次の旅行先
「うーん、次の旅行はどこへいこう、インドもいいけどクルーズもいいよね」「船に乗ったことがないからクルーズに行ってみたいな」「わかった、探してみる」そんなこんなで私と友人はカリブ海クルーズに参加することとなった。私と友人であるK氏は年に一回は海外旅行に行く旅行友達だ。私自身クルーズは以前に2回参加しておりすでにクルーズの虜となっていた。一口にカリブ海クルーズといっても大きく分けて3つの地域に分けられる、西カリブ海、東カリブ海、南カリブ海だ。私はマヤ遺跡に興味があったのでIACEトラベルのサイトで「カーニバルグローリーで行く西カリブ海クルーズ8日間」を選択。さっそく電話で申し込みを完了し、あとは航空券を手配するだけとなった、K氏曰くニューヨークが面白いとのことでニューヨーク経由のマイアミに向かう航空券を手配してもらうこととなった、その際大変心強かったのが帝国ホテル内にあるクルーズ相談デスクだ。インターネットが主流となったとはいえ、直接会って様々な相談ができるに越したことはない。そこでは担当の日原さんが希望に合う航空券を粘り図よく探してくれ、クルーズの相談も受けてくれた。
出発当日
そして、いよいよ出発の日を迎えた。5日間のニューヨーク観光を満喫し、マイアミにクルーズ出発の4日前に到着した。マイアミを訪ねた際は、是非キーウェストまで足を延ばすことをお勧めしたい。アメリカ最南端の小さな町は解放感にあふれた常夏の街で見どころは歩いて回ることができる。マイアミからは日帰りツアーが8,000円ほどで出ている。
クルーズ1日目
いよいよクルーズ乗船当日、出航は16時であるが12時頃には港に着くことをおすすめしたい。港では空港のチェックインと同様にスーツケースを別で預け、乗船券とパスポートを用意して行う。早めにチェックインをしたので、1時間ほどで乗船できた。昼食がさっそく用意されており、マイアミの景色を楽しみながら食べることができる。部屋に荷物を置いた後はプールデッキにでて出航パーティに参加。乗客のボルテージは最高潮だ。クルーズ初日に何をすべきか、まずは船内探索だ。その後は是非ドリンクパッケージに参加することを勧めたい、一日約800円で船内のソフトドリンクが飲み放題になるお得なプランだ、1日のみの参加はできないので初日に参加するのがおすすめだ。
クルーズ2日目
この日は終日航海、船内でゆっくり過ごそう。今回乗船したカーニバルグローリー号は全長300メートル、約11万トン、3,000名近い乗客が乗船できる大型船だ。船内は全ての世代が楽しく過ごせる設備やイベントが満載だ。11歳以下の子供にはキャンプカーニバル、12歳~14歳にはサークルC、15歳~17歳にはクラブo2と年代ごとのクラブが充実、さらにはベビーシッターサービスまである。子供の声を聴かずに静かに過ごしたい、そんな人にはセレニティーエリアがお勧めだ。デッキ13と14の最も眺望のいいところにあるエリアで21歳以上のみ入場でき、大きなソファーで景色を見ながらドリンクを楽しむことができる。私と友人K氏は良くここで寛いでいた。デッキ9には無料のレストランが充実している、できたてのハンバーガーが楽しめるバーガージョイント(私は航海中4回も食べた)、タコスなどを提供するブルーイグアナカンティーナ、ピザショップなどだ、ビュッフェレストランと一緒に利用するのがよいであろう。さらにドリンクマシーンやソフトクリームを無料で食べることができる。プールデッキは賑やかで苦手と言う人には、ライブラリーやロビーが良いであろう、ゆっくり読書を楽しめる。ディナーは是非メインレストランでアラカルトを食べることを勧めたい、優雅な気分でこだわりの食事を味わえる。ウエイターもとても親切で2,3回目には名前で呼んでくれ、とても感動した。アラカルトでは気になる料理があれば迷わず注文するのが良い、メイン2品スープ2品などでももちろん大丈夫だ。こうして夕食を終えると部屋のベッドメイキングは済んでおり、部屋はピカピカに整っている。清掃担当のフィリピン人の男性もすぐに私の名前を覚えてくれ、日本語で挨拶までしてくれた。ディナーの後に小腹がすいた、そんな時はテイストバーに行こう、ここでは一口サイズの前菜料理を楽しめる。
