今年4月末より日本発着クルーズに就航したコスタネオロマンチカに初乗船しました。
一刻も早く席を埋めたいと言うコスタクルーズの思惑で複雑なクルーズ料金体系で昨年8月から発売開始されました。
内側・海側のキャビンにはクラシックとプレミアム。バルコニーのキャビンには更にプレミアムというタイプが設定されました。
(クラシックキャビンは比較的低層階または船首・船尾の部屋。
プレミアムキャビンは比較的上層階または船内中央の部屋。メインダイニングでの夕食開始時間の指定可能)
更にメインダイニングは利用できず、ブッフェしか利用できない1万円安い料金プランも用意されています。
私が利用したのはバルコニークラシックというキャビン(7泊8日)でメインダイニングも利用できるプラン。通常代金163,800円のところ早割代金106,800円(割引率35%)です。
しかし早期割引の取消料は出発日の119日前~90日前まで旅行代金の40%、89日前~75日前まで60%、74日前~60日前まで80%、59日前から当日まで100%と不当に高かったので、何としてもキャンセルする事なく予定通り出発したいと思っていました。
最近になって北朝鮮が頻繁にミサイルを発射するようになったので、ミサイルが着弾する事もなく無事に行って来れて本当に良かったです。
<コスタネオロマンチカ>総トン数57,000トン、全長220.6m、全幅30.8m、巡航速度18.5ノット、最高速度20ノット、乗客定員1,800人、乗組員数622人、就航年1993年(2011年、2012年改装)本年10月末に中国で改装予定2011年と2012年に改装され、「neo(新しい)」が船名に付け加えられました。
中央の青ガラスの突き出た部分が私が利用した海側バルコニーの客室外から見てもすぐに自分のキャビンが分かり楽しかったです。
コスタクルーズのマーク「C」と黄色のファンネル
1993年にイタリアのフィンカンティリ造船所で製造された事を証する銘盤またしてもフィンカンティリ造船所。最近私が乗船した船の殆どがフィンカンティリ造船所でした。
2012年に改装された事を証する銘盤
デッキ後方に高く立つ男女の銅像いかにもイタリアらしいデザイン!
船長を中心に上級オフィサーの名前と写真を示した掲示板
ゲストリレーションマネージャーという日本人女性のオフィサーも登場しており、日本市場への期待感が窺われます。
9階のショッピングエリアの通路に置かれているコスタネオロマンチカの模型
9階のショッピングエリア
荘厳な雰囲気のキャビンの通路
入口から見たバルコニークラシックのキャビン
ベランダから見たキャビン
キャビンは白色を基調とした明るい雰囲気
朝夕2回清掃され快適でした
シャワーは操作のしやすい可動式トイレは日本の客船のようにウオッシュレットでないのが不満
洗面所の床は隙間を開けた木製。洗面所の木製床は今までに乗船した客船では初めて。シャワーで床が濡れても自然に乾き快適でした。
コスタネオロマンチカの11階から上層部はスイートクラス用のキャビンを追加して設けたような形状になっており、12階のデッキを1周してもたったの150m。1周150mだけでは短か過ぎるので6階キャビンの廊下を歩いて歩数を稼いでいました。(想像では廊下1周は400m位)
一番のお気に入りスポットのサムサラスパ(8階9階船首)階下は海を見晴らしながらウオーキングや筋力トレーニングが出来るジム
立っていても首まで浸かるタラソテラピープールやサウナやスチームサウナ、陶製の熱くしたベッドや休憩用ベッドが配置されている。但し、利用するには入場料1日39ドルが必要。一度マッサージを利用し、150ドルを支払うとクルーズ中の営業時間内ならサムサラスパとリドバーモンテカルロ(入場料1日15ドル)を利用できる制度もあり、私はサムサラスパの常連客となりました。本船でジャグジーを利用したり、静寂に包まれた寛げる時間を求めるならサムサラスパで一度マッサージを利用してから利用資格を得るのがお薦めです。
8階後方にある全幅サイズのボッティチェリ レストラン
10階のジャルディーノ ブッフェレストラン最後部からの見晴らしは素晴らしく、食べ物を取って来る前に陣取り。航跡を眺めながらナイスビューでの食事は最高です。
ジャルディーノ ブッフェレストラン感心したのが各テーブルに置かれた このナイフ、フォーク、スプーン、箸のセット。ブッフェでは食べ物を取ってきてテーブルに着席してからナイフ、フォーク等を持って来るのを忘れた事に気づくことがよくありますが、この方式なら大丈夫。
8階にあるチャペル結婚式はここで行われる。
ここもお気に入りスポット ヴェローナワインバーセルフサービスの自動販売機もあり、焼酎やワインをグラス1杯(4.5ドル)から楽しめ、ピアノの生演奏もあり穴場です。中央には広々としたチーズ室がありイタリアやフランスなどのヨーロッパ各地のチーズもオーダー出来る。
ヴェローナワインバーの背もたれの高いソファ
毎晩ショーが行われる9階のキャバレービエンナ本船には階段状の劇場型ホールはなく、平面のダンスフロア型ばかりダンサーの迫真の演技を身近で鑑賞できるのもメリット
キャバレービエンナのダンスフロア。両サイドに一列に置かれた紫色の椅子がお洒落
9階にあるシガーラウンジ本船には図書室はなく、何故かシガーラウンジに蔵書が置かれています。寄港地の新聞が置かれていても、いくら空調が良いと言っても非喫煙者の私はこの部屋に入って新聞を読んだり本を読む気にはなれませんでした。
<シップツアー>寄港地観光オフィスで申込受付コスタネオロマンチカの舞台裏に案内してもらえるという企画で1人30ドル。ツアーデスク、船内印刷室、ラゲージエリア、船員用ランドリー、荷物保管室、大工室、食品貯蔵庫、船員食堂・バー・ジム、厨房をカメラ持込み不可で見学。最初は30ドルの料金は高過ぎると思いましたが、厨房に入る時には衛生管理上で用意されたレインコートのようなものと頭部と靴にビニール袋を被せて入室。見学が終わった後にはレストランでシャンペン・ジュースとチーズが用意され、無料の見学会を開催すれば見物客が沢山押し寄せるので、見学客を搾り込むという観点で30ドルの料金は妥当と思いました。
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