東京は豊洲運河沿いの芝浦工業大学わきの船着き場で毎年初夏になると期間限定で開催されている遊覧船を利用した水上カフェ、通称「船カフェ」
カフェだけじゃなく、近くの運河をめぐるミニクルーズもやっているとのことで前々から行ってみたいと思っていたのですが、今年はなんとか行くことが出来ました。
前回の横浜のホテルシップ「ル・グラン・ブルー」に引き続き、またしても小さな小さな船旅乗船記です。
保存帆船「明治丸」の東京海洋大学越中島キャンパスから歩くこと十数分、豊洲運河に架かる豊洲橋に差し掛かると、めざす船着き場が見えてきました。
その右手の建物が船カフェを運営する芝浦商業大学です。
奥の大きなほうが船カフェの「エスエス3世」、手前のテーマパークのアトラクションみたいなのが、今回運河クルーズで乗船する「エスエスNANO 3」。
どちらも主に東京港周辺のパーティチャータークルーズを運航する東京湾クルージングの所有船です。
ちなみに走っている姿はこんな感じ
4月に深川の大横川のお花見に行ったときに撮ったものです。
船着き場全景
けっこう立派なポンツーンに係留されています。
45分の運河クルーズの料金は500円…かなり良心的なお値段ですね。
運河クルーズの出港まで時間があったのでルパン3世じゃなかった「エスエス3世」の船カフェでお茶をして待つことにしました。
船内はこんな感じ
パーティのチャータークルーズ船らしく船内はお洒落なつくりになっています。
コーヒーは250円…パンやスイーツも置いてありました。
これらはすべて芝浦工業大学の学生さんが出してくれます。
2階のオープンデッキを利用することも可能
こっちでお茶しても気持ちよかったかも…
これから乗る「エスエスNANO3」を上から見たところ
ちなみに画面手前が船首です。
いよいよ乗船
乗客全員がライフジャケットを装着…救命ボートっぽくて楽しいかも\( 'ω')/
出港するとしばらく豊洲運河を下っていきます。
右手には豊洲のタワーマンション群
ちなみにクルーズコースはこんな感じ
豊洲運河から東雲運河を下って、海に出る直前でUターンして戻るコースです。
この日は晴海の客船ターミナルには珍しく「飛鳥Ⅱ」が接岸中
どうせなら晴海を通って豊洲ふ頭を一周するかたちで戻ればいいと思うのですが、いろいろ難しいのかな?
豊洲運河を進んだ船は左折して東雲運河に入りました。
ちなみに「東雲」は「とううん」ではなく「しののめ」と読みます。
東京都民なら2割ぐらいの方は読めると思いますが、そのほかの地方の方はさっぱりでしょうね。
東雲水門を通過
このロックゲートの役割は上に大きく書いてある通りなのですが、なんだか、かっこいいけど大げさ(-_-;)
わたしも一応東京都に税金を納めている者なのですが、あまり守られている実感はありません。
そりゃ、多摩の奥地ですからね(笑)
通過する屋形船の向こうはその昔、東京港が現在よりずっと狭かったころ、高波や高潮から木場を守っていた防波堤
いまや東雲運河を縦に二分するただの木の生い茂った細長い島になってしまっています。
その昔、きゃりーぱみゅぱみゅが造ったと伝えられる「きゃりぱし」
って大嘘です。「きやりばし」です。
漢字で書くと「木遣り橋」といういかにも江戸っぽい名前になる橋です。
進行方向右手は築地市場に代わって今年の11月にオープンする豊洲市場
これまで晴海側からしか見たことがありませんでしたが、こうして有明側から見るとものすごく広いです。
しかし、間に合うのかな?
向こうにレインボーブリッジが見えてきました。
その手前の橋は晴海に接岸する船のウオッチングポイントの富士見橋です。
残念ながらここでUターン
防波堤島の有明側を通ります。
こちら側は両側に緑が広がっていて、ちょっと都心にいることを忘れさせてくれる風景
でもしばらく行くと、いかにも都心らしい屹立するタワーマンションの林
東雲運河を左折してもと来た豊洲運河に戻ります。
出発点の豊洲橋が見えてきました。
画面左手の白い船が船カフェの「エスエス3世」
画面右手奥に微かに保存帆船「明治丸」のオレンジ色のマストが見えます。
船カフェ「エスエス3世」の全景
こうしてみるとなかなかかっこいい船ですね。
チャーター船用でなかなか乗ることが出来ないのが残念。
45分の普段乗ることが出来ない貴重な東京運河クルーズが終了
このあと、晴海ふ頭を出港する「飛鳥Ⅱ」を捕捉すべく、ゆりかもめで竹芝客船ターミナルに向かいました。
次回、レストラン船「ヴァンテアン」で見る「大相撲飛鳥場所」前編に続きます。
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