クルーズ3日目
ついに初寄港地であるメキシココズメルに到着。ここでは船内で申し込んだ船会社オプションに参加することに。多くの人はトゥルムのマヤ遺跡観光に参加するが私はコバ遺跡ツアーを選択(約12,000円)トゥルムより観光客が少なく、神殿の頂上に登れる数少ない遺跡であるからだ。連絡船とバスを使い3時間ほどで到着、神殿の頂上から見た景色は絶景だ、駆け足な観光ではあったがマヤ遺跡を満喫できた。
クルーズ4日目
この日はベリーズに寄港。ベリーズシティにはテンダーボートで上陸する。船会社ツアーに参加しない場合は朝の7時位からテンダーボートの順番を決める整理券を配るので取りに行くのをお忘れなく。私は事前に日本で申し込んだ外部の旅行会社のラマナイ遺跡ツアーに参加(約10,000円)高速モーターボートでジャングルの川をクルーズしながら、向かい仮面の神殿やハイテンプルといったマヤの重要な遺跡を観光。この日は港に戻るのがぎりぎりとなってしまい同じ船のツアー参加客と焦ったのも、今ではいい思い出だ。
クルーズ5日目
この日はホンジュラスのロアタン島に寄港、私は事前にツアーに申し込んでいなかったので港に着いた後タクシーと交渉し、一日$50でロアタン島東部の水上集落とマングローブ観光、その後は島内のダウンタウン観光へ。運よく親切なドライバーに当たったため途中絶景ポイントや地元の市場などにもよってもらい大満喫であった。
クルーズ6日目
最後の寄港地はメキシコのコスタマヤだ。ここでは港から徒歩10分のところに事務所のある旅行会社のツアーに参加。観光客もほとんどおらず神秘的な雰囲気のマヤ遺跡であった。遺跡に向かう途中パイナップルを売る屋台があり1$で新鮮なパイナップルを食べられるのでお勧めしたい。
クルーズ7日目
楽しいときが過ぎるのはアッというまで、もう最終航海日だ。この日にお勧めしたいのが船内の裏側見学ツアーだ。普段では見られないクルーの部屋やクルー用食堂。エンジンルーム、ギャレー、食品を保存する巨大な冷蔵庫を見学できる、最後にはブリッジで船長と写真をとれる。4時間ほどのツアーで参加費は100$だ、このツアーは16名限定なので早めの申し込みを勧める。最後の夜は寝るのが惜しかった。いよいよ明日下船だと思うと急に寂しくなってくる。
クルーズ8日目~帰国へ
最終日はデッキごとに下船のアナウンスがあるので、それまでゆっくりと朝食を食べ下船しよう。スーツケースは、前日の夜11時までに部屋の外に出しておく、ただし下船後スーツケースが出てくるまでかなりの時間がかかるので自分で持って降りた方が早いであろう。帰国のフライトは翌日の便が良いであろう、下船後大きな荷物をホテルに預けマイアミ観光を楽しみ翌日の早朝に帰国。今回三回目のクルーズであったが、今までで一番のクルーズであった。クルーのフレンドリーな対応といい、アメリカ船ならでは?の陽気な雰囲気も最高。この世の天国とはこの船のことではないかと思った。まさに夢のような旅行であった。担当日原さんには大変お世話になりました。次のクルーズ旅行もIACEトラベルで選びます。今後ともおよろしくお願いします。