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IACEトラベル

3.39
神戸 ~ バンクーバー 北海道・アラスカ 32日間
  フォーレンダム (ホーランド・アメリカ・ライン)   2013-04-01
ホーランド・アメリカ・ライン

 これはIACEトラベルの手配で、2013年04月のクルーズ旅行に行かれたお客様による乗船レビューです。

Itinerary

フォーレンダム - 2013年04月01日  乗船
04月01日 神戸
04月03日 長崎
04月04日 釜山
04月06日 大連市(だいれんし)
04月07日 天津(北京)
04月08日 天津(北京)
04月11日 上海
04月12日 上海

Map

Ship

04/01 神戸

乗船手続きの後、神戸港を出航、神戸の夜景を見ながらクルーズが始まりました。

船が発行したデータでは(前半の神戸、韓国、中国.神戸のコース) 総乗客数:1,360人、総乗組員数:605人、その内日本人乗客数:434人との事。

04/03 長崎

早朝長崎に到着:港から歩いてグラバー園に出かけました、良い天気で新緑や、少し残ったソメイヨシノと満開の八重桜が見頃でした、またグラバー亭は高台にあるため港に停泊するミスフォーレンダムの全景を真下に見ることが出来、とても大きく見えました。次に市電に乗って隣り合わせた地元の方のお勧めで諏訪神社に、長崎くんち祭りで有名な由緒ある神社でした。有名なめがね橋など見学、市電の一日券を買うと色々なところに出かけられ便利でお勧めです。

04/04 釜山

朝起きると釜山港に入港:僕たちは2度目なのと無料のシャトルバスが無かったので近所をふらふら歩いて出かけました。

川沿いにすばらしいサクラの並木が、かなり長い距離あり、韓国で思いがけず満開のサクラを見ることが出来感激でした。チャガルチ市場や有名な梵魚寺に行くツアーもでていました。

この頃、船内ではGIS(いわゆるノロで急性胃腸炎)が発生し日がたつほどに病人が増えていき、接触感染防止の為セルフサービスだった7階のリドレストランでは、スタッフに依頼して食べ物をとると言う事になり、テーブルや椅子も消毒液で拭き、レストランや人の集まるシアター、ショップ、カジノの出入り口等で必ずスタッフにより消毒用のジェルが手に付けられる事になりました。船内放送では船長が手洗いの徹底を何回も放送していました、ジャグジーも閉鎖、各通路、階段、各部屋のドア、ドアノブなどもいつもスタッフが消毒・・・部屋から出ると消毒に追いかけられ、感染しないかと言う気持ちで頭が一杯になり、観光の事など考えられなくなりました。

04/06 大連

大連は風が強く波が高くなるので船が接岸できず、予定を変更して新港に向かかいました。

04/07,04/08 新港

新港は北京や万里の長城に、ツアーで出かけることができるので、沢山の人が出掛けた様で、僕たちは船内で、のんびり、ゆったりすごしました。

04/11,04/12 上海

上海からは蘇州や、江南の伝統を受け継ぐ豫園周辺などに出かけるツアーがありました。上海では船がかなり上流の中心街近くまで遡上侵入して行き、この上海中心街の夜景がとてもすばらしかった。夜景が特別綺麗だったので、次の日も見たかったが、明るいうちに出航して神戸に向かいました。北京、上海とも空気の汚染が心配でしたが、日本で報道されるほどひどくなく、マスクもしないで大丈夫でした、でも中国近くの海は黄色く汚れていて、海も汚染されているのが分かりました。

04/15 神戸

神戸に着くと出航5日目ぐらいに発生したGIS(急性胃腸炎)のため乗客全員の下船が指示され,(後半にむけて、船内を徹底消毒する為・・・)2時迄乗船出来ないという事で、僕たちはシャトルバスで元町まで出かけ、久しぶりの元町を散策しました。そして再び神戸ポートターミナルのフォーレンダムに乗り後半のクルーズがはじまりました。

04/16,04/17 横浜

ミスフォーレンダムの横浜港入港は、東日本大震災、天候不順などで、2回入港できず、今回が三度目の正直で、初入港との事、横浜港では入港歓迎の消防艇の大きな噴水や、ブラスバンドの演奏と多数の観客で迎えられました。横浜港の夜景もとてもきれいでした、ここでも船が一泊するので、横浜の元町や中華街、伊勢崎町など見て回りました。

04/19 函館

函館 毎日の食事を、洋食ばかり食べていたので・・・ 駅前の市場の一階でカニやイカ、ホタテ等を選び二階の食堂で調理してもらい食べた、やはり生ものはおいしい・・・ここで雪がちらつきはじめ、地震もあり、早々に、帰船する。

