横浜港に名門キュナードラインの客船QUEEN ELIZABETH「クイーン エリザベス」がやってきました。
一昨年の初来航の時は深夜の干潮時を狙ってベイブリッジをギリギリ通過し、なんとか大さん橋に接岸、ものすごい数の見物客を集めたのですが、今年は残念ながら大さん橋からは遠く離れて、しかも一般人の立ち入りが原則出来ない大黒ふ頭の接岸になってしまいました。
横浜港側としては、なんとかもう一度干潮時に入って大さん橋に泊めてくれないかと交渉をしてみたそうなのですが、船主のキュナード側がどうしても首を縦に振らなかったようです。
そんなわけで、せっかく大さん橋に来ていただいたお客様に、少しでも「クイーン・エリザベス」の雰囲気を味わっていっていただこうと、大さん橋に出入国ロビー正面では女王様の入港にあわせて、一日限りのキュナード展が開催されました。
右はキュナードの日本代理店さんが用意した「キュナードの歴史」の実に興味深いパネル展示
正面は一昨年の来航の際に、プロの画家さんがライブペインティングという、この場で即興で数時間かけて描かれた素晴らしい壁画
そして左が今月いっぱい展示する予定になっているわたしたち船舶絵画サークルSOUTH PIERの「キュナード絵画展」です。
キュナード絵画展には、昨年春のわたしたちの絵画展の際、急きょ予定が変更されてこの横浜に来れなくなった女王様に次は絶対に来てもらおうと、絵画展スタッフや大さん橋来場者の皆さま、大さん橋で働く関係者の皆さま、くじらのおなかコンサートのアーティストの皆さまみんなにご協力をお願いして、願掛けで370枚ものメッセージを書いてもらって作り上げた「みんなで創ったクイーン・エリザベス」も展示してあります。
昨年のその時の様子はこちらをご覧ください→2015年大さん橋絵画展
キュナード・クルボン 通称キュナボンも復活
ロビー奥の「積み木の横浜港」ではちゃんと木工芸品の「クイーン・エリザベス」はベイブリッジを通過して入港してきていました。
赤い喫水線と、黒い船体の間の白いライン、救命艇、リドデッキのたたずまいなど実によく出来ています。
これもこの日一日限りなのがもったいない、本当に素晴らしい作品でした。
夕方になり週末の大さん橋の常連、東海汽船「さるびあ丸」が伊豆の島々から例によってものすごい勢いで入港
この写真、実は何気にさるるちゃんと女王様のツーショットになっているのですが判りますか?(笑)
赤レンガ側に何の客船もいないのに、どういうわけかいつものDバースではなく山下公園側Bバースに接岸してました。
さるるちゃんの入港見物もそこそこに女王様に乗ってシドニーからやってきた、このブログでもおなじみのジェームスさんを迎えにクルマで大黒ふ頭へ
当然、ここに来る前の道路には検問所があって一般人は立ち入り出来ないのですが、乗客のかたを迎えに来たと申告して無事通過
ただし、行けるのは駐車場の手前までで船のすぐ近くには行けません。
それでも絵画展の接客応対で忙しく、遊覧船による観覧クルーズには乗れなかったので、これだけでも見ることが出来てよかったです。
手前に駐車しているランクルプラドの行列は輸出車でしょうか?
ジェームスさんを乗せた後、帰り道で撮ったショット
前々日に同じこのすぐ先の海面に浮かぶ観覧クルーズの「ペガサス」船上から2倍強のサイズの「クアンタム オブ ザ シーズ」を見ているので、女王様はなんとも小さく、スマートに、いかにも船らしく見えました。
煙突付近をアップにしてみたのですが、手持ちコンデジではこれが限界ですね。
こうして、横浜の「クイーン・エリザベス」の夜は更けていきました。
またいつか、来てくれるといいですね。
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