ピースボートのHPを参考にして歴代のピースボートチャーターの客船を古い順に紹介していくこのコーナー、今回は早くも第3回目。
1995年から98年にかけてチャーターした客船の数々をご案内します。
↑「カレリア」/「オリビア」 ウクライナ共和国 15791トン 1976年建造
旧ソ連がフィンランドで建造した5隻の「ベロルシア」クラスのうちの一隻で、船尾に自動車昇降用のランプウェイを持つ、カーフェリー型の客船です。
現在では香港でワンナイトカジノクルーズ船「ネプチューン」として就航中。Y!ブログ仲間のmokoさんが写真を撮ってくれています。
ピースボートでは1995年の南太平洋クルーズから始まって、途中の「オリビア」への改名を経て全部で17回のクルーズ(うち地球一周は13回)に使用している、なじみの深い客船ですね。
↑「マン・ギョン・ボン」 北朝鮮 9672トン、1992年建造
先日、この記事で紹介した「サムジョン」に替わって、元山〜新潟航路に就航したROROタイプの貨客船。日本語表記では「万景峰92」と書きます。
かつては横浜港に入港(1997年)したこともありましたが、現在では日本政府の入港禁止措置により元山で係船されている模様です。
ピースボートでは1996年と2000年に合計3回、新潟〜元山間の定期航路で利用していました。
↑「アワニ・ドリーム」 ギリシャ、エピロティキ・ライン 11429トン 1966年建造
フランス客船「ルネッサンス」として完成しましたが、1977年にはエピロティキ・ラインに売られ、その後、数々の船名と船会社を経て現在では同じギリシャのモナーク・クルーズ・ラインの「ブルー・モナーク」として活躍中です。
いかにもフランス生まれらしい小柄でお洒落な外見はわたしの大好きな客船のひとつですが、残念ながら未だに来日は果たしていません。
1990年、インドネシアの旅行会社がチャーターしていたこの船を利用してピースボートはシンガポール起点の地球一周クルーズを実施しています。
↑「ミハイル・ショロホフ」 ロシア極東船舶公社 12800トン、建造年不明
前回ご紹介した、カーフェリー型客船「ルーシ」の同型姉妹船です。
一時は東京〜ウラジオストックの定期航路に使われたこともありましたが、現在の消息は不明。
客船ではなく、RORO貨物フェリーとして日本とロシアの間を運航されていると聞いたこともあります。
ピースボートがチャーターしたのは1997年の夏、東南アジアを巡るクルーズの一回だけでした。
↑「クルーズフェリー飛龍21」 有村産業 14700国際総トン 1996年建造
ピースボートのHPではただ単に「飛龍」となっていたので、「クルーズフェリー飛龍」かと思っていたら、それに続く有村産業の豪華路線 第二弾でした。
名阪〜沖縄〜八重山諸島〜台湾をむすぶ国際航路のフェリーで、その名の通りクルーズ船のような充実した船内設備を誇っていましたが、いつのまにかそのほとんどが閉鎖され普通のフェリーと化してしまいました。
昨年、経営不振のため会社は解散され、現在は岡山の造船所の沖合いで買い取り手を待って係船中です。
ピースボートでは1998年、大阪〜那覇間のたった1回の片道航海にのみ使用しているようです。
次回は最終回2000年以降現在までの客船をご紹介。おなじみの船が続々登場しますよ〜
コメントを投稿する
コメントを書く