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客船が登場する映画 その12 「麗しのサブリナ」

シリーズ  書庫:客船の映画

敢えて説明を必要としないであろう、オードリー・ヘップバーンの名(?!)作映画ですが...
映画の後半、重要な小道具として大西洋横断航路の客船が使われます。
客船そのものの登場シーンとしては、ハドソン川を航行する船を写すシーンと、エンディング
でのデッキのシーンのみなんですが....
窓から見える航行シーンは個人的にかなり好きな絵です。

公開: 1954年 製作: パラマウント・スタジオ 監督: ビリー・ワイルダー 原作: サミュエル・テイラー 脚本: ビリー・ワイルダー、サミュエル・テイラー 撮影: チャールズ・ラングJr 音楽: フレデリック・ホランダー 出演: オードリー・ヘプバーン、ハンフリー・ボガート、ウィリアム・ホールデン

【あらすじ】
大富豪ララミー家のお抱え運転手の娘サブリナは、一家の次男でプレイボーイのデヴィッド
に憧れているが、彼は子供じみたサブリナには見向きもしない。彼女はパリに花嫁修行の旅
に出て、洗練された大人の女性となって帰国する。デヴィッドはそんなサブリナに夢中にな
り、堅物の兄ライナスは一家の将来を守るため2人の恋愛を阻止しようとするが、彼もまた
サブリナの魅力に惹かれてゆく。

【コメント】
映画としては賛否両論の作品ですが、ジバンシーの発掘も含め、ファッション界には
多大な影響を与えた作品というのは間違いの無いところでしょう。

1995年に、ハリソンフォード、ジュリア・オーモンドの主演でリメイクされていますが
こちらの方は見ていません。どなたかご存知でしたらコメントお願いします。
時間があればビデオレンタルしてみようと思っているのですが....

【登場する客船】
French Lineの客船、「リベルテ(LIBERTE)」がその船です。
この船もなかなか数奇な運命を辿った船といえるでしょうね。
この5万トン近い客船は、もともとは"Norddeutsche Lloyd"という船社の「EUROPA」として
1930年に就航。1932年には、2000人の乗客を乗せ、シェルブールからニューヨークまで、
4日と15時間56分という所要時間で見事ブルーリボンホルダーになっています。
完全な状態であれば29ノットで走り続けられたそうです。
その後、軍事転用などを受けて、第二次大戦後、米軍に接収。その後改修されて、
1950年にFrench Lineの「リベルテ」となりました。
映画が1954年製作ですから、まさにリベルテとして油の乗っている頃のタイミングだった
のではないでしょうか。
この船の後継が、現ノルウェーである「フランス」なんですね。
この「フランス」の就航をもって「リベルテ」は引退。1961年にスクラップとなりました。
映画ではニューヨーク〜パリとなっていますが、リベルテが実際に就航していたのは、
ニューヨーク〜サザンプトン航路でした。

船内の様子などは、こちらのサイトが詳しいです。
http://uncommonjourneys.com/pages/liberte/premiere.htm

P.S.
リメイク版、レンタル屋さんで借りてみました。
客船は登場しませんね。やはり飛行機になってました。
まぁコンコルドが出てくるので、ある意味貴重かも...

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