カーニバル・コーポレーション、世界初のインタラクティブなゲストエクスペリエンス・プラットフォーム「Ocean Medallion」を導入

カーニバル・コーポレーションCEOのアーノルド・ドナルド氏は、テクノロジーイベント「2017 CES」において、世界初のインタラクティブなゲスト体験プラットフォームの開発を発表しました。このプラットフォームの目玉は、各クルーズゲストのパーソナルデジタルコンシェルジュとして機能し、カスタマイズ可能でパーソナライズされた体験を大規模に提供するウェアラブルデバイス「Ocean Medallion」です。このデバイスは、インテリジェントセンサーや体験型コンピューティングデバイスで構成されるIoT（モノのインターネット）ネットワークと接続し、新しいレベルのゲストサービスを提供します。

1/4サイズ、1.8オンスのオーシャン・メダリオンは、オン/オフボタンがなく、充電も説明書も不要で、ジュエリーとして身につけたり、服に留めたり、キーチェーンに取り付けたり、ポケットに入れて持ち歩くことができます。このデバイスは、近距離無線通信（NFC）およびBluetooth Low Energy（BLE）通信機能を使用して、クルーズ船や港の至る所にある何千ものセンサー、キオスク、インタラクティブな表面、スマートデバイスと相互作用します。オーシャン・メダリオンの利点としては、乗船・下船プロセスの合理化、カードキーなしで客室へのアクセス、船内の友人や家族の位置確認、キャッシュレス取引の実現、オンデマンドの食事・ゲーム・サービス体験の強化などが挙げられます。

xiOSと呼ばれる新しいゲスト体験プラットフォームは、2017年11月に同社のプリンセス・クルーズ・ブランドのリーガル・プリンセス号でデビューし、その後2018年初めにロイヤル・プリンセス号とカリビアン・プリンセス号でデビューする予定です。カーニバル・コーポレーションは、オーシャン・メダリオン・クラスを数年かけてプリンセス・クルーズ全船に順次展開する予定です。