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待ちに待った国際クルーズ船の来港

名古屋港に初入港したセブンシーズ・エクスプローラー
Photo: 名古屋港に初入港したセブンシーズ・エクスプローラー

 いよいよ3月から外国籍船の国際クルーズが再開されました。欧米では半年以上前から国際クルーズが本格的に再開されたので、昨年10月にスペインのバルセロナに飛んで再開後のクルーズを体験してきましたが、バルセロナ港ではクルーズ船がたくさん来港しており、いずれも乗船客がいっぱい。世界中の人達がクルーズ再開を待ち望んでいたことを実感しました。

コロナ禍で3年間は鎖国状態で外国籍のクルーズ船の受入れが停止されていましたが、3月1日ドイツのクルーズ船アマデア(先代の飛鳥)が再開後の外国船寄港の第一号として富士山をバックに清水港へ入港する光景の写真を見て感激しました。  名古屋港ガーデンふ頭に接岸中のアマデア

日本では2020年2月のダイヤモンド・プリンセスの経緯がトラウマみたいになっていて、各地の港はクルーズ船に来てもらっては迷惑とクルーズ船の寄港を敬遠していましたが、手のひらを返したように歓迎ムード一色となってきました。 アマデアが清水港に入港したのを皮切りに全国各地の港には待ちに待ったようにクルーズ船が入港しているようです。

地元の名古屋港へも3月5日にはアマデア、3月15日にはセブンシーズ・エクスプローラー、3月21日にはノーティカが寄港しました。セブンシーズ・エクスプローラーとノーティカは現在日本発着クルーズをしており、この後も名古屋港に反復して寄港するのが楽しみです。  名港中央大橋を潜り抜け入港するノーティカ

クルーズ船は乗る楽しみもありますが、クルーズ船の雄姿を見る楽しみもあります。クルーズ船を見ていると満たされた気分になり、外国人乗船客が港周辺を歩いていると自分が海外旅行をしているような気分になります。

日本は四季の変化があり、太平洋側と日本海側、北海道と沖縄というように対照的な特徴があり、美しい国として定評がある日本は外国人旅行者にとって魅力的で治安も良く安心して旅行出来るという観点で人気があるらしい。しかし日本人の殆どは英語を話すのが苦手なので食事をする時や交通機関を利用する時には外国人旅行者は言葉の不自由を感じるようです。クルーズ船なら船内は英語が公用語で不自由がなく安心です。クルーズ船はホテル自体が動いて日本各地を巡るような旅ができるからこんな便利で楽な旅の手段はありません。

これからゴールデンウイークにかけてダイヤモンド・プリンセス、クイーンエリザベス、MSCベリッシマなどが続々と日本発着クルーズを運航し、ますます盛り上がってくると思います。日本発着クルーズは日本人にとっても飛行機に乗って遠くの外国に行かなくても船内で居ながらにして外国の雰囲気を味わえ、一番気軽に体験できる海外旅行とも言えます。久しぶりに各地の港で多くの外国人観光客の姿が戻り、日本に国際クルーズ船がたくさん来港すれば観光の起爆剤にもなり経済効果をもたらし、日本がもっと活気づくのではと期待しています。

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