ナポリは接岸下船。
雨の心配とその小さな傘でストレスを溜めるのは最終日にふさわしくない。
いつも下船の折にいただいていた500mlの「水」の横に「傘」がある。
僕はゴルフはやらないがプレー中に降ってきた時に役に立つような大きさの傘がいくつもある。
ファンネルに描かれたブルーの色と同じ色と白のコンビだ。
小さな街の鉄道の駅ほどある「船の駅」のような建物を出るとナポリの街だ。
彼は疲れていないのかのような軽快な足取りで信号を渡る。
その後をついて行く「滝元組」の面々。
ナポリの街も朝まで雨が降っていた事を思わせる路面の濡れ具合。
水たまりは出来ていない。
曇っているせいなのか石畳と無骨に舗装された路面が濡れているせいなのかこの街が少しアンダーグラウンドっぽく感じる。
軽快なその歩調について行けるくらいの体力を持ち合わせたペアたちは彼の時折指を指す方向の「美味しい」と言う「ピザ屋」を目で追うがそこには僕たちの想像する「ピザ屋」に集まる年代とは程遠い世代たちが集まっている。
それもこの街をアンダーグラウンドと思わせる要因なのかもしれない。
徒歩で30分。
今まで幾つかの教会を観てきたがあまり興味のない僕には2つも観たら「この教会って昨日見たところじゃない?」ってくらいのレベル。
5年前は「・・洞窟」のためだけによったナポリ。
街の中にこんな教会があるなんて。
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