廊下に出されていたバゲージタグを付けたスーツケースは無くなっている。
スタッフ達が手際よく下船のために集めたのだろう。
100や200では足りないスーツケースはこのタグに付けられた色と番号によって船を降りる順番になるらしい。
荷物を持って下船をする選択をした僕達の荷物はまだ部屋の中にある。
時間は早いが集合場所のDeck6のアッパーホールへ。
ここを少しだけ船尾に下ればいつも集合していたピアノBarだ。
きっと今日もこの場所に集まって「寄港地ツアー」が成されるのだろう。
気の早い僕達が名残を惜しんでいると滝元さんはもう随分前から準備に追われていた様子で現れた。
ひと段落付いたかのようで旅の感想などを伝える。
またいつの日かこの船に戻ってきたい旨を伝えると「船上予約」が出来ることを教えてもらう。
一つ上のフロアーにその事務所はあると言う。
「Destnation Savices」
ここに次も乗ることをこの船上でする事で100ドルの船内で使える「お小遣い」がクレジットカードに付くと言う。
妻と僕は迷う事なく次回の乗船予約を取る決断をする。
とりあえず「Destnation Savices」に予約を取りに行くと「Taki」のカスタマーかと言われ予約は完了。
僕達はリピーターとしての様々な特典を手に入れた。
今、この残された時間で100ドルを使わないともったいないのだ。
2日前にも行ってみた船内のShop、お土産やさんだ。
大型船のようなプロムナードに土産店がひしめき合っているような事はないが「Oceania」グッツは揃う。
乗船の記念にはなる。
しかし、特別に欲しい物は2日前と同様見当たらない。
妻はここで父へのキャップと母への財布を購入する。
ギフトとしてもらった100ドルをうまく使い切った。
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