても美しい風景でした。
シーボーンに詳しいクルーズコンシェルジュがいます。
バルト海沿岸のハンザ同盟で栄えた町やサンクトペテルブルクなど、1度にたくさん周りたい方。小型船ならではの小さな島にも寄港してみたい方。
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