「ゴットファーザー」には全くと言っていいほど興味のない妻。
僕の話に「フ〜ン・・」程度だが有名な映画のロケ地に来たくらいの盛り上がりは保っている。
息を切らしながらカメラに収めている僕とは対照的だ。
この地を後にしカステルモーラと言う坂の多い小さな街。
さぁ、次の犠牲者の番です。
助手席の方は僕よりも堪能な語力でカリメロと交わす。
時間は意外と早いじゃぁないか。
10分ほどで到着した坂の多い小さな街はアーモンドから作るリキュールが有名とのこと。
日本人は到着する先々で「トイレ」を心配するがここでも同様。
公衆のそれは見かけない。
そのことも見越して滝元さんは借りることのできるBarにアポイントをとっておいてくれているようだ。
「面白いお店」と聞いていたそこは日本で言うならば「秘宝館」を上品にして?ギュッと小さくまとめたような場所だった。
高校生の修学旅行のノリだったらバカ騒ぎで盛り上がるのだろうが日本人のしかもまぁまぁ、の年齢達には苦笑いと価値を見出さない振り。
納得の表情で試飲の「アーモンドリキュール」。
甘さがあってアルコール度数より呑みやすい。
観光客がここで一杯でも、一本でも買ってくれればトイレを貸すことくらいなんともない事は双方のギブアンドテイク。
お土産に数本購入。
自宅には用のない飲み物だ。
気の知れたお客さんや知り合いに配るのならば失礼の無い、ジョークとして受け取ってくれるであろう容器の形の中に20ミリほど入っている。
受けるのか・・。
受けないのか・・。
センスが問われるギリギリのお土産。
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