向かうは「ラベンナ」。
聞いたことの無い街だ。
教会群の「モザイク」が有名なのだそうだ。
食事を終えて部屋に戻ると明日の情報を書き記した「船内新聞」が部屋のドアサイドに挟んである。
言わば「ポスト」のようなものだ。
ここでこの「ポスト」の形状に納得する。
この時間の「船内新聞」はhttp://tandt-jp.comの「滝元」さんのお手製。
明日の天気の予想や船内イベントの事、明日行く場所がどういった所で見どころは○○で。
といった具合だ。
サンタポッリナーレ・ヌオヴォ聖堂 舌を噛みそうな名前だ。
細かいモザイクタイルに示された「歴史」
筆で書いたように見えるが「タイル」で描いたモザイク画だ。
「た・い・し・た・も・の・だ・・・。」
くらいしか良さのわからない僕。
確か5年前のイタリアツアー旅行の折にも何処かで見た。
「豚に真珠」とはこの事。
この「ツアー」?はhttp://tandt-jp.comこの会社の「オリジナル」
先に紹介した「船内新聞」に行きたい人だけ当日の朝決められたところ船内の場所に集まって欲しいと記されている。
決められた場所もその時に決めているようで今回はDECK6の「マルティネス」というBarの一角だ。
当然、朝にBarは営業をしていない。
朝、といってもゆっくりめの朝だ。
「早くしないとツアーに遅れる」・・・なんて事を心配しなくていい時間。
10:00か10:30頃だったように記憶している。
今思えば「船」から遠い場所にこの「無料ツアー」を組む場合はもう少し早い時間を設定しているのだろう。
早いといっても9:00以降。
大した時差はない。
港から歩いて行ける場所もあればタクシーを乗り合わせ、割り勘で目的地に行く場合もある。
今回の場合はこの町の中心部までバスがピストンしてくれているようだ。
それに乗り合わせてここまできた。
いくつかオススメの場所を見て回った僕達は彼のオススメするCafeで食事(ドリンクだけでも)いかがですか?
という事で数組の方達とご一緒にCafeへ。
リピーターの方達は思い想いにそれぞれ散って行ったが今この人とはぐれたらバスの位置まで帰れなくなると思った僕達は〝 彼 〟について行くことにした。
以前も立ち寄ったことがあるのだろうそのCafeは昼時を少し過ぎていたが大変混んでいた。
・・と言っても満席というだけでガヤつきはなかった。
「・・ついて行くことにした。」と言うのは何も嫌だった訳ではない。
思い出してほしい、あの初日の「悪夢」を。
そう、所持金に不安があるので高価な「レストラン」だったらひょっとしたら「お金が足りなくなるかも・・」と言う不安から瞬時に食欲が抑制されたのだ。
「パセレッティ」と呼ばれるパスタ(上)が名物なのでと彼が皆の注文をウエイターに伝えてくれた。
食後のデザートはと聞かれたときもフラッシュバックがよぎる。
あのデザート大好きな妻が「私は要らない」と言うほど彼女の頭の中では〝 ピカピカ 〟しているのだろうか。
一つだけを頼んだ。
プリンのような食感で美味しかったが名前は忘れてしまった。
このようなツアーを彼は「無料の寄港地ツアー」と名付けて何年も前から自分のお客さんにご案内しているようだ。
参加も自由だし途中で帰って行ったていい。
(・・帰っていい。と言われても右も左も分からない僕等は船の見えるところに位置するまではついて行くつもりでいたが。)
何年も何回も寄港した場所で〝 穴場 〟を探して紹介してくれているのだ。
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