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やっとのことでクルーズ!名古屋発着にっぽん丸で金毘羅さんクルーズ②船内編

シリーズ  名古屋発着にっぽん丸で金毘羅さんクルーズ

日本のクルーズ船は料金が高級なので縁遠く、乗るのは専ら海外の大型クルーズ船が殆どで3代目にっぽん丸に乗船は就航した1990年以来の実に31年ぶりの乗船です。
海外旅行に出掛けられない現況では少し位料金が高くても運航している日本のクルーズ船に乗らないと始まりません。
同じコース(1/20~1/22)のクルーズに用意万端で行く予定でしたが、緊急事態宣言で中止となり、今回はそのリベンジです。

久しぶりのクルーズだった事もあり、たくさん写真を撮ったので、
①乗船編②船内編③食事編④寄港地観光編と分割して編集し、
本編はにっぽん丸金毘羅さんクルーズでの船内ウオッチングと船内で過ごした内容のレポートです。

久しぶりに味わう客船の香りと推進軸の振動音が実に心地良く、初日の夜は少し揺れましたが、揺りかごのように感じられ熟睡できました。
コロナ感染防止対応で乗船客数は制限された結果、乗船客と乗組員はほぼ同数の200名ずつで比率はラグジュアリー船並み。しかも乗組員は日本人が3割、7割は多国籍ではなくフィリピン人だけ。食事中以外はマスク着用が義務化され、検温や消毒に気をつけまくりでしたが、実に居心地が良いクルーズでした。


<1日目>
先ずは最上階(8階)のサンデッキへ
オレンジ色のファンネルがひときわ映えます。

続いて7階のホライズンラウンジへ
にっぽん丸一番の眺めでいつ来てもコーヒーが飲めてお気に入りの場所です。

ホライズンラウンジには双眼鏡、方向計が配置され、船長気分で前方の景色を楽しめる席があり、私の指定席となりました!?

6階ラウンジ『海』にあるミッドシップバー

講演会やカルチャー教室に使われるマーメイドシアター

にっぽん丸ギャラリーでは3代目にっぽん丸就航30周年を記念して、にっぽん丸に関する展示作家の作品が展示されていました。

2層式のドルフィンホール

3代目にっぽん丸の写真
上段が改装前、下段が改装後

寄港時に贈呈された記念楯の展示コーナー

改装されたeカフェ&ライブラリー
eカフェと言うだけあってテーブルの周りにはコンセントが贅沢に用意されています。

商船三井名誉船長の柳原良平さんが2008年に にっぽん丸に乗船した時に描いた絵画『南半球の星座たち』

2代目にっぽん丸(旧セブンシーズ)のモデルシップ

船上なのに紀勢本線特急くろしおの鉄道模型のジオラマも展示
昭和50年代には名古屋~新宮~天王寺間を特急くろしおが運行していた。

きっとクルーの誰かが鉄道ファンに違いない!

にっぽん丸進水式・1990(平成2)年3月8日
清子内親王殿下の支綱ご切断により進水。

仙田船長の紹介写真

にっぽん丸のデッキプラン、緊急避難時の案内図

ブティック『アンカー』にはにっぽん丸のグッズがいっぱい

クルーズの夜はドルフィンホールで音楽鑑賞
にっぽん丸ハウスバンドのアスール
さすがフィリピーノは音感が良い!

大阪商船時代のぶらじる丸、あるぜんちな丸も展示され販売もされているモデルシップ
上段は左から3代目にっぽん丸(改装後)、にっぽん丸(改装前)
下段は左から ぶらじる丸、2代目にっぽん丸、ふじ丸、あるぜんちな丸

ラウンジ『海』ではLPレコードプレーヤーで懐かしい昭和時代のLPレコードも聴かせてくれる。
クルーズディレクターの音楽的センスの賜物らしい!

