青地にエックスのファンネルマークをつけた二本の煙突。古典的な定期外航客船の外観。
1974年4月、日本の長崎、神戸、横浜にやって来たギリシャ、チャンドリスラインの客船エリニス(18564トン、1932〜1980)です。
もともとはアメリカ、マトソンラインの太平洋航路のラーリンとして建造されましたが、戦後チャンドリスに売却され、主に地中海を走っていました。
わたしが船に興味を持って間もない頃やって来た珍しいギリシャ客船ですが、なぜか大桟橋に見に行った記憶がありません。
このたび、こじ太郎さんのブログでこの船の神戸入港時の素晴らしい写真を見つけて、こうしてイラストにさせていただきました。こじ太郎さん、ご快諾いただきありがとうございます。
おかげさまで久しぶりに自分でも納得出来る絵に仕上がりました。やっぱりこういう古い客船は描いていて実に楽しいです。
ところでこのエックスのファンネルマークは、現在ではチャンドリスの後継会社であるセレブリティクルーズのマークとして有名です。
二年ぐらい前にこのセレブリティのサミット(90228トン、2001年建造9が来日すると言う噂が飛び交いましたが、その後音沙汰無し。一体どうしちゃったのでしょうねぇ?
PUNIPさん、これもいい絵ですね。古典的な船は私も好きです。船らしいですね。煙突が一本なら「THE TOPAZ」によく似ているように思いますが・・。 神戸のまつ
私の写真は色褪せていますが、PUNIPさんの絵は見事な色合いで当時にタイムスリップしたような気がします。今回はお役に立てて本当に良かったです(笑)。
まつさん、この船もトパーズも典型的なもともとは大洋横断定期客船ですので全体的な雰囲気は似ていますね。船尾の形状はそっくりです。
こじ太郎さん、多少色あせていても写真にはかないません。退色感がかえってノスタルジックな雰囲気を出しています。そんな原作があったからこそ描けたのだと思います。これからもよろしくお願いします。
いつも素敵なイラストですが、これは特に描きこまれていて素晴らしいですね♪
ポチっと。。。
流石に’74の寄港は、見ていません。^^ウルトラマンや仮面ライダーにはまっていた頃なので・・。それにしても、立体感や質感が良く出ていますね。傑作です。
この船の質問に答えてくださってありがとうございました。おお!近年まれに見る(ウェブ上で)傑作ではないですか!奥行きが感じられますね。暗めの空もいいです!!ポチ!!
MOKOさん、今回はいつもより大きめのスケッチブックを使って念入りに描きこんでみました。やっぱり最近の分譲マンションが浮かんでいるような船より描き応えがあります。疲れたけど(笑)
またこういう細かい絵に挑戦してみますね。
黄龍さん、この船の立体感は、背景のビル群を描くのにペンを使わずに水彩のみで描くことによって出すことが出来ました。
またひとつ勉強してしまった!これからもこの手法を使っていきます。
アントンさん、わたしもこの絵は気に入っています。毎回こんな絵が描けるようになるといいのですが…まだまだ修行が足りません、反省!
以前ホノルル港のイラストで登場したSSラーリンの「その後」の姿ですね。古い客船への愛情と愛着に溢れた一枚でじんわりきます。僕も古い客船を描くと掛かる時間は同じでも精密度3割増しになっちゃいます。
つうせいさん、ところがところが…ですね。
こじ太郎さんのブログでコメントさせていただきましたが、調べてみたらマトソンラインの「ラーリン」ってほとんど同型船で2隻あるんですね。もうっ!まぎらわしいんだからっ!ほんとにっ!
http://blogs.yahoo.co.jp/to3622mo/33163344.html
といってもどっちがどっちか絵ではまったく分からないので先日のイラストのラーリンがその後のエリニスってことにしておきます。
ブリタニスになったほうではありません。
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