エジプトは、国土の95%が砂漠である。これは何度も記事に書いたが、ナイル川の
両岸をのぞいては、人の暮らす世界ではない。
上記トップ画像は、ピラミッドではなく、砂の作った自然のピラミッドである。
本日は、アスワンよりナセル胡のスーダン寄り、アブシンベルへ至る砂漠の蜃気楼の記録をアップする事にした。
毎年氾濫を繰り返すナイル川、その最終的決着が、近年のアスワンダム、アスワンハイダムであり。それまでは氾濫の川であった。
そのアスワンのダムより、ラムセス王朝の頃、エジプトの領土となった
アルシンベル地区までは、本当になにもない砂漠の連続であった。
よくこんな場所が道を作ったのものだと感心する。
時折見かけるのは、健康に悪い排煙を出すセメント工場だけであった。
しかし砂漠の中とは言え、大気汚染は賛成できない。
そんな中、この辺りは日々砂漠の蜃気楼が見えると言う。
車を止めて見る。
えっどこなのと思う。
わかり難いが、なにか水の上に、車がある様に見える。
この地には、小屋が立ち、ジュースやcoffeeも楽しめる。
なかなかカメラだと、蜃気楼はわかり難い。
こちらなら、どうだろう。
こちらはけっこうわかる。
写真でも水がありそうで、なにか小島の様の影が複数見える。
何枚か撮影した。
本当に、遠くにオアシスがあり水があり、なにかが浮かんでいる様に見える。
しかしカメラで、わかりにくい。右下は大きな「魚」みたいに見える。
これは相当はっきり撮影できた。これが幻か?
もう一つ。
かってこの幻に、何人の人間がだまされたのか?
行けども行けども、水は永遠にない。これが砂漠の蜃気楼である。
砂漠の砂は、きわめて細かい砂である。
蜃気楼と聞いたとき、時々みられるが、本日は見られないとそう思った。
そんなもの、みられるはずがない。そんな先入観だった。
しかしこうして、写真が証明でき、実際はもっと水がある様に見える。
いやいや怖いものとおもった。
このエジプトの記事は長く続きそう。初訪問地のテーベの都「ルクソール」の話は
まだ終わらない。少し前後していろいろな記事を順不動でアップしたい。
※なんとかINDEX貼り付け完了しました。
◆紀元前の神秘の息吹 エジプト悠久ナイル1人船旅航海インデックス
アブシンベルはまたの機会
。。
この蜃気楼凄いですね。
で実際その山のようなのはあるのでしょうか?
追いかけてみたいですね
昨夜テレビでエジプトのことをクイズにしてましたので見ました、
そしてこの記事でさらに氾濫と砂漠のすごさを実感できます。
> まっちゃん様
こんな蜃気楼初めてみました。多分追いかけても追いかけても出てこないで、過去オアシスと間違えて息絶えた人も数多くいた事でしょう。
やはり異常な世界です。
> ito*****様
世界不思議発見ですね。よくエジプト特集するクイズ番組ですね。そて帰国して番組見ると、やはり現実感が違いますし、「そうじゃないぞ」の部分もあります。
是非生涯一度、人類の文明のはじまり、ご覧いただきたいと思います。
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