04/20 釧路

釧路でもシャトルバスがあったので釧路駅の近くの和商市場で、やはりいろんな刺身を食べ、日本食と暫しの別れをした。函館の市場より釧路の市場の方が安いなと感じた。釧路を出航すると (04/21,04/22,04/23,04/23,04/24,04/25) と6日間どこにも寄港せず太平洋を航行する、海を眺めているとドルフィンがジャンプしている所が見えた、思ったほど波も高くなくあまり揺れなかった。 太平洋を進んで行くと毎日1時間ずつ時計を進めて行き4/23がまた次の日4/23になり、国際日付変更線通過して船長とホテルマネジャーから、証明書が発行された。 4/25にはすでに6時間も進んでいることになり、お腹がすかないうちに食事となった、船内では、どこかでいつもピアノやバイオリン、ギターなどの演奏や催し物、勉強会、ダンスやビンゴ、テニス、卓球等、参加出来夜になると、エンターテイメントが色々あり手品、歌と踊り、ミュージカル、ピアノバーやラウンジでは生演奏があります。映画を見たりゲームをしたりしていると一日はすぐ過ぎて行きます。サウナや、スパ、プール、トレーニングルームもあり、昼寝をしたり太平洋を眺めたり、散歩をしたりして過ごします。

04/26 コディヤック

アラスカのコディヤックに入港した、コディヤックは聞いていた様に何も無い町ですが・・シャトルバスが出ていたので近くの町まで出かけることにしましたが、シャトルバスがなかなかこないので、僕たちはタクシーで出かけました、ほんの5分ほどで町まで着き、チップを入れて10ドルでした。町は田舎の町で船から下りた観光客以外は見かけませんでした・・ お土産屋や観光案内所、地元の人が自分で作った物を販売している場所があり、古いロシア教会から振り返ると遠くに雪をかぶった山々が・・絵葉書のように綺麗に見えました。いよいよホーランド・アメリカラインの真髄、アラスカ、他社に先駆けいち早くアラスカクルーズを始めたホーランド・アメリカラインは、昨今の地球温暖化にも配慮し、アラスカの環境保護に対して多額の出資をしています。その長年の功績から、アラスカで最も景観の美しい氷河と言われるグレーシャーベイへの優先的な入港や、アラスカ州各寄港地の最適な場所への接岸など様々な優先力があります。

04/28 グレージャーベイ

今日が今回のクルーズ一番のハイライト・・・グレーシャーベイです。1992年にユネスコの世界遺産に登録されました。 朝起きて外を見てみると厚い雲で、霧の中、その上、雪がちらちら・・・残念天気は、だめだと思っていたら・・・グレーシャーベイに入って行くと不思議・・天気は風も無く晴れ渡った、海面も穏やかで鏡の様に雪山が映りほんとに絵葉書を見ている様でした。 この地区には氷河が16箇所もあると言われ、左、右に4000m級の山々がたっぷり雪をかぶり、流れだした氷河の景色や、真っ白ではなく、ブルーがかった氷河を見ながら湾の中をゆっくり進んで行き一番奥に到着し、停船して、氷河を眺めて いると、何箇所かで、氷河の崩落が起きました、落雷のような大きな音を立て、氷の塊が海面に崩れ落ち、皆の歓声が聞こえました。天気にも恵まれ、これがアラスカと言う景色を十分に楽しむことが出来ましたが、この時期に何個も崩落が起きるという事は、温暖化が、進んでいると言う事だろうと、複雑な気持ちになりました。

04/29 ケチカン

アラスカのケチカンに寄航しました,トーテンポールが沢山ある町で有名ですが、僕たちは港の近くのお土産屋を見て回りました。この船のスタッフも下船していて、ディナーのとき僕たちのテーブルでサービスしてくれている彼は、コーヒーショップで家族にSkypeしているとの事でした。

04/30 インサイドパッセージ

今日は一日インサイドパッセージを航行、ここは、数百年前に巨大な氷河の驚くべき力により形成されたというところで、青々と緑が生い茂る島々、雄大な森で囲まれた山々などが美しい景観を放つ地域です。両側に低い山が連なり細い水路を航行し、広い川を進んでている様な錯覚を覚える程、水面は穏やかでした。 ハクトウワシ、トド、イルカ、鯨など様々な自然動物が多数生息するというフィヨルドですが、僕たちは鯨を遠くに見かけただけでした。 動物と出会える事を選ぶか、雪景色を選ぶか、悩む所です。

05/01 バンクーバー

朝起きるとカナダのバンクーバー近くを航行していて港の橋や町の様子が見えました。下船、これでクルーズが終わりました。バンクーバーから、再生後、初めての国際線JALに乗り帰国となりましたが、 乗ったとたんアジャー・・・成田から来た客の使用したままの、枕、ブランケット、すべてクシャクシャで、どうしたのかと思い聞いてみると・・・ 消毒いたしております由・・・(ファブリーズでもかけたのか??) 夕食はあんかけご飯のようなもの、次は、昔アフリカの国内線で出た物にそっくりな、薄い箱にベーグルと果物が投げ込まれた様な、お粗末なもの、 経費を落としているとしても、その分工夫したらどうだろう、何と投げやりな対応!!これが再生したJALなのかと唖然。

クルージングを終えて

成田に予定どおり到着し、軽い疲れと安堵感が襲ってきました。 振り返って見てmsフォーレンダムによる一ヶ月の旅行はGISに脅されながらでしたが、船が中型船なので、僕たちにとっては広すぎず、内装も落ち着いていて、乗客の年齢層も高く、食事も美味しく(魚は工夫の余地有)中々良いクルーズが出来たと思える旅でした。

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