エミレーツ航空で成田を出発し、ドバイ経由でバルセロナへ。 空港からはAerobusで終点のカタルーニャ広場へ向かいました。
前泊のホテルでチェックインしていたら、チェックアウトを済ませた外国の方が「これから観光ですか?これ残っているから使ってください。」というようなことを話し掛けてきて、緑色のチケットを渡そうとします。すぐにガイドブックで調べると、そのチケットはメトロなどに使える「Tarjeta-10(T-10)」という回数券で、後ろの刻印によるとあと2回(2人なら1回ずつ)使えるもののようです。チケットを受け取り、笑顔でお礼を言ってお別れしました。到着早々嬉しいプレゼントのおかげで思いがけずバルセロナのメトロを体験することができました。
宿泊したホテルは、ランブラス通りやグラシア通りにも近く、買い物やガウディの建築を見て歩くのにとても便利な場所にありました。 翌日は日曜日だったのでほとんどのお店がお休み。チェックアウトまで時間があったので、散歩がてら朝食を済ませて戻ってみると、ホテルの周辺にカタルーニャ独立派の人達が続々と集まってきていました。出国前のニュースで状況は知っていましたが、実際遭遇して驚きました。しばらく部屋から様子を見ていましたが、どんどん増える一方だったので、少し早めにチェックアウト。人混みを迂回して向かったタクシー乗り場も通行止めの影響でタクシーが来る気配なし…とりあえず港に近付こうと、ランブラス通りをコロンブスの塔目指して歩きました。途中でタイミングよく空車になったタクシーに乗ることができ、無事港へ。クルーズ船に乗り遅れたりしたら大変なので、余裕を持って行動することは大切だと実感しました。
今回訪れた寄港地の「マルセイユ」は大きな港町、「カンヌ」はまさにフレンチ・リヴィエラ!!クルーザーやヨットが沢山停泊していて、海沿いにステキなホテルやレストランが並ぶリゾート地という感じでした。
「リボルノ」ではショアエクスカーションで「ピサの斜塔登り」を体験。斜塔に入るとすぐに傾きを感じます。すり減ってツルツルになった階段をクラクラしながらグルグル登りました。ピサの街や奇跡の広場が見渡せる頂上からの眺めは最高でした。広場には色んなポーズで斜塔とトリック写真を撮ろうと奮闘している観光客が沢山いました。
「チビタベッキア」では案内所でもらった地図には載っていない、日本人ならではのスポットを見に行きました。 この旅行の前にたまたま食べた「支倉焼」というお菓子がきっかけで知った慶長遣欧使節団の「支倉常長の像」へ。港の外のシャトルバスストップから大通りを歩いていると右手にドーンと現れました。立ち止まって写真を撮っている観光客は私達くらいでしたが、すぐ見つけられて嬉しかったです。 そこからまたしばらく歩いてレイルステーションを超えてすぐ右に「日本人殉教者教会」があります。ここではめずらしい和服のマリア様のフレスコ画が見られました。 帰りの道端で1ユーロのマグネットを買ったら、手書きの領収証をくれました。こんなことは初めてでした。
「パルマ・デ・マヨルカ」では荘厳なカテドラルを見学した後、名物の「エンサイマーダ」を求めてブラブラ。ベーカリーにはシンプルなものからクリームやフルーツ入りのものなど色々ありました。クリーム入りを食べてみましたが、やさしい甘さで美味しいパンでした。店内にはお土産用の箱も沢山積んでありました。
バルセロナとパルマ・デ・マヨルカは横断歩道だけでなく歩行者用の信号機もあったので、道路が渡りやすかったな~と感じました。
エピック号では毎晩、英語版の船内新聞「フリースタイルデイリー」の他に日本語版も届けてくれました。一部のダイニングでは日本語メニューも用意されていました。
キャビンカテゴリーに応じて選べる特典から「アルティメット ビバレッジパッケージ」と「スペシャリティレストランパッケージ」を選びました。 飲み放題なのでマティーニバーやウイスキーバーでオシャレなドリンクを色々飲んでみました。有料日本食レストラン「ワサビ」はドリンクのみの利用もOKだったので、カウンターで日本酒カクテルを飲むことができました。 スペシャリティレストランの「モデルノ シュラスカリア」はブラジル名物シュラスコがたっぷり食べられます。焼き立てのお肉はもちろん、サラダバーも充実していてボリューム満点。美味しいカイピリーニャとの相性もバッチリです。
ランチには「オーシーハンズ」というパブレストランをよく利用し、ドラフトビールとチキンウィングの組み合わせが気に入って毎回注文しました。 奥には有料のボウリングコースやビリヤード台もありました。
アクアパークにはスライダーが3本あり、専用浮き輪を使うド派手な縞模様のスライダーが特に面白かったです。 クライミングウォールでは専用の靴とヘルメットを貸してくれるので、靴下さえ履いていれば気軽に楽しめます。全員ハーネスを付けるので小さな子供もチャレンジしていました。
大小あるステージで毎晩行われるショーもすごく良かったです。ミュージカルやダンス、歌に物まねとバラエティーに富んでいます。飽きないように配慮してなのか、歌のショーは曲や雰囲気を毎回変えたりするので何度でも楽しめます。
寄港地ではツアーに参加しなくても自分なりに色々見てまわることができ、終日航海日には船内を満喫できました。天気にも恵まれ大変有意義に過ごせましたので、またクルーズに行きたいなと思っております。
今回のクルーズでは船内精算でトラブルがあったのですが、帰国後にIACEトラベル様が力になって下さったので大変助かりました。心から感謝しております。