さて、初日の観光「ラベンナ」ではモザイクタイルを見てCafeで地元のパスタとデザートを食した僕ら。
ここでガッツリ食べてしまったら楽しみにしている「夕食」が美味しく味わう事が出来ない。
「ラベンナ」の観光を後にした僕ら一行はピックアップしてもらう場所まで向かい程なく停泊している我らがオーシャニア(僕達の乗船した船はマリーナ号と言う)に帰艦。
17時頃だったと思う。
「ギャングウェイ」を渡り船に戻る。
この「ギャングウェイ」が気になる方は調べてみて欲しい。
船内に戻るときは必ず「乗船カード」で本人確認と荷物チェック。
荷物はX線を通す。
セキュリティは万全だ。
あの絨毯の廊下を渡り部屋に着く。
今日は船長主催のゲストへの「歓迎パーティ」があると言う。
正装は不要。
つまりタキシードやスーツは必要ない。
船旅に慣れている周りの人たちを不快にしない程度のジャケットでいい。
指示された時間に船首の「ホライゾン」に行く。
ホストである船員達がドアの向こうで我々を迎えてくれる。
会釈を交わす者、握手をする人さまざま。
僕も見様見真似で軽く握手。
勝手のいい席に座っているとウェイトレスがシルバーのトレンチにシャンパンやカクテルを「いかかですか」と持って来てくれる。
呑めないがシャンパンを取る。
「乾杯」があることは分かっているから。
テーブルには3種類ほどのオードブルを置いて行く。
引っ込み思案に後ろ側の席に配していると僕達を見つけた滝元さんが小さなステージを囲んだ一番前の席に行くといいと言う。
「イジられませんか」?と聞くと
「イジられたそうじゃないですか」とイタズラっぽく返してくる。
本当にイジられては大変だと思いながら「船長主催の歓迎パーティ」は始まる。
7 〜 8人のバンド奏者の前に船長をはじめ各部門の責任者らしき男女が横一列に並び
「Ladies and gentlemen」・・・
から始まって船を安全に巡航させる旨、愉しんで欲しいなどの挨拶で幕を開ける。
今まで挨拶のために並んでいた数名が捌けると数組のペアがダンスを始めた。
よく船旅で観るやつだ。
「本当にやるんだ〜」!外国人は。
と、感心しつつ60分程度のパーティーは終了する。
ちなみにこの時はアルコールが飲み放題になるらしいので好きな方はガンガンいくことだろう。
また、ここで手にしたアルコールを持ったまま次の「レストラン」に行くことも旅慣れた人たちには当たり前の光景だそうだ。
20時から取ってある予約の食事にはまだ時間がある。
ちゃんとたどり着けるように「レストラン」のある場所をチェックして一度行ってみる。
明日からのレストランの位置を体に覚えさせるためにも、これから美味しくご飯を食べるためにも動いて今日の昼に食べたものを少しでも消化させようと二人の意見は一致した。
ほどなく時間はそろそろ20時。
几帳面な日本人は約束のお時間10分前。(・・このつもりが後にまたトラブルを生む)
今日は「ポログリル」と言ういってみれば「ステーキ」自慢のレストランだ。
1、前菜ー8種
1、スープー4種
サラダー4種
1、メイン(肉)ー11種 (肉)では無く(シーフード)で行く場合ー6種
1、メインのトッピングー3種
1、シーフードの場合のソース&ドレッシングー5種
1、サラダー4種
1、サイド(添え物)ー11種
1、デザートー10種
以上の中から選ぶわけだが日本人の胃袋ならば食べ切れるだけのボリュームではない。
これにパンやクラッカーのようなものまでついてくる。
おきまりの乾杯。
この後、この光景が5回は続く。
ここのオススメとしてローストビーフが書かれているが最低でも16オンス=450グラム
である。
2種類しか選択肢のないこのローストビーフはキングとクイーンに別れている。
ここで最低でもと書いた方がクイーンサイズだ。
キングサイズともなれば900グラムもある 😄
厚さは2センチ強。
草鞋か!ツッコミを入れると妻がビーサンか!珍しく返してくるが面白くない。
中、高生ならまだしもこっちは50を超えた「オッサン」である。
しかもこの上記にある前菜から始まってデザートまでのコースだ。
僕が食べたのはフィレ・ミニヨンという此処ではわりと小さめな280グラムのお肉。
テンダーロインの端からとった高級ヒレ肉だそうだ。
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