テンダーボートは鮨詰めと言う訳ではなく皆、エチケットを守って乗り込んでいる。
どうやらスタッフ達もここで下船をしてこの町を楽しむ事が許されている者もいるのだろう、又は食材の買い付けや備品の購入等に出かけるのだろうかボートの中で座らずに立っている人達がまばらに目立つ。
決して席に余裕が無い訳ではない。
そのように教育されているのだろう。
一隻の船にテンダーボートは多くはないようだ。
一隻の船が何度も往復する。
正確ではないがこの船で10隻ほどのテンダーボートが岸に向かいまた帰ってくるのだろう。
波はそれほど高くはない。
100人程乗れるこのボートは僕等を接岸させてくれるまでに10分程の別の遊覧時間を楽しませてくれた。
酔うかもしれないと船内で「酔い止め」をもらいに行ったが取り越し苦労で終わったようだ。
モーターの音の勢いが確実に緩くなってきた。
グラスファイバーだろうと思われる厚さ10ミリ以内の船体の上部を覆った扉の出口。
少し腰を屈めて上陸。
ここに「ギャングウェイ」は無い。
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