さて今回の横浜発バンクーバーまでのクルーズは日本の本州沿いに北上し
北海道と青森に寄港し太平洋の北の方で横断しアラスカと氷河を訪ねるコースです。
2018年以降、いろいろな種類のクルーズ船がこのコースのクルーズをするようです。微妙に各社違いますが おおよそ、訪ねるところは似たり寄ったりです。
ですが、氷河に入る海峡が狭いのであまり大きな船は入れないし、規制もあるので
アメリカの船が、寄りそばまで連れて行ってくれるようです。
やはり、ハイライトは氷河をじかにいるということですので できるだけ近づきたいものです。
私たちは4月の末から5月初めに行きましたが、これを過ぎると
表がクルーズのシーズンが始まって、たくさんのクルーズ船がそのあたりを
航行するそうです。
この時期は とても空いていて アラスカの街のお店などまだ半分くらい空いていなかったりしました。
シーズン外れの軽井沢のような雰囲気ですね。
わたしたちの訪ねた辺りは3つほど氷河がありました。
この船は 寄港地のセミナーもたくさんあるし、船長の航行についての説明もとても
丁寧だし、動物を見られるときなども、こまめに船内放送で知らせてくれるので
そういうことを楽しみたい自分には本当に 楽しめるクルーズだったと思います。
白い点がハクトウワシです。。双眼鏡で見るとよくみえました。
季節はまだ浅いので、アラスカに近づいて、パッセージといわれる海峡部分に入ると
まだ、とても寒いです。
用意していったタイツにスパッツにスカート派なので、ペチコートとスカートをその上にはいてタートルネック2枚重ねてダウンコートきて、ニット帽かぶって、デッキに出なければ いられません。
もちろん船内はエアコンディショニングが効いて暖かですが、デッキ歩きするならさらにブーツはいて手袋も要りました。
夏場は涼しくてとても良いのが慮れるじょうきょうですね。
グレーシャーベイで氷河に接近した時は 雪交じりの雨のうえ風の強い日で気温は2度でした。
それでも 舳の普段入れない突端に乗客を入れてぐぐっとそばによって氷河を見せてくれます。
そのまえにも 近づいていくと海がだんだんシャーベット状になっていき、デッキで眺めていると、まるで爆弾が落ちてきたか、雷がたくさんなったような轟音が聞こえました。
それが、氷河の崩落音だったのです。
慌てて、船首に向かって、なんだか、みぞれのような ぐじゃぐじゃの雨の中
まっていると、突然、崩落するのが見られます。
そして、それもすごいのですが、その間停泊している この 6万トンもある船が
流れている氷河に推されてすこしずつ すこしずつ動くのです。
見ていると海面が動いているのもわかります。
わかってはいたけど、氷河は川で流れている実感を感じた瞬間です。
1時間強 停泊して静かに方向を変えて出発します。
天気が悪くてずっと外にいられず、逃げ込むと船内では暖かいグリーンピースのスープが、もらえます。
恒例のものらしく、それをのみながら みんなで 氷河すごいとちょっとした騒ぎです。
何度も来ている方もいらっしゃいましたが 何度見てもすごいそうです。
わたしもそう思います。
またぜひいきたいですね。
この 大イベントに行くまでに 太平洋横断が長くかかります。
日付変更線を超えるので、面白いことに2日同じ日があります。
たとえば、第1水曜と第2水曜があるわけです。
何だかお得感があります。
フォーレンダムでは エレベーターの中のカーペットに毎日の曜日が書いてあって
みんなで明日も同じ曜日なのだろうかと疑問に思ってましたが、
2日間、同じカーペットでした。
これいたずらして、数あるエレベーターごとに、違うふうにしたら面白いねと
冗談を飛ばしていましたが、毎日シーデイが続く場合はべんりですね。
横浜出港時に、天候が悪く、のって一晩あけても、横浜にいて横浜滞在が1日増えてしまった、今回の、旅でしたが、おかげで次の青森による時間がなく、パスしました。
寄港地税は返してもらいましたが、青森でご家族が乗船する予定だった方は大変だったようです。
航行の安全に配慮している証拠なので 仕方ないと思いますが、
予定は慎重にしないと、こういうハプニングはよくあります。
とにかくクルーズは安全性重視なので無理はしないということをよく理解して
ありがたくおもうほうがいいですね。
後の旅へごく平穏にバンクーバーまで行けました。
各寄港地のことはそれだけで別の記事にしたいと思っています。
それにしてもあの、崩落音と崩落シーンはぜひまた 体験したいと思います。
夏場のほうが 暑くて崩落しやすいらしいですが 人の少ない季節に静まり返った中で聞いた方が 格別感があるのではとおもいます。
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