船が大きく揺れた時には音が飛ぶこともあり、ハプニングも面白い。

加山雄三の『海その愛』をリクエストしました。
航海中の速度と『海その愛』のテンポが実に良く合い心地良い。

<2日目>
昨晩は荒天で揺れたのでプールにはシートが引かれていました。

明石海峡を反航していく名門大洋フェリー(新門司~大阪)のフェリーきたきゅうしゅうⅡ
<シップデータ>
総トン数:15,000トン、全長:183m、全幅:27m

追い抜いていくジャンボフェリーの こんぴらⅡ(神戸~小豆島~高松航路)
<シップデータ>
総トン数:3,664トン、全長:116m、全幅:20m

丸窓から通過する明石海峡大橋を眺める

ただいま東経135度。
明石市街の前を通過。

ダイニングや無料喫茶、バー、有料カフェ、ジムを利用する際は乗船証提示を求められ、記載されたQRコードを読み込み、万一有症者が発生した場合の追跡資料にされます。

ドルフィンホールで開催されたビンゴゲーム

ビンゴゲームでは幸運にもにっぽん丸オリジナルの焼酎『海』をGETしました!

暫く瀬戸内海クルーズを満喫

間もなく高松港に入港です。
にっぽん丸は2年前にグアムで接触事故を起こしたことがあるので、慎重な着岸準備態勢を取っており緊張感が漂ってきます。

先ずは1本のホーサー(係留ロープ)が岸壁のビット(係留鉄杭)方向に投げ込まれました。

ホーサーがビットにしっかりと括り付けられ岸壁で作業している人達の安堵感が伝わってきます。

後部でも着岸作業が行なわれています。
「高松城鉄砲隊」による入港歓迎の祝砲が一斉に鳴り響き盛り上がります。

6階のブリッジ・デッキでもにっぽん丸関係者が見守っています。

高松港に着岸作業をウイングで無事終えた船長と視線が合いました。

これから寄港地観光
バスに乗って金毘羅さんへ

金毘羅さん詣でして寄港地観光した後、高松港に戻って来ました。

岸壁では生演奏付きで見送りのセレモニー。

間もなく高松港を出港です。
風も出てきたので出港時にはタグボート2隻が出動
船首方向で牽引の とさ丸

目の前の高松シンボルタワーに昇りたかったのですが、見物できずじまいで残念です。

船尾方向で牽引のタグボートたまの

屋島の全景

小豆島フェリーの第二しょうどしま丸(高松~小豆島間を運航)とタグボート・たまの

高松の町が名残惜しい!

屋島の向こうに虹が出現!

寄港地観光を終えて夕食前にグランドバスで入浴。
海上でも大浴場で入浴できるのも日本客船ならでは。

グランドバスをこっそりと撮ろうとしているうちにレンズが曇ってしまいました。

夕食後は
和太鼓、尺八、三味線による『座・壱太郎』コンサート
パワフルな和太鼓と尺八と三味線のハーモニーが素敵でした。

6階のミッドシップバー

ミッドシップバーの日本酒や焼酎
夕食後コンサートの時間までここで飲むのが楽しみですが、1杯飲んで平均1,100円(税込)は高過ぎて何杯も飲む気になれません。

ディスコタイムといえどもコロナ対策でこんな感じで踊りますが、何となく盛り上がりません。

<3日目の朝>
伊良湖岬が見えたので7時頃デッキに出たらパイロットの船が近づいてきました。

パイロットがにっぽん丸に乗り移るのを確認。

左に神島、右に伊良湖岬

にっぽん丸の航跡を見ていたら後方に太平洋フェリーの『いしかり』を発見!

にっぽん丸のファンネルと航跡
後方には太平洋フェリーの『いしかり』が追尾

望遠レンズで捉えた太平洋フェリーの『いしかり』の雄姿

名港中央大橋と名古屋の町が見えてきました。

いつもは岸壁側で入港シーンを見守っていますが、今回は船上から港の景色を眺めます。

右舷のウイングでは水先案内人と船長が慎重に着岸の操船。
岸壁側にいる誰かが国際信号旗(UW旗)を掲揚してくれたので、にっぽん丸側もUW旗で返答したようです。

出迎えてくれた船友が岸壁から撮ってくれた写真(この中に私も写っています)。これで本クルーズもお仕舞。
2泊3日では短すぎる!
コロナが落ち着いて早く海外クルーズに出掛けられますように!

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