いつも言うだけだ。
召使いか、あのAIの機械のように指示に従がわされている。
部屋に戻ってみたら一度フロアのバトラーにあらためて聞いてみよう。
バトラーも「空きが出たら・・・」と言っていた。
返事のないところを見ると「空きはない」と言う事なんだろう。
意外と冷たいバトラーの態度を妻に伝えると直接行こう!
・・・と言う。
なんと言う腹の据わったやつなんだ。
やっぱり男らしい。
保険のためにこの件を滝元さんに尋ねておいた。
彼曰く。
ラストオーダーの少し前に行けば席が空いているだろうから行ってしまえば何とかなる!と言う。
妻はそれを最後の手段と初めから承知の上だったようだ。
どうしてもあのベルサーチの「 皿 」の模様を我が物にしたいのだろう。
明日の8時にはこの船を下りないといけない。
現実の世界に戻らないといけない。
そのための荷造りを少しでもしておかないといけない。
ベットの上に広げられたスーツケースに確実に必要のないものをしまう。
来る時よりも荷物が少なくなっている。
レストラン「トスカーナ」のラストオーダーはPM9:00
さぁ、決戦の時は近づいた。
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