映画に続いて、性懲りもなく....
映画ほど少なくはありませんが、やはり本も少ないです。
そんななか、新刊というわけではないのですが、つい先日、船に関する文庫本が
出版されました。いい機会なので、映画に続いて本もやってみようかという訳です。
1999年に出版された、
「ふりむけば飛鳥 浅見光彦世界一周船の旅」 内田 康夫写真・文
出版 : 徳間書店
サイズ : 四六判 / 209p
ISBN : 4-19-860962-4
税込価格 : \2,100 (本体 : \2,000)
ですが、すでに出版社には在庫なしという状態だったのですが、飛鳥Ⅱ効果なのか、
特に加筆修正されることもなく、徳間文庫版ででました。
「ふりむけば飛鳥 (徳間文庫)浅見光彦世界一周船の旅」
出版 : 徳間書店
サイズ : 文庫 / 215p
ISBN : 4-19-892390-6
税込価格 : \800 (本体 : \762)
一応、巻末には文庫版用のあとがきが加えられていますが、本文はそのままの様子。
某所で指摘されていた、幡野船長の出身高校の謎もそのまま....
中味はいうなれば写真つき乗船記なのですが、書いているのがベストセラー作家で
すから、ちゃんと読み物になっています(当たり前?...)。
まずは出版社の宣伝文句
『飛行機ぎらいの軽井沢のセンセが、ついに海外へ飛び出した。
なんと豪華客船による世界一周の旅!ムンバイ〜デュバイ〜イスタンブール〜
ベニス〜ニューヨーク…センセ夫妻の往くところ、なぜか事件が発生!?豪華
絢爛、抱腹絶倒の旅行記。』
内田氏いわく、
『飛行機による海外旅行には限度があるけれど、船には未知の可能性が満載されているはずだ』
なんだそうで。
目次構成は、旅の進展とともになっていて、
横浜〜ムンバイ
デュバイ〜イスタンブール
ベニス〜アゾレス
ニューヨーク〜横浜
対談 内田康夫×浅見光彦
という5部構成。
内田氏はなんとロイヤル・スイート利用。でもオチが付いていて、右舷だと思っていたのに
左舷側だったっていうあたりでもストーリーが組み立てられています。確かに西回りの世界
一周だと、右舷のほうが景色は良さそうな気はします....(^^;)
そういえば、飛鳥のワールド贔屓の橋田先生はいつも右舷だったような...
正直に言って、この本を読んでクルーズが解るかというと"?"が無数につくんですが、
「"飛鳥"のクルーズってどんな?」っていうことであれば、かなりよく解る本になってます。
内田氏は結局、本文でも書かれている飛鳥におけるある待遇が納得いかず、その後の2回の
ワールドクルーズは「ぱしふぃっくびいなす」で出かけられています。でも今度の飛鳥Ⅱの
ワールドには再び乗られるそうです。なんだかなぁ....
この航海で出来た曲が、本のタイトルと同じ「ふりむけば飛鳥」(Memories of Asuka)
って言う曲で、作詞が内田氏。作曲は 猪俣 猛氏になります。
猪俣 猛氏は、飛鳥船上でのエンターティナーとして乗船。
乗船のたびに、あらたに楽曲を創作するという活動を続けられているそうな。
このときのアルバムが
「飛鳥の思い出 1997年飛鳥ワールドクルーズ」
になります。収録は
猪俣猛(ds)青木弘武(p)荒川康男(b)高野正幹d(sax) 歌: ボブ田中
1 On the deck
2 Memories of Asuka
3 Take the "A" train
4 Someone to watch over me
5 On green dolphin street
6 Someday my prince will come
7 Yardbird suite
8 When you wish upon a star
9 Take five
10 ふりむけば飛鳥
全10曲
です。
乗客としての航海記ってよほど変わった船じゃない限り読む気がしないのですが話としては面白いのですか?それにしてもアルバムの曲が手垢のついたジャズやディズニーのスタンダードナンバーが多くを占めているのが情けないです。
他人の乗船記って、視点が違うので面白いと思ってます。新たな発見があったりするし。まぁ、参考にならない場合も多々ありますけどね。アルバムは乗客の年齢層を考えるとやむをえないのでは?
映画に続いて本ですか、ジャンルが段々広がりますね。 この間カラオケをしたら、飛鳥がでてきました。曲名は 「あこがれのハワイ航路」 でした。ずっと飛鳥の船内が映っていました。 他にもあるんでしょうかしら?
ネタは広げておかないとネタ切れになりそうなので...(^^;) カラオケに飛鳥ですか?むしろそのほうが珍しいような...フェリーはよく登場しますよね。次は映画に戻る予定です。邦画にしようと思ってます。
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