キュナードのクイーン・メリー2号とクイーン・ヴィクトリア号に貴重なマグナ・カルタの複製が展示されます

1215年にジョン王が封印した大憲章の800周年に合わせ、2015年5月から9月にかけて、キュナードのフラッグシップライナー「クイーン・メリー2」と姉妹船「クイーン・ヴィクトリア」の船内に、英国史上最も重要な文書の一つである「マグナ・カルタ」の貴重なファクシミリが展示されることが決定しました。ソールズベリー大聖堂がキュナードにファクシミリを貸与し、キュナードは5月初旬から2015年9月までクイーン・メリー2のグランドロビーに展示し、5月下旬にはクイーン・ヴィクトリア号に6泊のソジャージュを実施する予定です。

第二次世界大戦中、マグナ・カルタの4つの原本のうちの1つであるリンカーン・マグナ・カルタは、ワシントンDCに移されて保管され、1946年にサウザンプトンへの航海のためにクイーン・エリザベス号で戻されました。ソールズベリー大聖堂2015年マグナ・カルタ800年記念委員会の会長であり、全米マグナ・カルタ800年委員会のメンバーであるロバート・キーは、クイーン・メリー2とクイーン・ヴィクトリアでの航海中、ソールズベリーのマグナ・カルタのコピーをエスコートします。また、各航海でマグナ・カルタの遺産と今日の世界を形成する上での影響について2回の講演を行う予定です。

マグナ・カルタとは、国王と臣下との間で交わされた一連の約束事で、国王がイングランドを統治し、封建法に従って国民に対応することを記したものです。マグナ・カルタは、国王（この場合はジョン王）が権力を乱用し、イングランドの人々を苦しめることを阻止することを目的としていました。