モンテネグロ・コトル上陸。
二度と来ることはあるのか無いのか。
小さな島だ。
旧市街までの道のりは徒歩で充分。
2分程だ。
そこを10分以上〜20分程かけて旧市街の入り口へ。
別にダラダラと歩いた事によって掛かった時間ではない。
港からほど近いガード下の様な所に横に数件並んだ「市場」がある。
馴染みの「 店 」が彼(滝元さん)にはあるようだ。
彼はその港、港の市場をよく知っている。
お客さん達をその町の雰囲気に馴染ませる術をよく知っている。
1年前に訪れたのか2年前なのだろうか、その馴染みの店主と昨日会って別れたかの様な親しさで僕等を紹介してくれる。
決して奇麗な店構えでも店主が揉み手のような仕草で客に諂う様な店でもない。
地元の人が買い物にくるごく、ごく一般的な「商店」だ。
一人ひとりにそれを切り分けて味見をさせてくれる。
気に入れば買うだろうし、...でもなければ見送るだろう。
洒落た土産屋よりも地元のスーパーや今では珍しくなってしまった「八百屋」のような所をサラリと一回りして行くのがかれのスタイルのようだ。
中には船で知り合った仲間同士で港で買った「ワイン」やつまみになるだろう「チーズ」、「生ハム」を室に持ち込んで楽しむ慣れた人達もいる。
この船は良識の範囲なら持ち込みを許してくれるらしい。
彼もその事情も知っての事で安い「市場」を訪れるのだろう。
一枚の写真をその店主に渡して再会を楽しんでいるのは「元気そうだね!」「あなたもね!」
...との挨拶を交わしているのだろう。
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