今回乗船したロイヤル・プリンセスの船体前方に青い模様が描かれていて、「ヘビかしら?」と思ってよく見たら「プリンセスクルーズのロゴマーク」でした。スケールが大きすぎてすぐにはわからなかったですが、オシャレな感じです。
今回のクルーズは、アテネを出発して5つの寄港地を巡ってアテネに戻ってくるという8日間のコースでした。
カタコロン
船のショアエクスカーションに参加してオリンピア遺跡と博物館へ。現在もオリンピックの聖火が採火される神殿やスタジアムを見学しました。ギリシャ神話の神々を少し知っておくと遺跡も博物館もより楽しめると思います。
ツアーの帰りに途中下車できたのでお土産物屋さんを見ながら船まで歩いて戻りました。
コトル
テンダーボートで上陸して旧市街をブラブラ。世界遺産になっている中世の街の中にはお土産物屋さんやレストランも沢山ありますが、住んでいる方もいるのでピンク色のゴミ袋が集積場に出してあったりして生活感がありました。市街地の上にそびえる城壁にも3ユーロで登れるようでしたが、とても急な登り坂に見え、どれくらい時間がかかるかも調べていなかったので今回は眺めるだけにしました。
ヒオス島
テンダーボートで上陸し、路地から見えた教会を目指して歩いている途中のスーパーでお土産物を購入しました。日差しが強く、この島でしか取れない「マスティハ」が入った石鹸やお土産に買ったばかりのチョコレートが溶けそうなくらい暑かったです。
ロドス島
寄港時間がたっぷりあったので、午前中に新市街、午後に旧市街を観光しました。世界の七不思議の1つ「ロドス島の巨象」があったとされる場所も見てきました。何気なく入った海沿いの教会の内部には鮮やかな壁画が隙間もないくらいあって圧倒されました。「騎士団長の宮殿」までの道は中世の雰囲気たっぷりでタイムスリップしたような感じでした。
ミコノス島
風が強かったです。青い空と海に白い建物が映えて素敵な景色でした。海は青という言葉だけでは言い表せないくらい澄んで煌めいていました。迷路のように入り組んだ小道に沢山のお土産物屋さんがあり、ブランドショップまでありました。 レストランの前でお店の人が名物のペリカンに魚をあげているところを見ることができました。シャトルバス乗り場近くにベーカリーがあり、賑わっていたのでクルーリとコーラで一休みしました。店先にはかわいい「パン作りをする動くお人形」がありました。
この船では「和朝食」があるというので食べてみました。見せてくれた日本語メニューには「魚料理」とありましたが、「今日は魚がない」と言われ何ともさみしいセットメニューでした。毎朝同じメニューなので試しに一度食べてみるのもいいと思います。
スペシャリティレストランの「クラウングリル(カバーチャージ29ドル)」にも行きました。2人で前菜4種、スープ2種、サラダ2種、ロブスターテール2皿、ステーキ2種、デザート2種をオーダーして大満足のディナーを楽しみました。ステーキには3種類のソルトを添えてくれます。お肉の柔らかさと旨みがたまりません。
ビュッフェでは、「イタリアン」、「ギリシャ」、「バーバリアン」、「モンゴリアンバーベキュー」など日替わりのテーマビュッフェも行われるので珍しい料理をちょっとずつ楽しむことができました。
プールデッキでは夜に「Watercolor Fantasy」が行われました。ライトアップされた噴水が音楽に合わせて形を変えていく幻想的で美しいショーでした。天候次第で中止になってしまうので見られてラッキーでした。プールサイドでブランケットも貸してくれます。
「プリンセスライブ!」では乗客参加型のテレビショーのようなものを収録しています。ライブで観覧もできますし、客室のテレビでも楽しむことができます。テレビでは通常の番組の他に専門スタッフによる寄港地案内や船内のイベント情報、映画(日本語吹き替え版もいくつかあり)も選べ、オンデマンドなのでいつでも何度でも楽しめます。
スマホで「Princess@Sea」にログインすると船内新聞(プリンセスパター)や寄港地案内、レストランのメニューなどを見ることができましたし、メッセージのやり取りもできるのでとても便利でした。一部日本語にも対応していて、船のネットワークなので追加料金も掛かりません。
スポーツデッキにある小さな部屋ではビデオゲームのクレー射撃「Clay Pigeon Shooting(18歳以上)」ができました。ゲーム用の銃はとても重くてなかなか難しかったですが、結構当てることができ楽しい体験でした。スタッフが「重かったら座りながら打ってもいいよ!」と親切に教えてくれるので、初心者でも安心です。
テンダーボードで上陸する時は、乗船券を配り始めてすぐはとても混んでいるので、少し時間をずらしていくと順番待ちをしなくて済みます。
航海中「ラブボート」のメロディーの汽笛を何度か鳴らしていました。ラストの高音部分を再現するのは難しいのか毎回ちょっと音がはずれるのがご愛敬でした。
今回の寄港地はどこも港からすぐの所に街があり、ツアーに参加しなくても十分楽しむことができるのが良かったです。どこへ行ってものんびり暮らすネコが沢山いました。