船会社のオプショナルツアーについて
船内で申込むオプショナルツアーは当然ながら現地での一般旅行客向けの観光バスに比べて安心なのだが高い。
自分の足で港周辺を歩き、公共交通機関を利用した方が出費を抑えられるしスリルがあり楽しいので、いつもはオプショナルツアーはあまり利用しないが、今回は中米周遊でローカルな寄港地が多く現地での交通機関利用を期待できないので、数ヶ所の寄港地で船内のオプショナルツアーを利用した。
HALのパナマ運河クルーズでの寄港地観光のこと
ホーランドアメリカラインのニューアムステルダムで行くパナマ運河クルーズの寄港地観光で不愉快な思いをした。 メキシコのリゾート地ウアトゥルコでの出来事。
船内のショアエクスカーションデスクで申し込んだツアーに参加したが、これが最悪だった。 昼過ぎから出発し、ガイドは桟橋から観光バス乗り場まで照りつける強い日差しの中をだらだらと歩かせた後、日陰もないような所で待たせっ放し。
観光バスはすぐには来ず30分位待ってやっと来た。見晴らしの良い高台や海岸へ連れて行ってくれた迄は良かった。ガイドはその後、飲み物が無料だと言ってパッとしない宝石店や土産物屋に連れて行き、店内で30分位滞在し買う気もない自分は退屈だった。
宝石の原石が採れる産地の宝石店ならともかく、やたら宝石店に連れて行くのも考え物である。そして市内を歩いて教会へ。見学した後また同じ宝石店に連れて行き、お腹が空いたというお客がいたので、今度は案内書に記載のないメキシコ料理店に行くと言う。
元々食事をする予定はなくこの時の時間は既に4時半。それからメキシコ料理店などに行ったら船には明るい内には戻れない。だらだらと歩かせた挙句同じ宝石店に2度行き、予定にないメキシコ料理店に行くというので、私は腹が立って船に帰ると言って、その後のツアーを放棄して自費でタクシーに乗って帰って来た。
HALの真摯な対応
あまりにも酷い内容で腹の虫が治まらないので、翌日ショアエクスカーションデスクへ行って酷かった内容を申し出た。この時、私の拙い英語力では言いたいことも満足には伝わらないと思い、良くなかった点を英文で箇条書きにして文書も用意して申し出に行った。 不満を申し出た翌日、ショアエクスカーションデスクから親展のレターが届いた。
内容を見てみると丁重なお詫びと今後の対処策について書かれていた。私の申し出を受けて部署内で討議した結果、今後は違うバス会社に変更し、ツアーを見直し案内書に記載通りの行程を心掛ける。そしてツアー代金の75%は返金すると記載されていた。1個人の苦情を真摯に受け止めてきちんと対応してくれて不満は解消しすっきりした。
ショアエクスカーションデスクが迅速かつ的確に対応してくれたことに感心すると共にホーランドアメリカラインとニューアムステルダムが益々好きになった。
mr. shibata
ナイス・フォローです。日本人は不満があっても中々文句を言わない、何故ですかね?地道にこのようなことをやらないと、品質は向上しないし、このような情報は船会社にとっても非常に大事だと思います。日本人のこのような対応は海外の船だけの話では無く、日本国内においても同じです。謙虚、控え目を尊ぶ日本人ですか?これが中国人、韓国人であったら大変です。添乗員ですら、このような事態に正確に対応している方は稀であると思います。これからもこのようなコメントは積極的に発信して行きましょう。
bart840さん こんにちは!
パナマ運河クルーズをお互いに同じ頃にしていたようですね。
現役時代は世界中を駆け回っておられたとの事だから英会話の心配もなくクルーズを楽しまれていると拝察します。私の場合現役時代は日本国内を駆け回っているような仕事だったので、英語は達者でなく苦労する事が多々あります。総じて日本人は英語が苦手なのでshyになってしまい不満があっても文句が言えないと思います。ニューアムステルダムでは船内のWi-Fiを手頃の料金で利用出来たので、意見具申する内容を事前にインターネットで調べて文書も持参していったので、上手く通じたと思います。
先日寄稿された『老人に優しいクルーズ船』に共感しています。ニューアムステルダムでも80歳以上の人や車椅子の人が一人で元気溌剌と乗船しているのを何人も見ましたし、介助犬も3匹乗船していました。特にアメリカは老人や弱者に優しい文化が根付いていると感じました。
同じようなクルーズ志向をしているようなので今後とも情報交換宜しくお願い致します。
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