このブログをご覧の戦前オーシャンライナーファンの皆様、お待たせいたしました。
ひさしぶり(でも無いか?)の大西洋定期航路客船は、フランス、C.G.T(通称フレンチ・ライン)の貨客船「ラファイエット」LAFAYETTE(25178トン、1930年建造)を水彩で描いてみました。
あの歴史的名船「ノルマンディ」に先駆けること5年前の建造、2万トンクラスの中型貨客船、さらにわずか8年ほどで火災全損になったしまうという薄倖の運命など、客船史にはとても残らないような地味〜な船なのですが、直立船首、カウンタースターンといった当時の商船の文法通りの船体にありえないほどの巨大な煙突と、あまりに高すぎるメインマストが強烈な印象を与える、いかにもフランスらしいわたし好みの客船です。
当時としては大型船ではまだ珍しいディーゼルエンジンを採用した船でもあるのですが、同じ年に就航した英国ホワイトスター社の「ブリタニック」(26943トン)にディーゼルエンジン船世界最大という称号をタッチの差で持って行かれるというそんな意味でもかわいそうな船であります。
ちなみのこのCGTの「ラファイエット」の船名はこの船で3代目、前述の「ノルマンディ」が第二次大戦中のニューヨークでアメリカ軍に接収されて軍隊輸送船に改造されるときに米軍によってつけられた船名も「ラファイエット」でした(結局、就役せずにやはり火災全損になってしまいましたが・・・)。
調べてみるとこの船名の由来になったフランス人のラファイエット侯爵はアメリカの独立戦争とフランス革命の両方で活躍した米仏共通の英雄だそうです。
な〜るほどね〜
待ってました!
ディーゼルなのに巨大な煙突というのはデザイン重視のフランス船のなせる技? メインマストが、カーゴダビットとは独立してブリッジの後ろにあるというのは、当時としてはかなり珍しいのかな。
構図では停船中のようですが、どこの湾でしょう。入港時刻の調整ですかね。
小さくてまとまりがあっていい船ですよねぇー。
どうしようかなぁ、ラファイエット号、私も描いてみようかな。
いや・・・一回鉛筆でがさっと描いたことはあるんですよ。
描きます!!!美しい船をありがとう御座います!!!
Berlinerさん、このブリッジ上のレーダーマスト風のメインマストはおっしゃる通り戦前の船では珍しいようですが、調べてみるとCGTでは「シャンプレーン」や「ノルマンディ」でも採用されています。
あとはUSLの「アメリカ」ぐらいかな?
クローズドネストがあまりに位置が高くて怖かったでしょうし、揺れもすごかったのではないでしょうか?
描いた絵の場所設定はとくに具体的なものはありません。見た方のご想像にお任せします。
MS jan auvigneさん、さすがご存じだったのですね。
このくらいのサイズの貨客船が一番船らしくてまとまりがあっていいですよね。
絵にも描きやすいし…
決して暗くならないで下さいね♪未完成の絵を全て捨てました。
200枚位全部、しかも原稿用紙、カラーの絵です、
理由は・・・・・これを聞いたらPUNIPさんも納得がいくはずです。
あっと、イラストじゃないですよ(汗)漫画です、
今年はリーマンショック張りのスランプでした(何その例え)
描いても描いても納得がいきません・・・・多くて6ページでストップ、
中には一枚しか描いてないのも・・・・・
だから最近ブログ更新してないんです。面倒くさいからじゃないんです。何度も捨てる予定の作品を見返しました、そしてこう思いました
「もしこのリメイクが描きたくなったら?でも現存しているのに
同じものを描くのが嫌だな・・・・・」それだけじゃなく
「こんな絵でいいのか?」とか、良い言い方すれば産みの苦しみ。
悪い言い方すれば邪魔だったんです、そして2週間前捨てました。
運動できなくなった選手がいつまでも昔獲ったトロフィーに
すがりついてるのと同じことだったんです、全くその通りで
前に進めませんでした。悲しまないで下さいね。これでいいんです。
前に進めます。ありがとうご
normandieさん、なんだかよく判りませんが大変そうですねぇ
ま、あんまり深く考えずにテキトーに描いたほうが楽しいですよ。わたしはいつもその考えです。
こちらはべつに暗くなったりはしませんのでご心配なく。
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